
アメコミでもトップクラスの有名キャラ「スパイダーマン」。
これまでに単独映画がいくつも作られ、2016年からはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にも登場してますます大活躍中!
この記事では、2021年1月時点で公開されている8本のスパイダーマン映画化作品について、それぞれに登場した敵キャラ(ヴィラン)の強さや特徴を一覧にしてご紹介します。
最強なのは一体どの敵キャラ(ヴィラン)なのか?
「前に観たけど忘れてしまった」という方もぜひこちらでチェックしていってください!
※記事の性質上ネタバレを含みますので未鑑賞の方はご注意ください。
目次
スパイダーマン映画の敵キャラ(ヴィラン)を知る前に、スパイダーマン全シリーズをおさらい!

『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/スパイダーマン © 2013 - CTMG.
スパイダーマンの映画シリーズで押さえておくべきなのは、“映画シリーズ 3つ”+アニメ映画の『スパイダーバース』。
映画シリーズはそれぞれ独立したシリーズであり、「サム・ライミ版」、「アメイジング・スパイダーマン」、「MCU版」の3つがあることを認識していればOK!
ここからはそれぞれのシリーズの特徴を簡単にまとめておきます。
サム・ライミ版スパイダーマンシリーズ(2002~2007年)

『スパイダーマン2』(2004)/スパイダーマン © 2004 Columbia Pictures Industries, Inc.
サム・ライミ版スパイダーマンシリーズは3部作。
『スパイダーマン』(2002)、『スパイダーマン2』(2004)、『スパイダーマン3』(2007)、となっています。
初めて映画化されたスパイダーマン作品であり、スパイダーマンといえば「サム・ライミ版」を挙げる人も多い古典シリーズ。
スパイダーマンを演じているのはトビー・マグワイア。
おっとりした性格がコミックとは異なるものの一躍人気キャラになりました。
アメコミ映画がメジャーではなかった時代に成功をおさめた、草分け的シリーズの一つです。
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(2012~2014年)

『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/スパイダーマン © 2013 - CTMG.
このシリーズは、『アメイジング・スパイダーマン』(2012)、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)の2作品。
「サム・ライミ版」の3部作が完結したのちに、アンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマン役で主演しリブート(※設定リセットして新シリーズの開始)されました。
2作目で打ち切りになっているということから、評価は芳しくないというのが通説。
ですが、娯楽大作として普通に楽しめます。
また著名女優 エマ・ストーンがヒロインを演じており、キャスト的にも豪華なシリーズです。
MCU版スパイダーマンシリーズ(2017年~継続中)

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)/スパイダーマン © 2017 CTMG, Inc.
スパイダーマンの映像化権を持っていたソニーと、マーベルとの提携により、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場できることになったスパイダーマン。
トム・ホランドが演じるスパイダーマンは、まず『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)にゲスト出演。
その後MCU版としてもスパイダーマンの単独シリーズが作られることになりました。
単独シリーズは、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)の2作品。
これまでのスパイダーマンシリーズとは違って、MCUと完全にタイムラインを共有しているので、MCUの他映画作品もあわせて鑑賞しておく必要があるシリーズです。
(番外)長編アニメーション『スパイダーバース』(2018年)

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/登場した複数のスパイダーマンたち ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)は、2018年に公開された約2時間の長編アニメ映画。
スパイダーマン(ピーター・パーカー)の意志を継いだ少年 マイルス・モラレスが主人公です。
異次元からやってきたスパイダーマンたちが多数集合する作品となっています。
スパイダーマン映画史上最強の敵は?全敵キャラ(ヴィラン)のプロフィール、出演俳優をチェック
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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)/ミシェル・ジョーンズ(MJ)とスパイダーマン © 2019 CTMG, Inc.
それでは全シリーズの敵キャラ一覧をチェックしていきましょう!
下記の順にご紹介いたします。
スパイダーマン映画の敵キャラ一覧
【サム・ライミ版スパイダーマンシリーズ】
登場作品 | 総合的な強さ | 邪悪度 | 力の強さ | 頭脳派 | |
グリーン・ゴブリン | 『スパイダーマン』(2002) | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
ドクター・オクトパス | 『スパイダーマン2』(2004) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ニュー・ゴブリン | 『スパイダーマン3』(2007) | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
サンドマン | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | |
ヴェノム | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
登場作品 | 総合的な強さ | 邪悪度 | 力の強さ | 頭脳派 | |
リザード | 『アメイジング・スパイダーマン』(2012) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
エレクトロ | 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
グリーン・ゴブリン | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | |
ライノ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
【MCU版スパイダーマンシリーズ】
登場作品 | 総合的な強さ | 邪悪度 | 力の強さ | 頭脳派 | |
バルチャー | 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017) | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
ミステリオ | 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019) | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
キングピン/ウィルソン・フィスク
プラウラー/アーロン・デイヴィス
ドクター・オクトパス/オリヴィア・オクタヴィアス
トゥームストーン/ロニー・トンプソン・リンカーン
スコーピオン/マック・ガーガン
グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーン
サム・ライミ版スパイダーマンシリーズの敵キャラ(ヴィラン)
グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン 俳優:ウィレム・デフォー

『スパイダーマン』(2002)/グリーン・ゴブリン © 2007 Marvel/Sony
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『スパイダーマン』(2002)/ノーマン・オズボーン(グリーン・ゴブリン) © 2007 Marvel/Sony
登場作品 | 『スパイダーマン』(2002) |
総合的な強さ | ★★☆☆☆ |
邪悪度 | ★★☆☆☆ |
力の強さ | ★★★☆☆ |
頭脳派 | ★★★☆☆ |
『スパイダーマン』(2002)のメインヴィラン。
オズコープ社の社長。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)の一番の親友であり恋敵であるハリー・オズボーンの父親。
増強剤で強化された体+戦闘用ギミックを使って戦うヴィランです。
緑色のコスチュームと、グライダーに乗って飛び回るのが特徴。
ノーマン・オズボーン(グリーン・ゴブリン)はピーター・パーカーとも知り合いであり、学業優秀なピーターを普段から褒めています。
ノーマン・オズボーンは、上手くいっていなかった増強剤の完成をいそぐあまり、自ら被験者となって増強剤を吸引し、強化された体に変異。
精神もむしばまれ、ヴィラン「グリーン・ゴブリン」ともともとのノーマン・オズボーンの二重人格のような状態になります。
自分の会社であるオズコープ社から追放されると言い渡されたことに怒り、自社の役員たちを全員殺害。
また、強力な力を持つスパイダーマンの存在に気づき、執着。
スパイダーマンの関係者(メイおばさんやメリー・ジェーン(MJ))を襲います。
当初はグリーン・ゴブリンとしての犯罪・殺人の記憶がありませんでしたが、グリーン・ゴブリンの人格に話しかけられて以降は自身が起こした殺人行為に気づき、その後次第に人格はグリーン・ゴブリンのほうに統合されていきます。
ドクター・オクトパス/オットー・オクタビアス 俳優:アルフレッド・モリーナ

『スパイダーマン2』(2004)/ドクター・オクトパス © 2004 Columbia Pictures Industries, Inc.
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『スパイダーマン2』(2004)/オットー・オクタビアス(ドクター・オクトパス) © 2004 Columbia Pictures Industries, Inc.
登場作品 | 『スパイダーマン2』(2004) |
総合的な強さ | ★★★★☆ |
邪悪度 | ★★★★☆ |
力の強さ | ★★★★☆ |
頭脳派 | ★★★☆☆ |
『スパイダーマン2』(2004)のメインヴィラン。
前作に引き続き、人格を乗っ取られているような状態のヴィランです。
自身の脊髄と神経接続されている、邪悪な人工知能をもつ4本のロボットアームが特徴。
アームはかなり強いですが本体部分は普通の人間のままです。
オットー・オクタビアスは、新たな発電システムを発明するため、核融合装置(人工太陽)を製作している科学者。
発明の成功にとりつかれているマッドサイエンティストです。
ノーマン・オズボーン亡きあとハリー・オズボーンが社長になったオズコープ社と提携し、研究をしています。
オットー・オクタビアスはハリー経由で紹介され、ピーターとも知り合いに。
製作した核融合装置(人工太陽)は人間の体では操作できないため、実験作業用に特殊アーム(自分の脊髄と接続、アームそれぞれに人工知能を搭載)を作りました。
しかし実験は失敗。制御不能になり、アームの人工知能に精神を乗っ取られた結果、ヴィラン「ドクター・オクトパス」になってしまいます。
もとはそこまでの悪人ではありませんでしたが、アームから洗脳を受け完全にヴィランとなり、ハリー(※)との取引でスパイダーマンを狙ったり、さらに強力な人工太陽装置をつくり街ごと破壊しようとします。
(※ハリーはスパイダーマンのせいで父親(グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン)が死んだ、と認識しています。)
ニュー・ゴブリン/ハリー・オズボーン 俳優:ジェームズ・フランコ

『スパイダーマン2』(2004)/スパイダーマンとハリー・オズボーン © 2004 Columbia Pictures Industries, Inc.

『スパイダーマン3』(2007)/ニュー・ゴブリン © 2007 Marvel/Sony
登場作品 | 『スパイダーマン3』(2007) |
総合的な強さ | ★★★☆☆ |
邪悪度 | ★☆☆☆☆ |
力の強さ | ★★★☆☆ |
頭脳派 | ★☆☆☆☆ |
『スパイダーマン3』(2007)に登場するヴィランのひとり。
ですが、ラストでは味方になりスパイダーマンを救います。
ハリー・オズボーンは第1作『スパイダーマン』(2002)から登場しているピーター・パーカー(スパイダーマン)の高校の同級生であり親友。
ノーマン・オズボーンからオズコープ社を継ぎ、社長に。
ニュー・ゴブリンは、グリーン・ゴブリンと同様、増強剤で強化されており、緑色のコスチュームとグライダー、戦闘用ギミックが特徴。
父親(グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン)のかたきをうつため、スパイダーマンを殺そうとします。
ハリー・オズボーンは第1作『スパイダーマン』(2002)の時点で、父親はスパイダーマンに殺された、と認識。
(実際には、グリーン・ゴブリンはスパイダーマンへの攻撃を自ら受けて自滅しています。)
第2作『スパイダーマン2』(2004)ではスパイダーマンを恨んでおり殺そうとしましたが、スパイダーマンの正体が親友のピーターと知り、結果的に殺せず。
ただしピーターとの関係もすでに悪化していました。
(以前からピーターはスパイダーマンをかばっている、と感じていたことと、ピーターの方が父親やメリー・ジェーン(MJ)から好かれている、という嫉妬のため。)
そして『スパイダーマン2』(2004)のラストで「ニュー・ゴブリン」になることが示唆され、第3作『スパイダーマン3』(2007)でついにニュー・ゴブリンとして初登場。
『スパイダーマン3』(2007)では、スパイダーマンとの戦闘によって一時記憶喪失になり過去の事件や確執をすべて忘れるシーンも。(ただしその後記憶が戻ります。)
サンドマン/フリント・マルコ 俳優:トーマス・ヘイデン・チャーチ

『スパイダーマン3』(2007)/サンドマン © 2007 Marvel/Sony
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『スパイダーマン3』(2007)/フリント・マルコ(サンドマン) © 2007 Marvel/Sony
登場作品 | 『スパイダーマン3』(2007) |
総合的な強さ | ★★★★★ |
邪悪度 | ★★☆☆☆ |
力の強さ | ★★★★★ |
頭脳派 | ★☆☆☆☆ |
『スパイダーマン3』(2007)に登場するヴィランのひとり。
実体をもたない砂の生命体です。
フリント・マルコは、スパイダーマンの育ての父であるベンおじさんを殺した真犯人。
服役中でしたが脱獄し、逃走中に粒子物理研究所の巨大な実験装置のなかに転落。
砂を用いた物理実験に巻き込まれ、体が砂の塊として蘇生し「サンドマン」に。
エディ・ブロックJr.(ヴェノム)に共謀を持ち掛けられ、スパイダーマンやメリー・ジェーン(MJ)を追い詰めます。
サンドマンは、実体化するときには自由に姿を変えることができ、超巨大化したり、砂嵐として空中移動も可能。
もとのフリント・マルコの見た目に戻ることもできます。
ラストではベンおじさん殺害の件についてスパイダーマンに弁解しました。
ヴェノム(スパイダーマンのスーツ、エディ・ブロックJr.(俳優:トファー・グレイス))

『スパイダーマン3』(2007)/ヴェノム © 2007 Marvel/Sony
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『スパイダーマン3』(2007)/スパイダーマン(シンビオート寄生) © 2007 Marvel/Sony

『スパイダーマン3』(2007)/エディ・ブロックJr. © 2007 Marvel/Sony
登場作品 | 『スパイダーマン3』(2007) |
総合的な強さ | ★★★★☆ |
邪悪度 | ★★★☆☆ |
力の強さ | ★★★★★ |
頭脳派 | ★★★☆☆ |
2018年に単独映画『ヴェノム』(2018)が公開されたヴィラン、ヴェノムの初登場は『スパイダーマン3』(2007)。
宿主に寄生する宇宙生命体「シンビオート」(ヴェノム)が、スパイダーマンのスーツを介してピーター・パーカーに寄生、その後エディ・ブロックJr.に寄生しました。
隕石に付着して地球に墜落したシンビオートは、近くにいたピーター・パーカーについていきスパイダーマンのスーツに浸潤。
スーツの外観は黒色に変わり、それ以降スパイダーマン(ピーター・パーカー)は攻撃性が増してアグレッシブな性格になり、トラブルを引き起こします。
そのうち寄生が進みスーツが体から取れない状態になりましたが、鐘の音(※)が響く教会でなんとか引きはがすことに成功。
(※このときピーターはまだ気づいていませんでしたが、シンビオートは特定の周波数の音に弱いのです。)
ピーターが無理やりスーツを剥がしたときにシンビオートが階下に落ちていき、そこにいたエディ・ブロックJr.の体に寄生してしまいます。
エディ・ブロックJr.は、シンビオートに侵されていたピーター・パーカーと当時揉めていた(※)人物であり、仕返しのためサンドマンと共謀しスパイダーマンやメリー・ジェーン(MJ)を追い詰めます。
(※カメラマンであるエディ・ブロックJr.はスパイダーマンを撮影した写真を売り込み、新聞社の社員に就職が決まっていましたが、写真が偽物であることをピーターがバラしたことでクビになっていました。)
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズの敵キャラ(ヴィラン)
リザード/カート・コナーズ博士 俳優:リス・エヴァンス

『アメイジング・スパイダーマン』(2012)/リザード © 2012 - Columbia Pictures Industries, Inc.
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『アメイジング・スパイダーマン』(2012)/カート・コナーズ博士(リザード) © 2012 - Columbia Pictures Industries, Inc.
登場作品 | 『アメイジング・スパイダーマン』(2012) |
総合的な強さ | ★★★★☆ |
邪悪度 | ★★★★☆ |
力の強さ | ★★★★☆ |
頭脳派 | ★★★★☆ |
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)のメインヴィラン。
オズコープ社の科学者。
爬虫類に心酔している爬虫類学者、遺伝子交配技術の研究者。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)の亡き父親の共同研究者であり、かつてはクモを用いた遺伝子交配を研究していました。
片腕が欠損しており遺伝子治療で治そうとしています。
父の遺品からカート・コナーズ博士のことを知ったピーターは、オズコープ社のインターンに参加し研究に協力するなどして知り合いに。
その流れでピーターは父親が研究していた数式を教えてしまい、遺伝子交配をもたらす薬品が完成してしまいます。
カート・コナーズ博士はオズコープ社の重役から研究成果をせかされており、クビにすると脅されことで自身に薬品を投与。
欠損していた腕は再生したものの、そのまま巨大なトカゲ「リザード」に変身してしまいます。
薬が切れると元に戻ってしまうため、そのたびに薬を投与、ヴィラン「リザード」に変身し暴走します。
自らと同様に、人をトカゲに変えてしまう毒ガス兵器も持っており、オズコープ社にある装置を使ってニューヨーク中に散布しようと計画。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)はリザードを誕生させてしまったことに責任を感じ、リザードと対決します。
エレクトロ/マックス・ディロン 俳優:ジェイミー・フォックス

『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/エレクトロ © 2013 - CTMG.
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『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/マックス・ディロン(エレクトロ) © 2013 - CTMG.
登場作品 | 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) |
総合的な強さ | ★★★★☆ |
邪悪度 | ★☆☆☆☆ |
力の強さ | ★★★★★ |
頭脳派 | ★★☆☆☆ |
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)に登場するヴィランのひとり。
オズコープ社の電気技師。
路上で偶然事件に巻き込まれ、スパイダーマンに助けられて以来、それまで周囲に無視されていた反動から、スパイダーマンの熱狂的なファンに。
オズコープ社の電力システムの修理中に、電気コードを掴んだまま電気ウナギの水槽に落ち、電気を操るヴィラン「エレクトロ」に変身してしまいます。
青白い体と、電撃をはなつ攻撃が特徴。
電気として実体のない姿になることも可能であり、電力系統を伝って移動することもできます。
また、電気をエネルギー源に力が増大させることも可能。
特殊な能力ではじめは世間の注目を集めましたが、その注目はすぐにスパイダーマンにかっさらわれ、スパイダーマンを恨むことに。
ニューヨーク中を停電させ、電撃で破壊したり、ハリー・オズボーンと共謀してスパイダーマンと戦闘を繰り広げました。
グリーン・ゴブリン/ハリー・オズボーン 俳優:デイン・デハーン

『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/グリーン・ゴブリン © 2013 - CTMG.
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『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/ハリー・オズボーン(グリーン・ゴブリン) © 2013 - CTMG.
登場作品 | 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) |
総合的な強さ | ★☆☆☆☆ |
邪悪度 | ★☆☆☆☆ |
力の強さ | ★★☆☆☆ |
頭脳派 | ★★★☆☆ |
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)に登場するヴィランのひとり。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)の幼馴染であり、ノーマン・オズボーン(オズコープ社の社長)の息子。
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)の冒頭でノーマン・オズボーンが死亡し、ハリーがオズコープ社を継ぎ社長に。
また父の死の間際に、父の病気は遺伝性で、ハリー自身もまもなく死ぬだろうと聞かされます。
「強力な遺伝子交配に成功したスパイダーマンの血液は遺伝子治療に使える」、 「スパイダーマンの血液を自分に投与すれば病気が治る」と考えたハリーは、スパイダーマンの写真を撮影していたピーター(※)にスパイダーマンに会わせてくれと依頼。(※この時点ではスパイダーマンの正体が親友のピーターだと知りません。)
ピーターは、かつてのリザードのような危険は再び冒すまいと、その提案を拒否します。
絶望したハリーですが、処分されたはずのクモの毒液がまだ保管されていると部下に教えられ、それを入手することに。
エレクトロと共謀しオズコープ社の機密倉庫に侵入、クモの毒液を注射し「グリーン・ゴブリン」に変身しました。
コスチュームやグライダーは、同じく機密倉庫に保管されていたものを使用。
最終的にはスパイダーマンがピーターだと気づき、提案を拒否された復讐のため戦闘、結果的にピーターの恋人グウェン・ステイシーを死亡させました。
ライノ/アレクセイ・シツェビッチ 俳優:ポール・ジアマッティ

『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/ライノ © 2013 - CTMG.
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『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)/アレクセイ・シツェビッチ(ライノ) © 2013 - CTMG.
登場作品 | 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) |
総合的な強さ | ★★☆☆☆ |
邪悪度 | ★★★☆☆ |
力の強さ | ★★★☆☆ |
頭脳派 | ★☆☆☆☆ |
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のラストに少しだけ登場するヴィラン。
サイのような装甲の戦闘スーツに身を包んだヴィランです。
事件後、拘束されていたハリー・オズボーン(グリーン・ゴブリン)は、オズコープ社の技術を使って新たなヴィランをつくりだす計画を始動しており、その最初の被験者がこのアレクセイ・シツェビッチ。
アレクセイ・シツェビッチは『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)冒頭でスパイダーマンに捕まっていた犯罪者であり、ハリーの手引きで脱獄し、戦闘スーツに乗り込んで戦うことに。
MCU版スパイダーマンシリーズの敵キャラ(ヴィラン)
バルチャー/エイドリアン・トゥームス 俳優:マイケル・キートン

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)/バルチャー © 2017 CTMG, Inc.
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『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)/エイドリアン・トゥームス(バルチャー) © 2017 CTMG, Inc.
登場作品 | 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017) |
総合的な強さ | ★★☆☆☆ |
邪悪度 | ★★☆☆☆ |
力の強さ | ★★☆☆☆ |
頭脳派 | ★★★☆☆ |
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のメインヴィラン。
大型の翼を搭載したパワードスーツを着て、宇宙由来の技術を使った武器を使用しています。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でのアベンジャーズへの協力以降、トニー・スターク(アイアンマン)に実力を認められたがっていたピーターは、日夜周辺地域での自警活動を行うなか、宇宙の技術を使った武器を所持している犯行グループと出くわします。
その武器を開発している武器商人のリーダーが、エイドリアン・トゥームス(バルチャー)。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)が片思いしている同級生 リズ・トゥームスの父親でもあります。
エイドリアン・トゥームスは、アベンジャーズの戦闘現場で残骸を入手して武器に流用、以降も残骸を盗んでは武器を開発し売っていました。
スパイダーマンは、バルチャー(エイドリアン・トゥームス)が輸送機から地球外物体を盗もうと企んでいることに気づき、なんとか止めようとします。
ミステリオ/クエンティン・ベック 俳優:ジェイク・ジレンホール

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)/ミステリオ © 2019 CTMG, Inc.
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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)/クエンティン・ベック(ミステリオ) © 2019 CTMG, Inc.

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)/ロンドンに出現したエレメンタルズ © 2019 CTMG, Inc.
登場作品 | 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019) |
総合的な強さ | ★★☆☆☆ |
邪悪度 | ★★★☆☆ |
力の強さ | ★★☆☆☆ |
頭脳派 | ★★★★☆ |
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)のメインヴィラン。
トニー・スターク(アイアンマン)を恨んでいる、スターク・インダストリーズの元社員。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でトニー・スタークがプレゼンに使用していた技術「B.A.R.F.」の開発者。
自身が開発したシステムをトニーに「B.A.R.F.」(ゲロ、という意味)と名付けられクビにされて以来、復讐を計画。
サノスの指パッチン事件を利用し、「地球が滅ぼされた別アースから来た」、「エレメンタルズ(※)と戦って人々を救っている」と大衆に信じこませ、アイアンマンに代わる新たなヒーローとしてあらゆる権力を握ろうとしています。
(※ミステリオたちがでっち上げた架空の4体の怪物/ヴィラン。)
ミステリオたちは「B.A.R.F.」(3Dホログラム投影システム)と武装ドローンを使って、エレメンタルズが町に現れたかのように見せかけていますが、全てフェイク。
ミステリオがエレメンタルズと戦闘しているように見えるのも、すべて、用意してある映像を3D再生しているだけです。
ミステリオはさらなる力を得ようと、スパイダーマンがトニー・スタークから受け継いでいたメガネ型のAI「E.D.I.T.H.」(イーディス)を奪いますが、その後スパイダーマンにミステリオの設定が全て嘘だとばれてしまい、口封じのためスパイダーマンを狙います。
(番外)長編アニメーション『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の敵キャラ(ヴィラン)
キングピン/ウィルソン・フィスク

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/キングピン ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)のメインヴィラン。
ニューヨークの裏社会を牛耳っている人物。
巨体と怪力が特徴の人間。
死んだ妻と娘を取り戻すために、異次元との扉を開く危険な加速器実験をしており、そのせいでマルチバースとの繋がりが発生してしまいます。
プラウラー/アーロン・デイヴィス

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/プラウラー ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
キングピンの部下。
紫色のコスチュームとかぎ爪が特徴。
正体は、主人公であるマイルス・モラレスの叔父、アーロン・デイヴィス。
ドクター・オクトパス/オリヴィア・オクタヴィアス

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/ドクター・オクトパス ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
キングピンの部下の女性科学者として登場。
背中から生える4本のアームが特徴。
キーアイテムである加速器の開発者です。
トゥームストーン/ロニー・トンプソン・リンカーン

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/トゥームストーン ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
キングピンの部下として少しだけ登場。
ほぼ普通の人間の見た目で、顔色の悪いヴィラン。(設定ではアルビノ)
スコーピオン/マック・ガーガン
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『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/スコーピオン(中央) ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
キングピンの部下として少しだけ登場。
機械の尻尾と脚を操る、サソリの見た目をしているヴィラン。
グリーンゴブリン/ノーマン・オズボーン

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)/グリーンゴブリン ©Sony Pictures Animation - 2018 CTMG, Inc.
序盤の戦いで一瞬登場。
巨体と翼を持つ緑色の悪魔のような姿で登場します。
原作コミックとの違いを比較!敵キャラ(ヴィラン)の設定の違いは?

『スパイダーマン2』(2004)/スパイダーマンとメリー・ジェーン(MJ) © 2004 Columbia Pictures Industries, Inc.
ここからは、映画シリーズに登場した主なヴィランたちの設定に、原作コミックとの違いはあるのか?について簡単にまとめていきます。
下記の順にご紹介します。
・グリーン・ゴブリン
サム・ライミ版の『スパイダーマン』(2002)および『スパイダーマン3』(2007)(※)、さらに『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)にも登場している最も有名なスパイダーマンのヴィラン。(※ニュー・ゴブリンという呼称で登場)
オズコープ社の社長であること、実験の失敗でヴィランに変身してしまうことなど設定はほぼコミックと同じ。
コミックでは、ノーマン・オズボーンが初代グリーン・ゴブリン。
息子のハリー・オズボーンが二代目グリーンゴブリンです。
・ドクター・オクトパス
サム・ライミ版『スパイダーマン2』(2004)のメインヴィラン。
グリーン・ゴブリンと並ぶ、スパイダーマンの宿敵キャラ。
「放射性物質取り扱いのための4本のアームが外れなくなってしまった」という特徴は映画とコミックで共通。
ですが、原作コミックでは映画版と違って「アームの人工知能に支配されている」という要素はありません。
コミックでは、「シニスター・シックス」(※)というヴィランチームのリーダー。
(※その他のメンバーは、ミステリオ、エレクトロ、クレイヴン・ザ・ハンター、サンドマン、ヴァルチャー。)
・ヴェノム
サム・ライミ版『スパイダーマン3』(2007)に登場。
単独映画『ヴェノム』(2018)も公開されている人気キャラクターです。
とくに単独作が公開されて以来、エディ・ブロックにシンビオートが寄生したアンチヒーローとしての「ヴェノム」が、最も広く知られているヴェノムのイメージ。
『スパイダーマン3』(2007)でもエディ・ブロックにシンビオートが寄生し一応「ヴェノム」が誕生しますが、ほぼ活躍しません。
『スパイダーマン3』(2007)に登場していたスパイダーマンの黒色のコスチューム(※ヴェノムが浸潤したスパイダーマンスーツ)は、コミックでの「エイリアン・コスチューム」が元ネタ。
・バルチャー
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のメインヴィラン。
「アベンジャーズの戦闘の残骸を…」というあたりなど、ほぼ完全に映画オリジナル設定になっています。
コミックでは犯罪に目覚めた発明家。
・サンドマン
『スパイダーマン3』(2007)に登場。
砂の上で物理実験に巻き込まれる、というオリジンストーリーは共通。
コミックでは、「サンドマンがベンおじさんを殺害した」という設定はありません。
・リザード
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)のメインヴィラン。
「爬虫類の研究者」、「腕の再生のために薬を投与し失敗して変身してしまう」、など基本設定は映画とコミックで共通。
映画版では、「オズコープ社に所属」、「ピーター・パーカー(スパイダーマン)の父親の、かつての共同研究者」という設定が追加。
また、サム・ライミ版の『スパイダーマン2』(2004)、『スパイダーマン3』(2007)に登場していたピーター・パーカーが通う大学の教授もカート・コナーズ博士(※のちのリザード)です。(シリーズが続けばリザードとして登場予定でした。)
・エレクトロ
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)に登場するヴィラン。
エレクトロはコミックでは、電気工事中の落雷事故が原因で誕生するヴィラン。
電気ウナギの水槽に落ちるのは映画オリジナル設定です。
コミックではオズコープ社ともとくに関係ありません。
・ミステリオ
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)のメインヴィラン。
ミステリオは、コミックでは映画撮影の特殊効果の技術者。
アイアンマンとの関連要素はMCU版オリジナル設定。
スパイダーマン映画、2021年以降の公開予定は?どんな敵キャラが登場する?
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『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)/ネッド・リーズとピーター・パーカー(スパイダーマン) © 2017 CTMG, Inc.
現在(※2021年1月時点)継続中のスパイダーマンの単独映画シリーズは、MCU版のスパイダーマンシリーズ。
これまでには『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)が公開されており、3作目も企画進行中です。
2021年に公開予定。
同じくMCUのヒーロー ドクター・ストレンジが登場予定とされていたり、過去にスパイダーマンを演じたキャスト(トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールド)が出演予定かも、と噂されていたりと、話題性は十分!
スパイダーマン映画次回作で登場しそうな敵キャラ(ヴィラン)を徹底予想!

『アメイジング・スパイダーマン』(2012)/スパイダーマンとグウェン・ステイシー © 2012 - Columbia Pictures Industries, Inc.
MCU版の「スパイダーマン3」でのヴィランは誰になるのか?
ここでは2021年1月時点で出演発表されている、また予想されているヴィランたちをご紹介します。
・ドクター・オクトパス
サム・ライミ版『スパイダーマン2』(2004)に出演したヴィラン、ドクター・オクトパスがMCU版「スパイダーマン3」にも登場することが決定。
しかも演じるのは前作でも同役を務めた俳優アルフレッド・モリーナとあって、その復帰にファンは大歓喜!
コミックでもスパイダーマンの宿敵として超有名キャラなので、「MCU版でも登場するのでは」と以前から噂されていました。
・エレクトロ
エレクトロは『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)に登場したヴィラン。
エレクトロもまた、過去に同役を務めたジェイミー・フォックスが、MCU版「スパイダーマン3」で再演すると発表されています!
また、MCU版スパイダーマンシリーズではオズコープ社関連の人物がまだ登場していないこともあり、グリーン・ゴブリン(ノーマン・オズボーンやハリー・オズボーン)の登場ももちろん期待されています。
まとめ

『スパイダーマン3』(2007)/スタン・リーカメオ出演 © 2007 Marvel/Sony
最新版のスパイダーマンはMCUで大活躍中。
映画シリーズによってキャラクターの設定や性格が変わることも、大きな魅力のひとつです!
MCU版しか観たことがないという方も、サム・ライミ版しか観たことがないという方も、この機会にぜひ他シリーズも楽しんでみてはいかがでしょうか!