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パディントン_感想・考察

『パディントン』(2014)は、イギリス人作家マイケル・ボンドの児童文学を映画化した作品です。

イギリス人だけではなく、世界中から愛されている"くまのパディントン"。

礼儀正しく紳士的なクマが繰り広げる大騒動は、原作を知らない人でも楽しめる、とっても温かい作品に仕上がっています。

国民的人気キャラクターの映画化だけあって、キャスト・スタッフ共にイギリスの勢力を集結させた豪華メンバーで作られた作品です。

原作と映画の違いを解説しつつ、世界中から愛されるパディントンの魅力に迫りたいと思います!

目次

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『パディントン』(2014)作品情報とキャスト


パディントン(吹替版)

作品情報

原題:Paddington
製作年:2014
製作国:イギリス、フランス
上映時間:95
ジャンル:ドラマ、コメディ

『パディントン』(2014)の監督とキャスト

監督:ポール・キング
代表作:『Bunny and the Bull』(2009

出演者:ベン・ウィショー
代表作:『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)『007 スペクター』(2015)

出演者:ヒュー・ボネヴィル
代表作:『ダウントン・アビー』(2019)『英国総督 最後の家』(2017

出演者:サリー・ホーキンス
代表作:『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)『ブルージャスミン』(2013)

出演者:ジュリー・ウォルターズ
代表作:『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』(2018)『リトル・ダンサー』(2000

出演者:ジム・ブロードベント
代表作:『ムーラン・ルージュ』(2001)『ウィークエンドはパリで』(2013)

出演者:ニコール・キッドマン
代表作:『ムーラン・ルージュ』(2001)『スキャンダル』(2019)

『パディントン』(2014)のあらすじ

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

"暗黒の地ペルー"でクマの夫婦パストゥーゾとルーシーと、甥のコグマが暮らしていました。

クマ夫婦は40年前にイギリス人探検家と出会い、言葉を習い、いつかロンドンへ行くという約束をしていましたが、パストゥーゾは大地震で命を落としてしまいます。

叔母ルーシーは"老クマホーム"に入居することになったため、コグマはルーシーの助言で、探検家から「他人に優しい街」と聞いていたロンドンへ行くことになりました

マーマレードをお供に、長い航海の末パディントン駅に着いたコグマは、住み家を探すのですが、都会の人たちは忙しそうにして、誰もクマに目を向けません。

そこにブラウン一家が通りかかり、母親のメアリーが声をかけます。

クマは"パディントン"と名付けられ、家が見つかるまでブラウン家に泊めてもらうことになりました。

都会での生活を知らないパディントンは、事あるごとに大騒動を起こしてしまいます。

さらにパディントンを捕まえようとする人物まで出てきて大騒ぎ!

果たしてパディントンは、ロンドンで住み家を見つけることが出来るのでしょうか?

『パディントン』(2014)の感想と考察

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

『パディントン』(2014)の感想

『パディントン』(2014)は大人も子どもも楽しめる、心温まる作品です。

筆者は原作の大ファンなので、実写化が決定した時から公開を楽しみに待っていました!

字幕版で鑑賞しましたが、パディントンの声が思った以上に大人の声だったことにショックを受けました。

コグマだと思っていましたが、青年なんですね。

そこさえ乗り越えれば、後はパディントンの可愛さを堪能し、ブラウン家の優しさに心温まり、ロンドンの美しさも楽しめる作品に仕上がっています。

本作は、ほのぼのするだけの映画ではなく、手に汗握るアクションシーンも満載です!

パディントンに恨みを持つミリセント役をニコール・キッドマンが演じているのですが、前夫トム・クルーズが出演した『ミッション・インポッシブル』のパロディを彼女が演じたシーンでは、場内は爆笑に包まれました。

ニコール・キッドマンの懐の深さに感心しましたが、それもそのはず、ニコール・キッドマンは原作の大ファンだったそうです!

ブラウン家の子どものジュディやジョナサンにドライヤーで乾かしてもらって、パディントンがふわっふわの毛玉みたいになった姿はとにかく愛おしくて、ブラウン家の一員になりたいと思いました。

鑑賞後は、きっと家族や友達に薦めたくなる作品です!

『パディントン』(2014)の考察

『パディントン』(2014)は世界中で愛されるクマです。

必ず大騒動を起こしますが、最後にはみんなが楽しく心温まる気持ちになるのです。

本項では、パディントンがなぜこれほど愛されるのかを考察していきます。

どのようなクマなのか、パディントンの性格を書き出してみました。

パディントンの性格

・礼儀正しい

・好奇心旺盛

・誠実

・真面目

・正義感が強い

いかがでしょうか。

こんな性格の人物がいたら友達になりたいと思うのではないでしょうか。

真面目さゆえに、盗んだ財布を落とした泥棒に、財布を届けてあげようと奮闘するのですが、図らずもスケートボードや警察のコスチュームを奪ってしまったり、町の人たちに多大な迷惑をかけるのです。

しかしその結果、泥棒は無事に逮捕されて、パディントンは町の人たちから素晴らしい人物として温かく迎えられるのでした。

周りの人たちを巻き込みつつも、愚直とも言っていいほどの真面目さと正義感溢れるクマだから、みんなに愛されるんだと思いました。

『パディントン』(2014)の疑問やトリビアを解説

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

パディントンが英語を話せる理由を解説

本項ではパディントンのトリビアを解説していきます。

1つ目は、パディントンは、なぜ英語を話せるのでしょうか?

以下にまとめてみました。

パディントンが英語を話せる理由

叔父夫婦は、ペルーに来たイギリス人探検家から能力を認められ、言葉を教えてもらって、英語が話せるようになりました。

パディントンは孤児で、叔父夫婦に見つけてもらって育ててもらっていました。

叔父夫婦から言葉を教えてもらい、ロンドンがどのような天候で、どのような人が暮らしているのかを知るのです。

パディントンの本当の名前を解説

トリビア2つ目は「パディントンの本当の名前について」です。
パディントンは、駅で出会ったメアリーに"英語の名前"をつけてもらいましたが、それ以前はどのような名前だったのでしょうか。
パディントンの本当の名前

パディントンの本当の名前は映画でも登場しますが、クマ語なので残念ながら人間には発音できないのです。

ヘンリーは、パディントンから教えてもらった名前を言うのですが、発音が難しく、結局「大変失礼な言葉」を言ってしまい、パディントンに引かれていました。

【ネタバレあり】『パディントン』(2014)原作や元ネタとは? 映画版との比較

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『パディントン』(2014)の原作

『パディントン』(2014)は原作はどのような本なのでしょうか?

本項では原作と映画の違いに迫っていきたいと思います!

『パディントン』は、イギリス人作家マイケル・ボンドの児童文学「くまのパディントン」が元の作品です。

原作はシリーズ化されており、日本では全部で10作発行されています。

40か国以上で翻訳され、全世界で3,500万部発行しているということで、どれだけ人気なのかが分かりますね!

既に『パディントン2』(2017)は上映済みですが、『パディントン3』の企画が進行中というニュースも入っています。

原作と同様に、映画も続々とシリーズ化されるかもしれません!

『パディントン』(2014)の映画と原作の違い

本作では原作の第1作「くまのパディントン」を元に作られていますが、パディントンをはく製にしようとするミリセントは映画オリジナルのキャラクターです。

大胆にアレンジしていますが、ミリセントが出てくることで、映画にスパイスが効いて、手に汗握る、ハラハラの展開になっていくので、結果は大成功でした!

さらに原作にはないシーンで、堅物のヘンリーがパディントンのために女装をしてまで探検家を探すシーンは、発送の大胆さと、女装のクオリティの低さに笑いをこらえることが出来ませんでした。

原作が持つブラウン家の温かさに加え、アクションシーンを盛り込むなど、エンターテインメント性の高い作品に仕上がっています。

本作ではパディントンを通してロンドンの風景や、イギリス独特の天候を楽しむことができる、言うなれば"観光型映画"を体験できます!

『パディントン』(2014)のキャストや声優・吹き替えを紹介

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

パディントン/声優:ベン・ウィショー/吹き替え:松坂桃李

本作の主人公で、言葉を話せるクマ。

ペルーから密航してロンドンに渡り、ルーシー叔母さんから聞いたイギリス人探検家を探す。

とても礼儀正しいクマで、マーマレードが好物。

トレードマークはパストゥーゾ叔父さんの形見の帽子と、ヘンリーが昔着ていたブルーのダッフルコート。

声優はイギリス人俳優のベン・ウィショー。

吹き替えは松坂桃李が担当しています。

日英の爽やか青年が担当しており、パディントンが礼儀正しい紳士であることに説得力がある人選だと思います!

ヘンリー・ブラウン/キャスト:ヒュー・ボネヴィル/吹き替え:古田新太

ブラウン家の主人。

リスクマネジメントの仕事をしている。

真面目で、家族を大切にしており、パディントンは家族に危険を与える存在だと思っている。

人気ドラマ「ダウントン・アビー」の主人役で有名な、ヒュー・ボネヴィルが演じています。

日本語の吹き替えは古田新太。

メアリー・ブラウン/キャスト:サリー・ホーキンス/吹き替え:斉藤由貴

ヘンリーの妻で絵本の挿絵画家。

とても思いやりのある優しい人物

キャストは『シェイプ・オブ・ウォーター』の演技で一躍有名になったサリー・ホーキンスが演じています。

日本語の吹き替えは斉藤由貴。

バード夫人/キャスト:ジュリー・ウォルターズ/吹き替え:定岡小百合

ヘンリーの親せきで、ブラウン家のお手伝いとして一緒に暮らしている。

時に優しく、時に厳しくブラウン家を見守っている。

演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズでお馴染みのジュリー・ウォルターズ。

吹き替えは定岡小百合。

サミュエル・グルーバー/キャスト:ジム・ブロードベント/吹き替え:小山武宏

骨とう品やの主人で、パディントンの友人。

演じるのは名優ジム・ブロードベント。

日本語吹き替えは小山武宏。

ミリセント・クライド/キャスト:ニコール・キッドマン/吹き替え:木村佳乃

ペルーでパディントンの叔父夫婦を発見したイギリス人探検家の娘。

ロンドンの自然死博物館で、はく製部長をしている。

父の発見は他の探検家に認められず苦労した過去があり、父が発見したクマの甥であるパディントンに恨みを抱いている

演じるのはニコール・キッドマン。

日本語吹き替えは木村佳乃。

【ネタバレあり】『パディントン』(2014)の最後は? ラストシーンや結末を解説

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

本項では『パディントン』(2014)のラストをネタバレをふまえて解説していきます。

イギリス人探検家がいることを証明できたパディントンですが、騒動を起こして家族に迷惑をかけてしまったために家を出て、一人で探検家を探すことに。

探検家の娘であるミリセントは、パディントンが訪ねてきたところを捕えます。

ヘンリーは、パディントンがいなくなって初めて、家族にとって必要な存在になっていることが分かりました。

行方不明になったパディントンを探す中、カリーさんからの情報でロンドン自然史博物館で捕らえられていることが発覚し、一家はパディントンを救出するべく向かいます。

自然史博物館でミリセントに眠らされたパディントンをヘンリーが見つけて呼びかけます。

ブラウン家が来ていることに気づいたパディントンは、ジュディにクマ語で居場所を伝え、掃除機を使って焼却炉から外へ脱出!

「ジュディがクマ語を習っていたことがここで生きるのか!」と伏線の回収に感心しました。

ミリセントはパディントンを守ろうとするブラウン一家に銃を向けるのですが、そこに絶妙なタイミングでバード夫人が登場して無事にパディントンを救出できました。

命がけで博物館を壁伝いに歩いたヘンリー、ジュディはクマ語を駆使し、メアリーの「下水道から博物館に入る」というアイデアとジョナサンの爆弾の知識、バード夫人のお酒の強さ、全員の力を一つにしてパディントンを救出できたのです。

【レビュー】『パディントン』(2014)の評価・評判

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

【つまらない?】低評価のレビュー

低評価のレビュー
・パディントンがクマ感が強くかわいくない
・笑えない程周囲に迷惑をかける
・大人には退屈
・パディントンが何をしても許されるし、謝らない

かわいくない、クマ感が強いという反応は意外でした。

しかし、それだけCGの技術が高いという表れだと思います。

他にはドタバタが度を越しているというレビューがいくつかありました。

確かにセロハンテープぐるぐる巻きや、バスルーム浸水事件は目を覆うほどの大惨事です。

しかし大騒動を起こすことこそが、パディントンイズムなのです。

原作でも本を一度目を離してしまうほどの事件がしょっちゅう起きます。

筆者は、それを許せるブラウン一家のあたたかさを見て、自分も愛情と余裕がたっぷりの人間になりたいと思いました。

【おもしろい?】高評価のレビュー

高評価のレビュー
・とにかくパディントンがかわいい!
・松坂桃李の声が優しくてマッチしていた
・笑って泣けて、悪役さえも愛おしかった
・まるで寅さんを観ているようだった
・お部屋のインテリアやロンドンの街並みがかわいかった
・ニコール・キッドマンが悪役を楽しそうに演じていた
本作は吹き替え版の評判がかなり良かったです。
特にパディントンの吹き替えをした松坂桃李やヘンリー役の古田新太は、はまり役という声が多く聞こえました。
原作やクマファンだけではなく、松坂桃李ファンやベン・ウィショーファンも満喫できたようです。
また、街並みやメアリーの服装、部屋のインテリアが素敵だというレビューも多かったです。
ロンドンは雨が多く、いつも曇った灰色のイメージでしたが、本作では気候を覆すようにカラフルな衣装やインテリアで色どり鮮やかな映像で楽しませてくれます。
もっとも多かったレビューは、やはりパディントンの可愛さです!
得意げな顔をしながらチワワを抱っこしてエスカレーターに乗るシーンの可愛さは驚異的で、本作の名シーンと言えます。

『パディントン』(2014)のまとめ

(C) 2014 STUDIOCANAL S.A. TF1 FILMS PRODUCTION S.A.S Paddington Bear TM, Paddington TM AND PB TM are trademarks of Paddington and Company Limited

『パディントン』(2014)はハートウォーミングな作品ですので、元気になりたいときに観るのに最適な作品です。

大人も子どもも楽しめる作品ですが、筆者が最も観て欲しいターゲットは「ペットを飼っている人」です。

筆者は犬を飼っているのですが、パディントンのつやつやした鼻を見たら愛犬を思い出し、最大限に感情移入してしまい、なんてことないシーンでも涙が出てきました。

それに"変な人がたくさんいる"ロンドンでパディントンが受け入れられたことは、社会の不寛容さが問われる現代に明るい光を照らす作品にもなっていると感じました。

続編である映画『パディントン2』(2017)の感想や考察について知りたい方はこちら。

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