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LION25年目のただいま_感想・考察

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)は、5歳で迷子になってしまった子が25年後、故郷の家族に会いに行くという実話を描いた感動の映画です。

『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)のデーヴ・パテール主演、ルーニー・マーラやニコール・キッドマンが脇を固めました。

本作はオーストラリア映画協会賞で12部門を受賞するなど、数々の映画賞を受賞。

なぜ本作はそれほど評価される映画になったのでしょうか。

Google Earthを使って故郷を探し出した感動の実話『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)について、感想、作品の魅力をネタバレを交えて紹介していきます!

【『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の評価】

項目 評価 点数
知名度 ★★★★★ 90点
配役/キャスト ★★★★★ 90点
ストーリー ★★★★☆ 85点
物語の抑揚 ★★★★☆ 75点
ドラマ ★★★★★ 90点
感動 ★★★★★ 90点

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『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の作品情報と監督とキャスト


LION /ライオン 25年目のただいま(吹替版)

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の作品情報

原題 Lion
製作年 2016年
製作国 オーストラリア、アメリカ、イギリス
上映時間 129分
ジャンル ドラマ

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の監督とキャスト

監督 ガース・デイヴィス
キャスト・出演者1 デーヴ・パテール
役名 サルー・ブライアリー
日本語吹き替え(声優) 平野潤也
キャスト・出演者2 ルーニー・マーラ
役名 ルーシー
日本語吹き替え(声優) 山賀晴代
キャスト・出演者3 ニコール・キッドマン
役名 スー・ブライアリー
日本語吹き替え(声優) 田中敦子
キャスト・出演者4 デビッド・ウェナム
役名 ジョン・ブライアリー
日本語吹き替え(声優) 吉富英治

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の概要

サルー・ブライアリー:ⓒThe Weinstein Company

インドで生まれたサルーは、母と兄、妹の4人で暮らしていた。

しかし、5歳のある日、駅で兄とはぐれてしまい、迷子になってしまう。

列車で遠くまで来てしまったサル―は、言葉も分からず、帰り道も分からないままさまよい歩く。

ある日、1人の女性に保護されるが、身の危険を察知したサル―は家を飛び出してしまう。

その後、1人でいるところを保護され、劣悪な環境の施設で生活することになるが、オーストラリア人のブライアリー夫妻に引き取られる。

25年後、サル―はGoogle Earthを使って故郷を探し始めるが……。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の感想と考察

サルーとルーシー:ⓒThe Weinstein Company

奇跡の実話

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)は、25年間迷子だった子がGoogle Earthで故郷を見つけ、家族に会いに行くという感動のストーリーになっています。

何より信じ難いのが、この話が実話であるということ。

「事実は小説よりも奇なり」とはまさにこのことだと実感します。

Google Earthで故郷を見つけたのも奇跡的ですが、5歳だったサル―が劣悪な環境の中、生きて保護されたのも奇跡的。

オーストラリアの良い夫妻に引き取られましたし、サル―は相当、運の強い男でもあったのではないかと思います。

もしかしたら私たちが知らないだけで、この世界は奇跡的な物語で満ちているのかもしれません。

本作ではサルーと家族の奇跡と感動を味わってみてください。

血はつながっていないけれど

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)は、血がつながっていなくても、本当の家族のようになれるのだなと感じました。

本作はこの点でも感動できます。

ブライアリー夫妻はサル―を本当の子供ように愛情をもって育てましたし、サル―も本当の親のように慕っています。

インドとオーストラリアでは全く違うでしょうし、信頼関係を結ぶのは大変だったのではないでしょうか。

それでもお互いに信頼し合えたのは、愛があったから。

例え、血はつながっていなくても、愛があれば家族になれるし、本当の親子以上の関係になれる。

本作はそれを実証しています。

なぜライオンなのか? タイトルの意味を解説

サルーと兄:ⓒThe Weinstein Company

本作の原題は『Lion』で、邦題は『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』となっています。

なぜ、ライオンなのでしょうか。

それにはサル―の名前に秘密があります。

幼かったサル―は自分の名前を間違えていました(発音を間違えていた)。

サル―の本当の名前は「シェルゥ」。

その意味が「ライオン」なのです。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の最後は? ラストシーンや結末を解説

サルーと母:ⓒThe Weinstein Company

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の最後は、サル―が故郷へ帰り、25年ぶりに家族と再会するという感動的なラストになりました。

また、役者とは別にサル―本人が再開するシーンもエンドロール前に流れます。

本編のシーンも感動的でしたが、本物もリアルなので感動的。

ちなみに本物の映像では、サル―の育ての母スー・ブライアリーも一緒に会いに行きます。

サル―、スー、生みの母、3人が抱き合うシーンはとても印象的なシーンとなりました。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)はどこまで実話?物語のその後、現在について解説

サルー:ⓒThe Weinstein Company

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の実話と映画との違い

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)では、実話と映画ではいくつかの違いがありました。

ここでは、その違いについて紹介していきます。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の実話と映画の違い

1.映画ではサル―の兄は1人しかいなかったが、実際は2人の兄がいた

2.サルーの額の傷は、スイカを運んでいた時にできた傷ではなく、犬に追われて転んでできた傷だった

3.Google Earthだけではなく、実際はFacebookも使われた

以上の3点が実話に脚色された点でした。

しかし、脚色された点はかなり少なく、実話を忠実に再現しているのが分かるのではないでしょうか。

サル―・ブライアリ―本人も

29年前に自分の身に起こったことが目の前で再現されるのを見て、最初の5分間は椅子にかじりついたようになって涙がどんどん出て止められなかったんだ。

映画だから情緒的にする必要があり(再現度は)100%とは言えないんだが、ほとんど正確だしすごくうれしく思っている。

とインタビューに答えています。

この物語が本当に奇跡的なものだったのだと改めて感じました。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)のその後、現在は?

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)のその後、現在はどうなっているのでしょうか。

この物語の主人公、サル―・ブライアリ―は、孤児の支援活動(インドで孤児院、インドからオーストラリアへの養子縁組の支援)を中心に、自身の経験を生かして世界中で講演を行っています。

また、サル―の弟として引き取られたマントッシュは、オーストラリア・タスマニアで父親と一緒に家族経営をして働いているとのこと。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016) で兄はなぜ死んだ?

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016) でサル―の兄は死んでしまったことが分かります。

この真実はラストで、明かされるのですが、サル―が汽車に乗って迷子になってしまった夜、兄グドゥはすぐ近くで別の汽車にはねられて死んでしまいました。

サル―が一番会いたかったのは、いつも一緒にいた兄グドゥだったのではないかと思います。

その兄に会えなかったのは残念でした。

【レビュー】『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016) の評価・評判

サルーとルーシー:ⓒThe Weinstein Company

【つまらない?】低評価のレビュー

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)にはどのような低評価があるのでしょうか。

低評価のレビューを見てみると、

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の低評価レビュー
Filmarks:★★★☆☆ 3.0
「映画の語りとしては普通かな。葛藤が長い割に伝わりづらい」
映画.com:★★★☆☆ 3.0
「いまいち感情を乗せられないまま観終わってしまった」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★☆☆☆ 2.5
「故郷を探すシーンもあまり感情移入できない」

という低評価レビューがありました。

多かったのが「感情移入できない」というもの。

もう少し、故郷を探すのに苦労や困難が襲うとか工夫があれば、評価も良くなったのかもしれません。

淡々とした物語に低評価がつく結果となりました。

【面白い?】高評価のレビュー

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)にはどのような高評価があるのでしょうか。

高評価のレビューを見てみると、

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の高評価レビュー
Filmarks:★★★★★ 5.0
「泣けるし、温かくもあるし、考えさせられる。いい映画だった」
映画.com:★★★★★ 5.0
「離れて暮らす親と子、家族の想いを深く描いた普遍的な物語でもある。泣いた!涙が止まらなかった!」
Rotten Tomatoes(海外の評価):★★★★☆ 4.0
「感動しました。家族というものについて、改めて考えさせてくれる、いい映画です」

という高評価レビューがありました。

「泣ける」「感動する」というレビューが多い結果に。

また、家族や孤児についても考えさせられるというレビューも多くありました。

日本のレビューサイト映画.comの点数は5点満点中3.8という高評価。

その他の映画レビューサイトでは、平均して4.0を超えているので、全体的に評価の高い映画と言えます。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)の総合評価:感動の実話ストーリー

サルー:ⓒThe Weinstein Company

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)はエンドロール後に本編はある?

奇跡の実話を描いた『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』(2016)。

感動できる要素以外にも、キャストの演技も良かったですし、映像も美しく描かれていました。

なお、本作ではエンドロール後に短いですが、トンネルの中で汽車に乗ったグドゥとサル―が名前を叫ぶ映像が流れます。

そのテロップにあるのが、「今は亡きグドゥの思い出に捧げる」というもの。

本作は「亡きグドゥにも観て欲しい」という思いで製作されたのかもしれません。

ぜひエンドロール後の映像も観てみてください。

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