特集一覧
サヨナラまでの30分_感想・考察

『サヨナラまでの30分』(2020)は、死んでしまったアキが颯太の体を借りてバンドを再始動させる青春音楽映画です。

主演は新田真剣佑と北村匠海のW主演。

ぴあ映画初日満足度調査では、第1位を記録。

テンポの良いストーリーと良曲な音楽で魅了した『サヨナラまでの30分』(2020)について、結末と考察、感動のラスト・歌われた楽曲を解説していきます!

【『サヨナラまでの30分』(2020)の評価】

項目 評価 点数
知名度 ★★★★☆ 80点
配役/キャスト ★★★★☆ 80点
ストーリー ★★★★☆ 85点
物語の抑揚 ★★★★☆ 85点
楽曲 ★★★★★ 100点
青春 ★★★★☆ 80点

目次

『サヨナラまでの30分』(2020)の作品情報


サヨナラまでの30分

製作年 2020年
原題 サヨナラまでの30分
製作国 日本
上映時間 114分
ジャンル 青春
監督 萩原健太郎
脚本 大島里美
主要キャスト 新田真剣佑(宮田アキ)

北村匠海(窪田颯太)

久保田紗友(村瀬カナ)

葉山奨之(山科健太)

上杉柊平(重田幸輝)

清原翔(森涼介)

『サヨナラまでの30分』(2020)の概要

アキと颯太:Ⓒアスミック・エース

メジャーデビューを目前に解散したバンド、ECHOLL。

ECHOLLのボーカル兼ギターと活動していたアキはある日、交通事故で亡くなってしまう。

その1年後、就活をしている颯太がアキの遺したカセットテープをプールで拾う。

そのカセットテープを再生すると、テープが終わるまでの30分だけアキが颯太の体の中に入るように。

颯太の体を借りたアキはバンドメンバーと恋人であったカナにバンドの再始動を呼びかける。

『サヨナラまでの30分』(2020)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介

アキと颯太:Ⓒアスミック・エース

ここでは、『サヨナラまでの30分』(2020)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介していきます。

宮田アキ(新田真剣佑)

アキ:Ⓒアスミック・エース

ECHOLLのボーカル兼ギター。

1年前に交通事故で亡くなってしまう。

颯太がカセットテープを再生することで、30分間だけ颯太の体を借りる事が出来る。

演じたのは、新田真剣佑。

『ちはやふる -上の句- / -下の句-』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。

多くのドラマや映画で活躍しています。

窪田颯太(北村匠海)

颯太:Ⓒアスミック・エース

就活中の大学生。

人付き合いが苦手で、一人でこっそり作曲活動をしている。

アキが遺したカセットテープを再生し、30分間アキに体を貸す。

演じたのは、人気若手俳優の北村匠海。

日本アカデミー賞新人俳優賞の経歴を持ち、ダンスロックバンド・DISH//のメンバーとしても活躍しています。

村瀬カナ(久保田紗友)

カナ:Ⓒアスミック・エース

ECHOLLのピアニストであり、アキの恋人。

アキを失ったショックで音楽活動をやめてしまう。

演じたのは、久保田紗友。

2012年に女優デビューし、ドラマ、映画、CMと活躍しています。

山科健太(葉山奨之)

健太:Ⓒアスミック・エース

ECHOLLのギタリスト。

オープンな性格で、バンドのムードメーカーである。

演じたのは、葉山奨之。

『逃げるは恥だが役に立つ』などの話題作に出演するなど、多くの映画やドラマで活躍している俳優です。

重田幸輝(上杉柊平)

幸輝:Ⓒアスミック・エース

ECHOLLのドラマー。

熱い性格の持ち主。

演じたのは、上杉柊平。

ヒップホップ・クルーKANDYTOWNのメンバーとして音楽活動もしている俳優です。

森涼介(清原翔)

涼介:Ⓒアスミック・エース

ECHOLLのベーシスト。

優しい性格でバンドメンバーをまとめる。

演じたのは、清原翔。

2013年にMEN’S NON-NOでモデルデビューした後、2016年より俳優としての活動をスタートさせました。

『サヨナラまでの30分』(2020)の感想と考察

ECHOLL:Ⓒアスミック・エース

『サヨナラまでの30分』(2020)の感想

『サヨナラまでの30分』(2020)は、楽曲が印象的な音楽映画。

ストーリーとリンクした楽曲が流れ、ライブシーンも臨場感があります。

まず冒頭からミュージックビデオのような映像と共に流れてくる音楽に魅せられます。

もちろん楽曲自体が良いのですが、それをさらに素晴らしいものにさせているのが、新田真剣佑と北村匠海の歌声でしょう。

北村匠海はダンスロックバンド・DISH//のメンバーとしても活躍しているので、さすがといったところですが、新田真剣佑の歌声も良かったので驚きと同時に引き込まれました。

クランクイン前に楽器演奏を猛特訓したキャスト陣は、下北沢のスタジオに集まって練習し、役どころ同様に絆を深めたのだそう。

その努力が功を奏し、本当のバンドメンバーかと思うほどライブシーンは圧巻でした。

また、本作はテンポの良いストーリーも魅力的。

114分があっという間に感じられてしまいます。

アキの死によって活動をやめてしまったメンバーが再び結集していく姿は感動的。

青春音楽映画が観たい人には、とてもおすすめの1作となっています。

『サヨナラまでの30分』(2020)の考察

『サヨナラまでの30分』(2020)は、高評価を得ました。

映画.comでは4.0を、Filmarksでは3.9を、Yahoo!映画では3.9といずれも高評価。

ぴあ映画初日満足度調査では、第1位を記録しています。

なぜ、本作はそこまで高評価を得たのでしょうか。

本作が高評価を得た大きな理由は、楽曲の良さが挙げられます。

本作で音楽プロデューサーを務めたのは、4人組ロックバンドandropのボーカル兼ギターの内澤崇仁。

そして、多くの映画の音楽プロデュースを手掛ける安井輝に、作曲家でピアニストの音楽家Rayons。

さらに雨のパレードやodolなど、確かな実力を持つミュージシャンが楽曲提供に携わりました。

これほどの実力者たちが楽曲製作を担当したのだから、良いものにならないはずがないかと思います。

もちろん音楽が素晴らしいものになったのは、彼らの力だけではありません。

彼らが「裏」を担当するなら、「表」を担当するのは役者たち。

俳優陣もクランクイン前からそれぞれの楽器を猛特訓したと言います。

「裏」と「表」ががっちり噛み合った結果、高評価の映画につながったと考えられます。

『サヨナラまでの30分』(2020)の「ECHOLL」が歌う楽曲はどこで聴ける?主題歌・挿入歌を一覧にして解説

颯太:Ⓒアスミック・エース

『サヨナラまでの30分』(2020)の「ECHOLL」の歌はサントラ、サブスクで聴ける

『サヨナラまでの30分』(2020)の「ECHOLL」の歌は、サントラとサブスクで聴くことができます。

サントラはSony Music(ソニー・ミュージックレコーズ)より発売され、ECHOLLのナンバーと、作曲家・ピアニストRayonsによる劇伴曲も収録。

サブスクは、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、amazon music、AWAなどで聴くことができます。

また、YouTubeでは『もう二度と』という音楽がフルver.で聴けます。

『サヨナラまでの30分』(2020)の「ECHOLL」が歌った楽曲一覧

『サヨナラまでの30分』(2020)の「ECHOLL」が歌った楽曲を紹介します。

「ECHOLL」が歌った楽曲

・目を覚ましてよ

・もう二度と

・stand by me

・風と星

・瞬間

・真昼の星座

この中でも『瞬間』と『真昼の星座』は印象的。

『瞬間』は冒頭で鮮烈な印象を与え、『真昼の星座』はクライマックスのライブシーンにぴったりな、感動で包むような楽曲になっています。

ぜひ聴いてみてください!

もちろん他の楽曲も良曲です。

ちなみに『瞬間』の音楽提供をしたのは、「odol」という2014年東京で結成した5人組バンド。

『真昼の星座』は「Michael Kaneko」という、湘南生まれ、南カリフォルニア育ちの日本人シンガーソングライターが音楽提供しました。

『サヨナラまでの30分』(2020)の原作は本?小説版・漫画版の解説

カナとアキ:Ⓒアスミック・エース

『サヨナラまでの30分』(2020)は、小説版・漫画版で発売されています。

漫画版は、ふるかわしおりの作画で、2019年11月7日~2020年2月13日までコミックアプリ『マンガMee』(集英社)にて連載されました。

小説版は、集英社より3種類が発売。

東堂燦『集英社オレンジ文庫』、ワダヒトミ『集英社みらい文庫』、本作の脚本を担当した大島里美『集英社文庫』の作者からなる小説が刊行されています。

興味がある人は読んでみてはどうでしょうか。

【なぜ?】『サヨナラまでの30分』(2020)の疑問を解説

ECHOLLのメンバー:Ⓒアスミック・エース

『サヨナラまでの30分』(2020)の解説①:なぜ颯太は30分間、アキと入れ替わることができる?

『サヨナラまでの30分』(2020)はカセットテープを再生すると、入れ替わるという不思議な設定。

颯太とアキは、アキが遺したカセットテープの再生が終わるまでの30分間だけ入れ替わることができます。

入れ替わる時は、颯太がカセットテープを再生することで入れ替わりが可能。

入れ替わった颯太は幽霊状態となり、他人からは存在を感知されません。

もちろんアキは死んでいるので、普段は幽霊と同じ状態です。

『サヨナラまでの30分』(2020)の解説②:なぜアキは死んでしまったのか?死因や経過日数とは?

アキの死因は交通事故です。

雨の日に横断歩道を渡っていた時に、事故に遭ったと考えられます。

亡くなってからの経過日数は1年。

1年後に颯太がカセットテープを拾ったことで物語は始まります。

『サヨナラまでの30分』(2020)の解説③:劇中の楽曲・歌は本物?

劇中の楽曲・歌は本物です。

バンド演奏シーンのため、キャスト陣はクランクイン前から下北沢のスタジオに集まって練習し、それぞれの楽器を猛特訓。

久保田紗友、上杉柊平、清原翔はそれぞれピアノ、ドラム、ベースに初挑戦となりました。

ライブシーンも実際に行われます。

長野・松本市にあるアルプス公園を舞台に、実在する「りんご音楽祭」とコラボレーションし、ライブシーンの撮影は3日間にわたり行われました。

集まったエキストラは600人。

各メンバーの見せ場も作っていくため、演奏は何度も繰り返されたそうです。

『サヨナラまでの30分』(2020)の解説④:颯太とカナの関係は?二人は付き合う?

劇中で颯太とカナが付き合うかどうかまでは描かれていません。

ただ、二人の雰囲気自体は良いので、付き合ってもおかしくはないのではないかと思います。

颯太がもっとカナに歩み寄れば付き合うのではないでしょうか。

『サヨナラまでの30分』(2020)の解説⑤:アキはもう現れることはないのか?

アキはもう現れることはないと考えられます。

ラストでアキの存在は完全に上書きされて消えてしまいました。

消えてしまったアキはもう現れないでしょう。

『サヨナラまでの30分』(2020)の最後は? ラストシーンや結末を解説

ECHOLLのメンバー:Ⓒアスミック・エース

『サヨナラまでの30分』(2020)の結末・ラストシーン

『サヨナラまでの30分』(2020)の結末・ラストシーンで、颯太とカナはライブ会場へ駆けつけます。

舞台裏でECHOLLのメンバーと会う颯太。

颯太はカセットテープを再生し、アキと入れ替わります。

颯太の体に入ったアキはメンバーとステージへ上がり、ライブを披露。

途中でアキは消えてしまいますが、颯太が後を引き継ぎ、ECHOLLの歌を歌いあげます。

『サヨナラまでの30分』(2020)の最後の解釈と考察

『サヨナラまでの30分』(2020)の最後のライブシーンは圧巻。

本作の一番の見せ場です。

臨場感のあるカメラワーク、エキストラの盛り上げ方、キャスト陣の演奏、楽曲、どれもが素晴らしくて感動的。

中でも良かったのは、新田真剣佑と北村匠海の歌声でしょう。

『真昼の星座』を歌った二人の歌声に酔いしれてしまいます。

『サヨナラまでの30分』(2020)のその後は?

『サヨナラまでの30分』(2020)のその後で気になるのは、ECHOLLの行方。

果たしてECHOLLはその後、どうなるのでしょうか。

おそらく、ECHOLLは颯太を正式にボーカルとして迎え入れ、再結成されるのではないかと思います。

颯太はこっそり作曲をやっていたので、作曲能力がある点もECHOLLにとってはプラスになるはず。

メジャーデビューも夢ではないでしょう。

颯太がボーカルになったECHOLLを描く音楽映画を続編として観てみたいです。

【レビュー】『サヨナラまでの30分』(2020)の評価・評判

カナと颯太:Ⓒアスミック・エース

【つまらない?】低評価のレビュー

『サヨナラまでの30分』(2020)の低評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『サヨナラまでの30分』(2020)の低評価レビュー
Filmarks:★★☆☆☆ 2.5
「すべて及第点なんだけど、印象マークを一つもつけられなかった」
映画.com:★★★☆☆ 3.5
「いまいち盛り上がりのない作品」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★☆☆ 3.0
「泣く気満々だったのに意外と泣けなかった」

という低評価レビューがありました。

全体的に低評価はほとんど見られませんが、「印象に残らなかった」「盛り上がらない」という低評価レビューが目立ちます。

テンポの良いストーリーだけに、盛り上げは確かに足らなかったかもしれません。

後、もう一押し「何か」があれば作品としてさらに良くなっていたかと思います。

【面白い?】高評価のレビュー

『サヨナラまでの30分』(2020)の高評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『サヨナラまでの30分』(2020)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★☆ 4.0
「とにかくバンドシーン、歌唱シーンが最高。真剣佑くんも北村匠海くんも、それぞれ声に異なる色気があった」
映画.com:★★★★★ 5.0
「最高でした!序盤からテンポが良くて、その時点で好印象でした」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★★ 5.0
「脚本の構成良し、主役から脇役まで演技良し、劇中の曲全てとても良しだった」

という高評価レビューがありました。

「最高」という絶賛のレビューが多いです。

アイデア、楽曲、ストーリー、歌唱、演技、ライブシーンとまんべんなく絶賛されています。

中には「泣ける」「感動する」というレビューもありました。

全体的に低評価はほとんど見られず、高評価という結果に。

日本の映画レビューサイト映画.comの点数は5点満点中4.0という高いレビュー評価になりました。

『サヨナラまでの30分』(2020)の総合評価:爽やかな青春音楽ストーリー!

ECHOLL:Ⓒアスミック・エース

楽曲やテンポの良いストーリーで魅了した『サヨナラまでの30分』(2020)。

ECHOLLのライブシーン、新田真剣佑と北村匠海の歌声は本当に最高でした。

もちろん演技も最高。

高評価が多いのも頷けます。

音楽やバンド、青春が好きな人にはぜひ観ていただきたい1作です!

おすすめの記事