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大ヒットSFシリーズ第二弾!!映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)【あらすじ、感想、ネタバレあり】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの第二弾!

1985年から1955年へと30年前へタイムトラベルするストーリーで、大ヒットを収めた前作。

興行、内容ともに大成功を収めたPART1を受けて製作されたPART2がどのような作品となり、どのような展開が待ち受けているのか?

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)のあらすじと感想をネタバレを交えながら紹介していきます。

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)の作品情報とキャスト


バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 (吹替版)

作品情報

原題:BACK TO THE FUTURE PART2
公開年:1989年
製作国:アメリカ
上映時間:119分
ジャンル:SF、アドベンチャー、冒険

監督とキャスト

製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
代表作:『E.T』(1982)『ジュラシック・パーク』(1993)『インディ・ジョーンズ』シリーズ

監督:ロバート・ゼメキス
代表作:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)

出演者:マイケル・J・フォックス/吹替:山寺宏一(マーティ・マクフライ)
代表作:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ『ANNIE/アニー』(2014)

出演者:クリストファー・ロイド/吹替:青野武(エメット・ブラウン)
代表作:『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ『カッコーの巣の上で』(1975)

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)のあらすじ

マーティとドク:©︎Universal Studios

2015年のヒル・バレーに着いたマーティとドク。

マーティはそこでスポーツ年鑑を買う。

彼はスポーツ年鑑を捨てたが、ビフ老人がスポーツ年鑑を拾ってしまう。

1985年に帰って来たヒル・バレーは荒廃していた。

そこは別につくりだされた1985年であった。

歴史をもとの流れに戻すべくマーティとドクは1955年へタイムトラベルする。

ようやくスポーツ年鑑を取り返したマーティはスポーツ年鑑を焼く。

安堵するマーティとドクであったが、デロリアンが雷にうたれドクが消えてしまう。

だが、ドクは1885年の西部開拓時代で生きていたのである。

1885年にタイムトラベルしてしまったドクを救うべく、マーティは1955年のドクのもとへ向かう。

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)の3つの見どころ

2015年に来たマーティ:©︎Universal Studios

見どころ①:30年後の未来へ

映画の中でマーティは1985年から2015年へタイムトラベルします。

制作当時、彼らは30年後の未来をどのように想像していたのでしょうか。

空飛ぶ車や空中を浮遊できるホバーボード、自動乾燥機がついてる服など現実とはちょっと違う未来を描いた2015年に注目です。

見どころ②:スポーツ年鑑を取り返し、世界を戻せるのか

マーティが2015年で捨てたはずのスポーツ年鑑がビフ老人に奪われてしまいます。

そのおかげで1985年のヒル・バレーはビフが支配する荒廃した世界に!

マーティは荒廃した世界を戻せるのでしょうか。ラストまで目が離せません!

見どころ③:一人三役をこなすマイケル・J・フォックス

マーティ役のマイケル・J・フォックスは映画の中で一人三役をこなしています。

1985年のマーティ、30年後のマーティ、そしてマーティの子供のマーティJr.

一人三役をこなしたマイケル・J・フォックスの高い演技力に注目です。

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』(1989)の感想 ※ネタバレあり

2015年のマーティと子供:©︎Universal Studios

前作と変わらぬおもしろさ

たいていシリーズものはつまらなくなっていくものですが、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズにそれはあてはまりません。

PART2はアイデア、仕掛け、ユーモア、アクションがさらにパワーアップしており、前作と変わらぬおもしろさとなっています。

さて、今回のPART2もラストまで目が離せない展開となっています。

前作ではマーティの両親であるロレインとジョージを恋人にすることができるのか?マーティは1985年へ帰って来られるのか?とハラハラドキドキしながら最後まで楽しませてくれました。

今回のPART2のカギとなっているのが“スポーツ年鑑”。

2015年に来たマーティはちょっと金儲けをしようという軽い気持ちから競馬などの結果が載っているスポーツ年鑑を購入します。

それが歴史を変えてしまう悪夢の始まり。

2015年のビフ老人がスポーツ年鑑をもって1955年の若きビフに渡します。そのおかげでビフは大金持ちに。ヒル・バレーはビフが牛耳る荒廃した街へと変貌してしまいます。

ねじれてしまった歴史をもとに戻すためにマーティはスポーツ年鑑を取り戻しにいくわけですが、そこがPART2のハラハラドキドキポイントです。

取り戻せそうで取り戻せない。

その仕掛けが絶妙で目が離せなくなるのです。

今回もビフとの攻防に注目です!

前作も楽しめちゃう!

監督であるロバート・ゼメキスはこのように述べています。

1作目で登場させていたシーンに戻り、全く違った角度から同じシーンをを描いてみたんだよ。

観客に1作目を思い出してもらうために、わざと1作目を意識して各シーンを作り上げていったんだが、その方が続編として楽しめると思ったんだ。

そうすれば、旧友と再会して街をぶらついている感じになるだろ。

監督の言葉通り、PART2では前作で「あ、見た!」というシーンが散りばめらています。

しかもそれは違った角度から。

「こういう風になっていたんだ」と新たな発見があります。

・マーティがステージでジョニー・B・グッドを演奏しているシーン
・ジョージがビフを殴り倒すシーン
・魅惑の深海パーティー

など前作の名シーンが違った角度で楽しめます。

ロバート・ゼメキス監督の述べている通り、旧友と再会して街をぶらついている感じになります。

ユニークな2015年

PART2でぜひとも注目していただきたいのがユニークな2015年です。

30年後を想像した2015年なので実現したもの、されなかったものがありますが、もしかしたら近い将来実現されるものがでてくるかもしれません。

PART2で出てきた中でおもしろいなと思ったものをいくつかあげてみます。

・空飛ぶ車
これは夢のまた夢かもしれませんが、あったらいいですね。しかし、そこには新しい法律をつくったりと現実的な問題があるかも……。

・ホバーボード
PART2では重要なアイテムになっているホバーボードですが、これがあったら絶対楽しい!

空中を浮遊して遊ぶなんておもしろいと思います。

・店員のいないカフェ
これはもうコンビニなどで実用化されてきています。

映画のシーンではモニターがでてきて口頭で注文すればカウンターからプッシュッとコーラがでてきます。

・犬の散歩用機械
ちらっとでてくるのが犬を散歩させている機械。散歩させる暇がない飼い主にとってはありがたいのではないでしょうか。

他にもおもしろいアイデアがあるので彼らの素晴らしい想像力に注目です!

それにしてもあのファッションは斬新すぎますね……。

まとめ

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』は前述した通り、アイデア、仕掛け、ユーモア、アクションがさらにパワーアップしており、私達を楽しませてくれます。

PART2はPART3へと続くわけですが、実はPART2の中でPART3の仕掛けというか伏線があります。

これらはPART3を観てからのお楽しみ。

おそらくこれもロバート・ゼメキス監督が前作を違った角度で楽しんでもらいたいという思いでつくったシーンなのでしょう。

前作の感想はこちら。

https://minority-hero.com/cinema_review/BACK+TO+THE+FUTURE/2104/

シリーズの完結となるPART3の感想はこちら。

大人気SFシリーズ遂に完結!映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』(1990)【あらすじ、感想、ネタバレあり】

そして本作はビデオパスで鑑賞可能なので、前作と完結編となるPART3をぜひ観てください!

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