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【ネタバレあり】『トイ・ストーリー4』(2019)はつまらない? 作品を巡る賛否の評価を感想とともに解説

ピクサー・アニメーション・スタジオを代表する作品『トイ・ストーリー』シリーズに4作品目が登場!

3作品全て、アメリカの映画評論サイトという高評価を得ているシリーズだけに、4作品目への期待度も高めでした。

全米公開から3回目の金曜日を迎え、興行収入は6億円超えに!

多くのファンの期待を裏切らない『トイ・ストーリー4』(2019)。

ですが、日本では公開前からすでに低めの評価がつけられていました。

アメリカでは好スタートを切ったものの、日本ではどうして評価が低めなのか……。

その理由と本作に込められたメッセージとは一体なんなのか、感想とネタバレを含め紹介していきます。

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『トイ・ストーリー4』(2019)の作品情報とキャスト


トイ・ストーリー4 (吹替版)

作品情報

原題:Toy Story 4
公開年:2019年
製作国:アメリカ
上映時間:100分
ジャンル:アニメ

監督とキャスト

監督:ジョシュ・クーリー
代表作:『インサイド・ヘッド』(2015)『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)

出演者:トム・ハンクス/吹替:唐沢寿明(ウッディ)
代表作:『フォレスト・ガンプ 一期一会』(1994)『ウォルト・ディズニーの約束』(2014)

出演者:ティム・アレン/吹替:所ジョージ(バズ・ライトイヤー)
代表作:『シュガー・ラッシュ オンライン』(2018)『トイ・ストーリー3』(2010)

『トイ・ストーリー4』(2019)のあらすじ

フォーキーを救うために協力する仲間たち:@2019 Pixar Animation Studio

アンディのお気に入りだったウッディはボニーのお気に入りではなかった。

それでもボニーが毎日楽しく過ごせるように最善を尽くすウッディ。

そんなある日、ボニー手作りのおもちゃ、フォーキーが誕生!

ゴミの中から作られたフォーキーは、ボニーの一番のお気に入りだとしても自分をおもちゃだとは信じず逃げ出してしまう。

ボニーの笑顔のためにフォーキーを追いかけたウッディ、そこで出会ったのは離れ離れになった昔の友達、ボー・ピープだった。

【ネタバレあり】『トイ・ストーリー4』(2019)の感想

ボニーの大切なおもちゃたち:@2019 Pixar Animation Studio

シリーズ1作品目から根強い人気を得ている『トイ・ストーリー』。

ウッディやバズなど、子供から大人まで人気のあるキャラクターばかりの映画ですが、新たに加わった"フォーキー"も魅力いっぱいです。

キャラクターたちの魅力やストーリーに込められた大切な想いとは?

ネタバレを含めて感想を紹介していきます。

おもちゃじゃないおもちゃ?!新キャラクター「フォーキー」

新キャラクター、フォーキー:@ Pixar Animation Studio

本作の新登場にしてキーキャラクターとなるフォーキー

幼稚園で一人ぼっちになってしまったボニーはゴミの中から見つけたスポークを使い、フォーキーを作りだしました。

その日からフォーキーはボニーの一番のお気に入りに。

ですがフォーキーは自分を”ゴミ”だと言い、何度もボニーの元から去ろうとします。

ウッディを困らせ続け、ボニーを悲しませてしまうフォーキーですが、愛らしい容姿にわが道を行く彼をなぜか憎めません。

自分の存在意義がいまいちわかっていなかったフォーキーも、ウッディや子供と遊びたいと願うギャビーギャビーと話しているうちにボニーには自分が必要だと気づき始めます

おもちゃではないフォーキーも、おもちゃたちの仲間入りをしていく様子に、どこか自分と重ねてしまう人も少ないないはず。

誰もが自分のなりたい自分にはなれないかもしれません。

でも自分のいる現状のなかでも、誰もが自分の役割を見つけ出せるということをこの映画は教えてくれます

『トイ・ストーリー4』(2019)の悪役!? ギャビーギャビ―の想いとは?

ウッディのボイスボックスを欲しがるギャビーギャビー:@2019 Pixar Animation Studio

ボーのランプを見つけたウッディはアンティークショップにフォーキーと入ってみることに。

そんな2人を待ち受けていたのは、ボイスボックスが壊れたおもちゃのギャビーギャビー

正常なボイスボックスがあれば、お店のオーナーの孫、ハーモニーが自分を引き取ってくれると考えていたのです。

ウッディのボイスボックスを奪い取ろうとするギャビーギャビーの気持ちは、ウッディと同じくおもちゃが出来る事は子供を幸せにするということ。

一見自分のことしか考えていないギャビーギャビーですが、子供と遊びたいという強い想いに今までのシリーズの悪役たちとは全く違う視点から彼女を見てしまいます。

根は優しい彼女の想いは、おもちゃとしてハーモニーと遊びたい、ただそれだけなのです

大人も笑えるアニメーション映画!

笑わせてくれるキャラクター、バニーとダッキー:@2019 Pixar Animation Studio

『トイ・ストーリー』と言えば、感動シーンを思いつく人もいますが、やはりなんといっても爆笑シーンの数々!

フォーキーが逃げ、ウッディが捕まえる、そのシーンの繰り返しでもクスクス笑ってしまいます。

本作品中、劇場内が大爆笑に包まれたシーンは全てダッキーとバニーのシーン

彼らの妄想や行動1つ1つが笑えるのです。

正直、彼らは本作で大した役割もなく、いなくてもいいんじゃないのか?と考えましたが、『トイ・ストーリー』ならではの爆笑シーンを作るためには彼らは必要不可欠な存在だと感じました。

日本の吹き替えはチョコレート・プラネットのお2人

ぴったりの役柄に、おもしろさ倍増です!

『トイ・ストーリー4』(2019)の豪華な声優!

キアヌ・リーブスとトイ・ストーリーの仲間たち:@Pixar Animation Studio

知っての通りウッディはトム・ハンクス、バズはティム・アレンが声を担当しています。

本作品で一番驚かされた声優は間違いなく、デューク・カブーンを演じるキアヌ・リーブス!!

数々のアクション映画で主演を務めるキアヌ。

彼が今回演じたデュークは本作で重大な役割を果たします。

声を聞いただけではキアヌだと分からず、驚いてしまいました。

字幕版も吹き替え版も豪華声優陣に、2回楽しめるはずです!

『トイ・ストーリー4』(2019)のラスト ウッディの最後の決断

ボーを見つめるウッディ:@Pixar Animation Studio

今までずっと子供のそばにいたウッディは、ボニーの元を離れボーと共に持ち主のいないおもちゃになることを決意します

アンディに大切にされ、ボニーの元へと渡ったウッディですが、ボニーの一番にはなれず、ボニーのお気に入りのフォーキーのお世話係になっていました。

なぜならそれがウッディにできる最後のことだからです

そんなウッディにボーは1人の子供だけではなく、たくさんの子供をしあわせにする方法を教えてくれます。

ずっとボニーの事を心配していたウッディに、”ボニーなら大丈夫”と優しく声をかけるバズ。

今までずっと一緒に冒険してきた仲間たちとの別れに、こみ上げてくるものを抑えきれなくなってしまいます。

誰かの大切なものはいつも他の人の大切なものとは限りません。

自分の役割がわからなくなってしまったら、違う視点で考えてみるのも1つの方法だということをラストシーンで教えてくれます。

【ネタバレあり】『トイ・ストーリー4』(2019)の評価

ボー・ピープ:@Pixar Animation Studio

今までのシリーズ同様、多くのファンを魅了している本作品ですが、日本では公開前から低くめに評価をつけられています

ファンをがっかりさせた理由とは何か?

低評価につながったポイントを解説していきます。

低評価の理由:ボー・ピープのキャラの違い

ボーを探すために入ったアンティークショップでは、ボーと会うことのできなかったウッディ。

ですが、ハーモニに連れられた先の公園でまさかの再開を果たします!

持ち主がいないおもちゃになっていたボーは9年前よりもたくましくなっていました。

『トイ・ストーリー』(1995)にも登場していたボーですが、1作目ではおしとやかなキャラクターだったはず。

本作の冒頭シーン、雨の中外に忘れられていたRCを助けるために協力しあうウッディとボー。

すでにボーは少したくましく感じられました。

シリーズ1作目とのボーの性格の違いに、少し戸惑ってしまいます。

日本でつまらないという低評価だった最大の理由とは?

本作が日本で低評価な理由は、ウッディの最後の決断です

持ち主のいないおもちゃになると決めたウッディの考えが、今までの『トイ・ストーリー』シリーズではありえない展開にがっかりしてしまったようです。

アンディの一番のお気に入りだったウッディはボニーの一番になれなかったことも、ファンを悲しくさせてしまいました。今までの『トイ・ストーリー』シリーズでは、遠くへ行ってしまっても必ずアンディの元へと帰ってきたウッディ。

本作もきっとフォーキーを連れ戻し、ウッディもまたボニーの元へ戻るのだと予想していた人がほとんどです。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018)のように、友達の元を離れ新たな世界で生きていく、という展開はファンからは受け入れがたいようです

『トイ・ストーリー4』(2019)のまとめ

ティム・アレンとバズ・ライトイヤー:@2019 Pixar Animation Studio

今までの『トイ・ストーリー』シリーズにはない新しい展開を見せてくれた『トイ・ストーリー4』(2019)。

期待していたラストとは全く違う内容に驚きを隠せませんが、それでもピクサー1の人気シリーズだけに素晴らしい作品に仕上がっています。

自分の役割とは、友情の大切さなどを教えてくれる映画です。

子供から大人まで楽しめる映画なので家族みんなでぜひ見てみてください!

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