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シンドラーのリスト_感想・考察

『シンドラーのリスト』(1993)は、第二次世界大戦時、ナチスのユダヤ人大虐殺(ホロコースト)を描く映画です。

監督は巨匠スティーヴン・スピルバーグ

アカデミー賞では、12部門にノミネートされ、最優秀作品賞・監督賞を含む計7部門を受しました。

アカデミー賞を受賞するなどの高い評価を受けたホロコースト映画の代表作『シンドラーのリスト』(1993)について、事実と現実の違いの解説と赤い服の少女、最後の花の意味を考察していきます!

【『シンドラーのリスト』(1993)の評価】

項目 評価 点数
知名度 ★★★★★ 95点
配役/キャスト ★★★★☆ 75点
ストーリー ★★★★★ 90点
物語の抑揚 ★★★★☆ 80点
リアル度 ★★★★★ 95点
感動 ★★★★☆ 80点
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『シンドラーのリスト』(1993)の作品情報


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製作年 1993年
原題 Schindler's List
製作国 アメリカ
上映時間 195分
ジャンル 戦争・ドラマ
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 スティーヴン・ザイリアン
原作 シンドラーの箱船
主要キャスト リーアム・ニーソン(オスカー・シンドラー)/ 日本語吹替:堀勝之祐

ベン・キングズレー(イザック・シュターン)/日本語吹替:上田敏也

レイフ・ファインズ (アーモン・ゲート)/日本語吹替:田中秀幸

キャロライン・グッドール(エミリエ・シンドラー)/日本語吹替:弘中くみ子

『シンドラーのリスト』(1993)の概要

シンドラーとシュターン:ⒸUniversal City Studios LLC

1939年、第二次世界大戦時。

ドイツ軍によりポーランドが占領され、ポーランドの都市クラクフもドイツ軍に占領された。

ユダヤ人を蔑むナチス党ドイツ軍はクラクフ在住のユダヤ人を強制移住させ、ゲットー(ユダヤ人隔離居住区)へ押しやる。

そんな中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーがクラクフへやって来る。

彼は工場を開設し、ユダヤ人を雇って事業を拡大させていく。

しかし、ドイツ軍アーモン・ゲート少尉がクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長として赴任して来ると、ユダヤ人の虐殺が始まってしまう。

シンドラーのリストとはなにか?意味や特徴を解説

オスカー・シンドラー:ⒸUniversal City Studios LLC

映画としてのシンドラーのリスト

『シンドラーのリスト』(1993)は、第二次世界大戦時、ナチスのユダヤ人大虐殺(ホロコースト)を描く映画。

ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1100人以上ものユダヤ人を救ったという実話をもとにしたフィクション映画でもあります。

シンドラーはユダヤ人が工場を稼働させるために必要だという名目で、収容所送りを阻止し、ユダヤ人を救いました。

シンドラーのリストとはなにか

タイトルにもなっているシンドラーのリストですが、「シンドラーのリスト」は命の名簿を指します。

上記しましたが、シンドラーはユダヤ人が工場を稼働させるために必要だという名目で、収容所送りを阻止しました。

その時、工場に移送させるユダヤ人の名前をリストにしたのが、「シンドラーのリスト」。

つまり、リストに名前があるユダヤ人は工場へ移送され、殺されずに済んだのです。

『シンドラーのリスト』(1993)の感想と考察

オスカー・シンドラー:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)の感想

「感動する」する映画としても名前があがる『シンドラーのリスト』(1993)ですが、感動というよりかは、胸が締め付けられるというか、心苦しい映画でありました。

というのも、本作はホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を描いた映画。

そのため、ユダヤ人を虐殺するシーンが克明に描かれています。

躊躇なく銃殺されるシーンが数多くあり、他にも大量の死体を焼くシーンや大量に詰め込まれ収容所に移送されるシーンもありました。

「こんなにも悲惨なことがあったのか……」というのが正直な感想。

本作はラストシーンを除いて、全編モノクロで描かれているのが特徴的な映画でもあるのですが、そのモノクロが本当にあった出来事なのだと強く訴えてくるように感じます。

決して映画の中の出来事ではないのだと。

確かにナチスはユダヤ人を大量に虐殺するという残酷なことをしました。

しかし、戦時中はナチスだけでなく、他の国も少なからず残虐なことをしたのではないでしょうか。

我々、日本人もそうです。

憎むべきは人ではなく、戦争。

世界の平和を願うばかりです。

『シンドラーのリスト』(1993)の考察

『シンドラーのリスト』(1993)のテーマを考察していきます。

脚本を担当したスティーヴン・ザイリアン曰く、「シンドラーは善と悪を持ち合わせた男で、それゆえに葛藤する」ということが本作のテーマなのだそう。

しかし、私は劇中のシンドラーの言葉に本作のテーマがあるのではないかと思えました。

その言葉とは、

力(パワー)とは、人を殺す正当な理由がある時に殺さない事だ

それが本当の力(パワー)だ

言い換えれば、「許したくない相手を許す事」とも言えるのではないのでしょうか。

それが本当の力(パワー)だと。

この言葉に平和への道があるように思います。

憎しみは憎しみを生むだけで、負の連鎖が続いていくばかりです。

結局、戦争とはそういうものだったのではないでしょうか。

もし、ナチスドイツ軍がユダヤ人を許していたら、こんなに悲惨なことは起こらなかったでしょう。

もちろん、我々、日本人も含め世界中の人がそうです。

「殺し合い」「虐殺」は起こらなかった。

敵は、己の心。

自己制御して相手を許し、二度とこんな残虐な事が起こらぬようにと本作は伝えようとしているのではないかと思うのです。

『シンドラーのリスト』(1993)の原題・タイトルの意味とは?

シンドラーの工場:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)の原題・タイトルは『Schindler's List』。

「シンドラーのリスト」は命の名簿を指し、リストに名前があるユダヤ人は工場へ移送され、殺されずに済んだのです。

つまり「シンドラーのリスト」には、「生存者」「生き残った人々」という意味が込められているのではないでしょうか。

また、シンドラーの功績を称えているようにも思います。

シンドラーのリストがなければ、1100人以上ものユダヤ人を救うことなどできなかったのですから。

『シンドラーのリスト』(1993)の原作や元ネタとは? 映画版との比較

ドイツ将校:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)の原作と元ネタ

『シンドラーのリスト』(1993)の原作と元ネタは、1982年にオーストラリアの作家トーマス・キニーリーが著したノンフィクション小説『シンドラーの箱船』。

ノンフィクション・ノヴェル形式で、オスカー・シンドラーの功績を描いた作品です。

アメリカでは、『シンドラーのリスト』と改題され、日本では1989年に『シンドラーズ・リスト — 1200人のユダヤ人を救ったドイツ人』として出版され、ベストセラーとなりました。

原作の『シンドラーの箱船』は、イギリスの文学賞であり、世界的権威のある文学賞の一つブッカー賞を受賞しています。

【比較】『シンドラーのリスト』(1993)の実話(事実)と映画の違いとは?

『シンドラーのリスト』(1993)の実話(事実)と映画の違いですが、主人公となるシンドラーの素顔は映画とは違い二面性があったようです。

シンドラーは映画では事業を起こし、ユダヤ人を救済するという紳士的なイメージがありますが、実際のシンドラーはプレイボーイの浮気性で、金遣いが荒く、かなりの酒飲みであったそう。

浮気の常習犯で愛人との間に2児をもうけたり、泥酔で捕まったりしていました。

また、設立した会社を何度も倒産させ、ユダヤ人を無給で働かせただけでなく、強制収容所行きを逃れるため仕事を求めるユダヤ人から賄賂まで受け取っていたというのです。

大叛逆罪の罪で死刑の宣告を受けたことも。

このようにシンドラーは決して善人ではなかったのです。

しかし、私財を投じ、強制収容所の看守に賄賂を使ってまでユダヤ人を救い、ユダヤ人の人々から感謝されていることは事実。

善と悪の二面性を持ち合わせたオスカー・シンドラー。

実に深みのある人間だと言えるのではないでしょうか。

『シンドラーのリスト』(1993)で描かれるオスカー・シンドラーとは何者なのか?

オスカー・シンドラー:ⒸUniversal City Studios LLC

オスカー・シンドラーはドイツ人の実業家であり、ナチス党。

諜報員として活動していましたが、参謀本部職務をやめ、戦争で儲けようとポーランドのクラクフに来ました。

その後、ホーロー容器工場を買い取り、事業を拡大。

規則違反やユダヤ人に対する優遇の嫌疑をかけられ、ゲシュタポ(ドイツ警察)から事情聴取を受けますが、ユダヤ人が工場の生産ラインに不可欠だと主張して収容所送りを阻止し、1100人以上のユダヤ人を救済することに。

戦後は不運に見舞われ、次から次に事業に失敗してしまいます。

実際のシンドラーは抜け目のない実業家で、美食家で、女たらしで、一流品好みで、金遣いの荒い、快楽主義者の見本のような人間だったそう。

『シンドラーのリスト』(1993)はトラウマ映画? グロい怖いと言われる理由を解説

射殺しようとするドイツ軍:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)では、躊躇なく銃殺するシーンが多々あります。

まるで蚊でも潰すように、罪悪感の欠片もなく簡単に。

ユダヤ人の扱いは、人間ではなく自由も尊厳もない虫ケラのようです。

いえ、虫ケラ未満かもしれません。

ナチス親衛隊少尉としてクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長とし来たアーモン・ゲートは、バルコニーからランダムにユダヤ人を銃殺するという残虐さ。

映画では描かれませんでしたが、殺した人間の名を調べさせ、その家族も皆殺しにしていたそう。

さらに銃殺した遺体を二頭の飼い犬に食いちぎらせることを日課にしていました。

銃殺以外にも大量の死体を掘り起こし、焼くシーンもあります。

残虐で痛ましいシーンが苦手な人、理不尽に命が奪わるシーンが嫌いな人はトラウマとなってしまうかもしれません。

【なぜ?】『シンドラーのリスト』(1993)の疑問を解説

イザック・シュターン:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)の解説①:なぜオスカー・シンドラーはユダヤ人を救うのか?

オスカー・シンドラーがユダヤ人を救った理由は、人が簡単に殺されているという現実に心を痛めたからだと思います。

普通の人間であれば、心を痛めないほうがおかしいのではないでしょうか。

ナチス党ドイツ軍は戦争により、まともな判断ができていなかったと考えられますが、シンドラーは実業家であるので、まともな判断ができていたのだと思います。

これはおかしいと。

また、経営者としてユダヤ人に接していく中で、彼らに愛着がわいたことも考えられます。

敵と味方、ドイツ人とユダヤ人ではなく人間と人間、優秀な仕事仲間として接するようになったのではないでしょうか。

戦争は人を狂わせてしまうのでしょう。

シンドラーがもし軍人であったら、ユダヤ人を救っていなかったかもしれません。

『シンドラーのリスト』(1993)の解説②:なぜ白黒で撮影がされているのか?

『シンドラーのリスト』(1993)が白黒で撮影がされている理由は、道徳的かつ芸術的観点から。

スピルバーグ監督は「戦争を記録したフィルムはモノクロだからその方が説得力があるだろう」と考え、白黒で撮影することに決定。

白黒でホロコーストのドキュメンタリー映像を思い出したスピルバーグ監督は、ホロコーストで命を奪われたことを表現するには、白黒の方が良いと思ったのです。

白黒はカラーでは表現できない時空を超えた質感を出せると感じていたのでした。

『シンドラーのリスト』(1993)の解説③:なぜユダヤ人を男女で分けていたのか?

ユダヤ人を男女で分けていたのは、家族を引き離すためであったのではないかと思います。

また、男女を分けることで欲情するのを防いでいたとも考えられますし、男女を分けることで労働させる時に管理しやすくしたとも考えられます。

いずれにしろ、人間としての尊厳と自由を奪う目的があったのではないでしょうか。

『シンドラーのリスト』(1993)の解説④:蝶つがいの職人が殺されなかったのはなぜ?

蝶つがいの職人が殺されなかったのは、実弾が発射されなかったからです。

ブリュンリッツの工場は戦車砲やロケット砲を生産する軍需工場でしたが、戦争に関与したくないシンドラーは、殺しの道具ということでわざと不良品にしていたと考えられます。

『シンドラーのリスト』(1993)の解説⑤:埋めたユダヤ人の遺体を、掘り返して燃やすのはなぜ?

埋めたユダヤ人の遺体を、掘り返して燃やすのは、証拠隠滅のためです。

敗戦ムードが色濃くなり、ナチスは証拠隠滅をしようと収容所を閉鎖。

それに伴い、埋めたユダヤ人の遺体を掘り返して燃やしたのです。

『シンドラーのリスト』(1993)の解説⑥:モノクロの群衆に印象的に映る赤い服の少女が意味することとは?

『シンドラーのリスト』(1993)では、モノクロの群衆に印象的に映る赤い服の少女が登場します。

この赤い服の少女の意味とは何なのでしょう。

実は「ホロコーストの事実は既に日常的なものとなっており、女の子の服の色ほど明らかなことだったため」とスピルバーグ監督は語っています。

赤い服の少女を見つけたシンドラーとナチスの残虐な行為に疑問を抱き始めるシンドラーの心理がリンクしているのではないでしょうか。

赤い服の少女は印象的でした。

赤い服の少女は劇中で死んでしまうのですが、視聴者に印象づかせることによって、幼い無垢な少女でも簡単に死んでしまうのだという残酷さを強く訴える意図もあったのではないかと思います。

ちなみに赤い服の少女は実在の人物が元になっているそう。

少女の名はローマ・リゴッカと言い、クラクフ・ゲットーの生存者なのだそうです。

『シンドラーのリスト』(1993)の使用楽曲・音楽の解説

アーモン・ゲート:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)では、音楽も印象的で、芸術性の高い作品へと仕上げています。

ここでは、本作の使用楽曲を解説します。

序盤、シンドラーが身支度をするシーンと、妻・エミーリェと会食するシーンで「自殺の聖歌」と呼ばれる『暗い日曜日』が流れました。

『暗い日曜日』は、聞いた人の多くが自殺したという都市伝説がある曰くつきの楽曲。

歌詞の内容は暗い日曜日に女性が亡くなった恋人を想い嘆くというものです。

印象的な音楽と言えば、赤い服の少女が登場した時に流れる楽曲。

あの讃美歌のような音楽は『OYF'N Pripetshok』と言い、中世と東ヨーロッパのユダヤ人の間で最もよく知られている楽曲となっています。

この曲は「ユダヤ人の歴史は涙で記されている」というイディッシュ語の歌詞を含んでおり、ユダヤ系アメリカ人であるスピルバーグ監督の祖母が、彼と二人の姉妹にそれを歌い聞かせていたことから使用へと至ったのだそう。

ナチスが最初に登場するショットにドイツ兵士が愛唱した『エーリカ』が流れたり、ドイツ兵士の一人がピアノでバッハの『イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV 807』を弾くシーンもありました。

『シンドラーのリスト』(1993)のトリビア・裏話の解説

赤い服の少女:ⒸUniversal City Studios LLC

リストの数は合計7つある?

リストの数は合計7つあります。

合計7つのリストが戦時中、オスカー・シンドラーと仲間によって作成され、今も4つが存在。

2つはイスラエルのヤド・ヴァシェムに、もう1つはワシントンD.C.にあるアメリカ合衆国ホロコースト記念博物館にあります。

個人が所有していたもう1つのリストは、2013年にオークションに出品されたそうですが、落札されずに終わりました。

シンドラーのリストが撮影された舞台は実際のアウシュヴィッツ収容所?

『シンドラーのリスト』(1993)では、実際のアウシュヴィッツ収容所で撮影されました。

ただ、内部での撮影が許可されたものの、犠牲者の敬意から門の外側にセットを組んで撮影が行われました。

ちなみに、スピルバーグ監督がアウシュヴィッツ収容所敷地内にビデオカメラを持ち込んだところ、まったく作動せず撮影できなかったという話が伝えられているそう。

アウシュヴィッツ収容所と言えば、ガス室などで多くのユダヤ人が虐殺された場所。

何か霊的なものがあったのでしょうか。

アウシュヴィッツ収容所は1979年に世界遺産に登録されています。

『シンドラーのリスト』(1993)の最後は? ラストシーンや結末を解説

シンドラーの墓:ⒸUniversal City Studios LLC

『シンドラーのリスト』(1993)の結末・ラストシーン

最後の墓のシーンで赤い花を添える人物とは誰なのか?

『シンドラーのリスト』(1993)のラストシーンでは、映画の中で演じた俳優、女優が生存者やその子孫とともにシンドラーの墓に石を捧げています。

そして、一番最後にシンドラーの墓に石ではなく、赤い花を添える人物が現れます。

遠くから撮影されているため、その人物の顔を見ることはできません。

果たしてこの人物は誰なのでしょうか。

おそらくこの人物は、オスカー・シンドラーを演じたリーアム・ニーソンではないかと考えられます。

なぜならリーアム・ニーソンだけ登場していないからです。

主人公オスカー・シンドラーを演じたリーアム・ニーソンに、最後、花を添えてもらうというスピルバーグ監督の演出なのではないでしょうか。

『シンドラーのリスト』(1993)の最後の解釈と考察

ラストシーンの意味・解釈、なぜシンドラーは指輪を落とすのか?

『シンドラーのリスト』(1993)のラストでシンドラーはシュターンから受け取った指輪を落としてしまいます。

シンドラーはなぜ指輪を落としたのでしょうか。

後悔、感動などの複雑な感情のため手が震えたとも考えられますが、あの落とし方はあまりにも自然的。

はっきりしたことは分かりませんが、おそらくシンドラー役のリーアム・ニーソンのミスではないでしょうか。

リーアム・ニーソンがアドリブでごまかしたのを、スピルバーグ監督が演出の一つとしてそのまま撮影したのだと思います。

『シンドラーのリスト』(1993)のその後、現在は?

オスカー・シンドラーは戦後、事業にも結婚にも失敗。

シンドラーの墓は彼自身の希望により、エルサレムのローマ・カトリックの教会墓地にあります。

現在、ポーランドに住んでいるユダヤ人は4千人弱。

シンドラーに救われたユダヤ人の子孫は6千人以上となりました。

【レビュー】『シンドラーのリスト』(1993)の評価・評判

演説するシンドラー:ⒸUniversal City Studios LLC

【つまらない?】低評価のレビュー

『シンドラーのリスト』(1993)の低評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『シンドラーのリスト』(1993)の低評価レビュー
Filmarks:★☆☆☆☆ 1.3
「正直、なんだかシンドラー氏が好きになれない」
映画.com:★★☆☆☆ 2.0
「シンドラー氏を英雄のように取り扱っているところが真実味を欠く」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★☆☆ 3.0
「これへの評価には、シンドラー本人への評価を含んではいけない」

という低評価レビューがありました。

低評価としては、シンドラーに関すること。

シンドラーの二面性(人間性)が低評価につながってしまうようです。

ただ、ほとんど低評価は見られません。

【面白い?】高評価のレビュー

『シンドラーのリスト』(1993)の高評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『シンドラーのリスト』(1993)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★★ 5.0
「残酷な描写も多い監督初のモノクロ作品だが、色彩が無い分、見る者の想像力を刺激し、余計にホロコーストの残酷さを実感させる」
映画.com:★★★★☆ 4.0
「確かに3時間越えの上映時間は長いが、全人類が一度は観るべき暗黒の歴史の物語である」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★★ 5.0
「映画としては素晴らしく、遺すべき作品だと思う」

という高評価レビューがありました。

「人類が一度は観るべき」「遺すべき作品」「傑作」と絶賛するレビューが多数!

スピルバーグ監督のモノクロの演出を含めた映像や音楽も高く評価されています。

日本の映画レビューサイトFilmarksの点数は、低評価がほとんど見られず、5点満点中4.1という高評価になりました。

人類が一度は観るべき映画だというレビューも頷けます。

まさにホロコースト映画の傑作と言えるでしょう。

『シンドラーのリスト』(1993)の総合評価:ホロコースト映画の傑作!

シンドラー:ⒸUniversal City Studios LLC

ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)をリアルに描いた『シンドラーのリスト』(1993)。

モノクロの映像がより真実味を持って伝えてきます。

これは、実際に起こったことなのだと。

残虐なシーンが多く、観ていて辛くなる時もありますが、人類が起こした悲劇として、一度は観ておくべき傑作でしょう。

命、そして戦争についても深く考えさせられる作品です。

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