特集一覧
【考察・解説】『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の意味とは?なぜ高い評価を受けた?

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)は、次期大統領候補であり現国務長官と無職になったジャーナリストの恋を描くラブコメ映画です。

主演はシャーリーズ・セロンとセス・ローゲン。

女性が活躍する現代社会を描きながら、コメディ作品に仕上げました。

アメリカンジョークが冴えわたるラブコメ映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)について、考察・解説していきます!

【『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の評価】

項目 評価 点数
知名度 ★★★★☆ 70点
配役/キャスト ★★★★☆ 80点
ストーリー ★★★★☆ 75点
物語の抑揚 ★★★★☆ 75点
アメリカンジョーク ★★★★☆ 80点
下ネタ ★★★★☆ 85点
[toc]

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の作品情報


ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(字幕版)

製作年 2019年
原題 Long Shot
製作国 アメリカ
上映時間 125分
ジャンル ラブコメディ
監督 ジョナサン・レヴィン
脚本 ダン・スターリング/リズ・ハンナ
主要キャスト シャーリーズ・セロン(シャーロット・フィールド)

セス・ローゲン(フレッド・フラスキー)

ジューン・ダイアン・ラファエル (マギー・ミルキン)

オシェア・ジャクソン・Jr(ランス)

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の概要

大統領とシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

チャンバース大統領が再選をしないことをきっかけに、国務長官であるシャーロットは次期大統領選に出馬しようと決める。

一方、ニューヨークではジャーナリストのフレッド・フラスキーが勤める会社が買収されていた。

フレッドは怒って会社を辞めてしまう。

無職になってしまい、行く当てのないフレッドは親友のランスに相談する。

ランスはフレッドをチャリティー・パーティーに連れて行ったのだが、そこで思いがけない出会いが。

そのパーティーにはシャーロットが参加していたのである。

実はフレッドとシャーロットは幼馴染であり、シャーロットはフレッドの初恋の人だった。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介

フレッドとシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

ここでは『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)のキャスト・登場人物(キャラクター)を紹介していきます。

シャーロット・フィールド(シャーリーズ・セロン)

シャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

アメリカの国務長官であり、次期大統領候補。

才色兼備で人気が高い。

昔、フレッドのベビーシッターをしていたことがあり、フレッドにとって初恋の人。

演じたのは、シャーリーズ・セロン。

アカデミー賞主演女優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞している人気女優です。

GLAADメディア賞の名誉賞や国連平和大使に任命されるなど、社会的に影響力のある女優でもあります。

フレッド・フラスキー(セス・ローゲン)

フレッド:ⒸLions Gate Entertainment

行動、内面ともに過激なジャーナリスト。

自身の勤める会社が買収されてしまい、怒って会社を辞める。

シャーロットに才能を買われ、彼女のスピーチライターとして同行することに。

演じたのは、セス・ローゲン。

13歳の時、カナダのCMに出演し、コメディアンとしてデビュー。

俳優、声優、コメディアン、脚本家、映画監督と幅広く活躍しています。

ランス(オシェア・ジャクソン・Jr)

ランス:ⒸLions Gate Entertainment

フレッドの親友で、会社を経営している。

フレッドの恋の行方を見守る陽気な男。

演じたのは、オシェア・ジャクソン・Jr。

人気ラッパーで俳優のアイス・キューブの息子として知られます。

ラッパーとしては「OMG」の名で活動。

マギー・ミルキン(ジューン・ダイアン・ラファエル)

マギー・ミルキン:ⒸLions Gate Entertainment

冷静沈着なシャーロットの秘書。

シャーロットとフレッドの交際を快く思っていない。

演じたのは、ジューン・ダイアン・ラファエル。

アメリカの女優で、女優業だけでなく、コメディアン、脚本家としても活躍しています。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の感想と考察

フレッドとシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の感想

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)は、アメリカンジョークと現実的にはありえない展開が面白い映画です。

しかも下ネタからドラッグネタまで何でもありのラブコメ。

「好きな体位は?」「バックでお尻をぶって」といった感じの、かなり下ネタが多いラブコメで、普通にドラッグをやってるシーンもあります。

ジャーナリストのフレッドがやるのは分かりますが、国務長官のシャーロットがやってしまうのは驚き。

エレガントで切れ者といったイメージの強いシャーロットのギャップが笑えてきますし、人間味あふれる彼女に親しみを覚えます。

一方、フレッドは終始、破天荒な感じの三枚目コメディアン風ジャーナリスト。

いかにもモテなさそうではありますが、シャーロットの心をつかんでいきます。

まさに美女と野獣。

本作はそんな二人の「ありえない恋」に注目。

シャーロットが女性初の大統領になるように女性が男性よりも活躍し、トップ(重要なポジション)を担うことも多くなるでしょう。

そして、今後はフレッドのように「逆玉の輿」に乗る男性も増えてくるかもしれません。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の考察

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)のテーマを考察していきます。

本作のテーマは副題にもあるように「僕と彼女のありえない恋」でしょう。

国務長官で次期大統領候補のシャーロットとさえないジャーナリストのフレッド。

どう考えても不釣り合いな二人です。

才色兼備なシャーロットのような女性に、「高嶺の花は無理だ」と尻込みしてしまう男性も多いのではないでしょうか。

しかし、フレッドはそんなこと考えませんでした。

尻込みせず対等にコミュニケーションを図ります。

卑屈にならず、尻込みせず、一人の人間として対等に接する。

「高嶺の花」と思われる女性は案外、そういった男性を待っているかもしれません。

また、本作は女性活躍社会の到来を感じさせるメッセージもあったように思います。

今でも働く女性は増えていますが、今後はトップ(重要なポジション)を担う女性も増えていくでしょう。

女性初の大統領、女性初の首相など「女性初」が増えていくかもしれません。

性別に関係なく、「人間的にどうか」「能力があるか」が問われる時代になってくるはずです。

ただ、これからも今も忘れてはならないのは、お互いを敬う気持ちだと思います。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の見どころを解説

フレッドとシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の見どころはなんといっても、フレッドとシャーロットの恋の行方でしょう。

国務長官で次期大統領候補とさえないジャーナリスト。

住む世界が違う二人はいかにして愛を育んでいくのか。

その過程にある現実的にはありえない展開やアメリカンジョーク(下ネタが多い)が見どころとなっています。

また、シャーリーズ・セロンとセス・ローゲンのコミカルな演技にも注目です。

セス・ローゲンはコメディアンのイメージそのまま。

下ネタから過激な発言まで笑わせてくれます。

一方、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『アトミック・ブロンド』(2017)など、強い女性役のイメージが強いシャーリーズ・セロンですが、本作ではハジけていたという印象。

国務長官としてバリバリ働く姿もエレガントでいいですが、ドラッグでラリッてしまうシーンはギャップがあって良かったです。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の原題・タイトルの意味とは?

フレッドとシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

原題の『Long Shot』には「勝つ見込みの低い候補者」や「大胆な試み」(見込みは低いものの成功すれば大きな成果が得られるもの)という意味があります。

まさに「高嶺の花」シャーロットを射止めたフレッドを表すようなタイトル。

また、大統領選に立候補したシャーロットも「大胆な試み」という意味でかけているのではないでしょうか。

女性初の大統領を目指すシャーロットにとっては、「大胆な試み」。

つまり『Long Shot』は、フレッドとショーロットの二人を表現したWネーミングになっているというわけです。

【なぜ?】『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の疑問を解説

フレッドとランス:ⒸLions Gate Entertainment

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の解説①:シャーロットが大統領を目指す理由とは?

シャーロットが大統領を目指す理由は、現大統領のチャンバースが再選を目指さないから。

チャンバース大統領は、シャーロットに映画界に進出する旨を話します。

彼はシャーロットを推薦すると約束。

これをチャンスと捉えたシャーロットは大統領を目指します。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の解説②:フレッド・フラスキーが無職になった理由とは?

フレッド・フラスキーが無職になった理由は、会社が買収されてしまい、それに怒って会社を辞めたから。

フレッドが勤める会社は、メディア王のパーカー・ウェンブリーに買収されてしまいます。

ウェンブリーは悪辣なやり方をすることで知られており、フレッドは許せませんでした。

怒ったフレッドは勢いで会社を辞め、無職になってしまうのです。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の解説③:フレッドとシャーロットが恋に落ちるきっかけは?

シャーロットは面識のあったフレッドをスピーチライターとして採用します。

その後、二人は行動を共にするようになり距離を縮めていくのですが、恋に落ちたのはマニラでの暴動がきっかけ。

二人は訪問先のマニラで暴動に巻き込まれるのですが、無事に出国。

フレッドとシャーロットは恋に落ちたのです。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の解説④:マギーが二人の関係を快く思わない理由とは?

マギーが二人の関係を快く思わない理由は、フレッドがシャーロットにふさわしいと考えていないから。

マギーは「冴えない男性が大統領の夫になったら、国民は誰一人として支持しないでしょう」と言います。

この発言から分かるようにマギーは、シャーロットにふさわしいスペックの高い男性との交際を望んでいるのでしょう。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の最後は? ラストシーンや結末を解説

フレッドとシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の結末・ラストシーン

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の結末で、シャーロットは大統領選の演説をします。

しかし、そこでフレッドの存在や脅迫された真実を告白。

シャーロットは演説会場をあとにし、フレッドに会いに行きます。

フレッドの家の前でシャーロットとフレッドは二人そろって会見。

最後は大統領主人(ファースト・ミスター)になったフレッドがホワイトハウスを案内し、フレッドとシャーロットが二人そろってインタビューに答えるというラストになりました。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の最後の解釈と考察

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の最後は、ロマンティックになっていました。

シャーロットは演説で、フレッドの愛を告白。

彼女は世間の評価・評判よりも、フレッドを、彼への愛を貫いたのです。

大切なのは自分を偽らないことではないでしょうか。

「彼はふさわしくない」そういったアドバイスに耳を傾けることも大切ですが、最終的に重要なのは自分の気持ち。

「大好き」「愛してる」それが何よりも大切だと思います。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)のその後は?

フレッドは大統領主人(ファースト・ミスター)になりました。

これからもシャーロットを支えていくでしょう。

フレッドの過激な発言が心配なのと、やや尻に敷かれている感はありましたが、二人ならうまくいくと思います。

【レビュー】『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の評価・評判

フレッド:ⒸLions Gate Entertainment

【つまらない?】低評価のレビュー

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の低評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の低評価レビュー
Filmarks:★★☆☆☆ 2.5
「男の方が、ヒステリックだし、ああ言えばこう言うでうるさいし、とにかくうざい。」
映画.com:★★☆☆☆ 2.0
「なんでシャーロットがそんなにフレッドに好意があるのか不可解」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★☆☆ 3.0
「彼女は彼の何処を気に入ったのか? 気に入る要素が見つけられず感情移入出来ない」

という低評価レビューがありました。

「なんでシャーロットがそんなにフレッドに好意がある分からない」という低評価が多いです。

恋愛要素を強く求めると評価が低くなってしまうのかもしれません。

本作は本格的な恋愛映画ではないので、そこはかるく流すくらいでいいのではないかと思います。

【面白い?】高評価のレビュー

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の高評価はどのようになっているのでしょうか。

映画のレビューサイトをまとめてみると、

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★☆ 4.5
「王道のラブコメといった感じでとても楽しかったです」
映画.com:★★★★☆ 4.0
「下ネタ満載で終始爆笑でした!下ネタ有りの無茶苦茶な設定なのに人間味があって面白い」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★★ 5.0
「笑いと毒っ気が散りばめられた王道のラブストーリーでおもしろい」

という高評価レビューがありました。

「王道のラブストーリーでおもしろい」「下ネタがおもしろい」という高評価レビューが多いです。

「逆プリティー・ウーマンとラブコメの名作と比べるレビューも多くありました。

また、シャーリーズ・セロンに対する評価も高いです。

日本の映画レビューサイト映画.comの点数は5点満点中3.7という高評価になりました。

『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)の総合評価:下ネタ満載のラブコメ!

フレッドとシャーロット:ⒸLions Gate Entertainment

下ネタ満載のアメリカンジョークでラブコメとして楽しめる『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』(2019)。

女性の社会進出など現代を反映させた映画でもありました。

シャーリーズ・セロンとセス・ローゲンのコミカルな演技も魅力です。

ぜひ男性は本作を参考に「高嶺の花」をゲットして、逆玉の輿に乗ってみてはどうでしょうか。

おすすめの記事