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1日を大切にしたくなる映画『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)の感想と考察

人生のベストに選ぶ人も多い映画『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)。

ただのラブロマンスではなく人生の教訓をも教えてくれる本作は、映画レビューサイトで5点満点中、4.1点を記録。

文句なしの名作といえる本作のあらすじと感想をネタバレを交えながら書いていきます。

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)の作品情報とキャスト


アバウト・タイム ~愛おしい時間について~ (吹替版)

作品情報

原題:About time
製作年:2013年
製作国:アメリカ
上映時間:124分
ジャンル:ラブロマンス

監督とキャスト

監督:リチャード・カーティス
代表作:『パイレーツ・ロック』(2009)『ラブ・アクチュアリー』(2003)

出演者:ドーナル・グリーソン/吹替:亀田佳明(ティム)
代表作:『FRANK ーフランクー』(2014)『エクス・マキナ』(2015)

出演者:レイチェル・マクアダムス/吹替:渋谷はるか(メアリー)
代表作:『ドクター・ストレンジ』(2016)『シャーロック・ホームズ』(2009)

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)あらすじ

ティムとメアリー:© 2013 - Universal Pictures

イギリスに住む青年のティムは、これまで恋愛などしたことがなく、ずっと自分に自身が持てずにいた。

そんな彼のあ21歳の誕生日に、父親から知らされた一家にはタイムトラベルの能力があると知らされる。

一家にある真実を知ったティムは、恋人をつくるためにタイムトラベルを繰り返す。

やっとの思いで心から幸せにしたいと思える魅力的な女性メアリーと出会う。

最高の出会いに歓喜するティムだったが、タイムトラベルによって彼女との出会いを失った彼はなんとか彼女の心を射止めようとするが……。

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)の3つ見どころ

ティムとティムの父 :© 2013 - Universal Pictures

日本でも人気の高い本作の最大の見どころについて3つに分けて紹介していきます。

見どころ①:タイムトラベルという能力について

本作の特徴は何といっても主人公ティムの家系の男にはタイムトラベルする能力があるということ。

突飛な設定のために設定だけを聞くと、とんでもない映画だと思ってしまうかもしれません。

ちなみにタイムトラベルの方法は、『タイムマシン』(2002)のような機械によって、タイムトラベルを行うのではなく、暗いクローゼットの中に入って目を瞑って拳を握るだけ。

これでタイムトラベルすることができるのです。

さらに『バタフライ・エフェクト』(2004)のような副作用などもないため何度でも使用可能。

このタイムトラベル能力が本作の物語を展開する上での大きなカギとなります。

見どころ②:おしゃれで素敵な名言の数々

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)が老若男女に高い評価を受けるのは、ストーリー展開や撮影方法ということだけでなく、おしゃれで素敵なセリフが大きな要因を占めていると思います。

例として紹介すると、

「私たちの人生も同じよ。いろんな天気があるわ。楽しんで!」

ティムと結婚するメアリーのセリフは、予測できない毎日を楽しもうとする気持ちが現れた名言だと思います。

そして、物語を締めくくるティムの言葉、

「僕は、1日だって過去に戻らない。今日この日を楽しむために、自分は未来から来て、最後だと思って、今を生きている。」

に繋がっていくわけです。

印象に残る名言のみを紹介しましたが、物語の随所に散りばめられたセリフに共感し、心揺さぶられます。

見どころ③:1日1日を大切にしたくなる

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)を観終わると、とてもほっこりとした温かい気持ちになります。

同時に、観た人全員が1日1日を大切に生きていこうという気持ちにさせられる作品です。

サブタイトルにもなっている「愛おしい時間について」と映画のホームページにある「今日という日を生きる、それが人生を素敵にする。」というフレーズ。

そして前述したティムの言葉、1日の全てに無駄がなく何気ない日常を大切にしようと心から思わせてくれる作品です。

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)の感想と考察

路上と戯れるティムとメアリー:© 2013 - Universal Pictures

1日の価値に気づかせてくれるティムの決断

見どころでも書きましたが、『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)を観ると1日1日を大切に生きていこうという気持ちになります。

1日をやり直して、1日を2回楽しむと2回目は、1回目には見えなかった景色に気づいたり、新たな発見があったりする。

こんなことができたら羨ましい限りですが、最後のティムの決断は「これからは過去に戻らない」というもの。

つまり過去に戻らなくても一日は発見に満ちているといえるでしょう。

この物語を観たとき感動したのは、私自身が何となく毎日を過ごしていたからだと思います。

みなさんは毎日をどう生きているでしょうか。

これまでの私と同様に何となく過ごしている人が大半なのではないでしょうか。

しかし、それではもったいないと本作は教えてくれています。

当たり前のことですが、今日という日、そして現在という時間は戻っては二度と戻ってくることはないです。

本作を視聴する大前提としてあるのは、私たちは過去に戻ることなどないというもの。

私たちは、明日死んでもおかしくはない毎日を生き抜いています。

だからこそたとえ今日という日がどんな日であっても楽しまないといけないのです。

そして大切にしなければいけないのです。

「私たちの人生も同じよ。いろんな天気があるわ。楽しんで!」

意味どころでも紹介した通りのメアリーのセリフのように、晴れの日もありますが、時には雨の日も、嵐の日もあるでしょう。

実現できるか分からない人生は刺激に満ちています。

どんな天気でも楽しめたら人生の「成功者」と呼べるのではないでしょうか。

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)のまとめ

話をするティムとメアリー:© 2013 - Universal Pictures

「人は誰もが時間を旅している。人生という時間を。そこでベストをつくすしかない。その旅が素晴らしいものになるように」

このティムのセリフに主題が凝縮されている言葉に思えます。

私たちが生きていく上で人生の主題とはなんでしょうか。

「人生は結局、同じなんだ。年を取り、同じ話を繰り返す。でも、誰かと結婚して欲しい。優しい人と。」

これは人生とは何かをティムに伝えているティムの父親の言葉です。

全ての人に当てはまるかというとそんなことはないかもしれませんが、誰でも共通してもっている思いは「素晴らしいものにしたい」ということだと思います。

そのためには伴侶を見つけるのも良いですし、何より大切なことが常にベストをつくすこと。

1日1日を大切にしてベストをつくしていった先には、素晴らしい未来が待っているはずです。

もし今日が最後の日だったらどうやって過ごすのか。

そんなことを考えさせてくれる映画『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)。

もし、今日があなたにとって最後の日だったらどうやって過ごすでしょうか。

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)を観た人におすすめの作品

バタフライ・エフェクト

本作を鑑賞した人におすすめの作品が『抱きたいカンケイ』(2011)などのアシュトン・カッチャー主演のSF、スリラー『バタフライ・エフェクト』(2004)です。

こちらも主人公が過去の失敗をやり直すために、タイムトラベルを行うという作品。

ラブロマンスを話の中心に置いた『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)とは異なり、シリアスに展開されていく物語が刺激的。

「過去をやり直すとはどういうことか」を強烈なメッセージとともに教えてくれる作品です。

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