
今回は、大麻やマリファナの登場する映画を紹介します。
日本では大麻やマリファナは違法薬物として見られていますが、海外では一首の嗜好品として受け入れられていて、題材にされている映画もたくさんあるので、これを機会にご覧になられてはいかがでしょうか。
【編集部おすすめの大麻・マリファナが登場する映画】
作品名 | おすすめ度 | |
1位 | 『アリ・G』(2003) | ★★★★★ |
2位 | 『ザ・ビーチ』(2000) | ★★★★☆ |
3位 | 『デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』(2011) | ★★★★☆ |
大麻・マリファナが登場する映画とは? 歴史も解説
大麻やマリファナは海外では嗜好品です。
日本でいうタバコのような存在でしょう。
なので、ギャンブル要素のある作品が多いです。
闇の取引や危険な関係が多いでしょう。
普通シリアスになるような内容でも、コメディテイストで描かれているので面白おかしく見ることができます。
歴史を紹介 映画で大麻・マリファナを吸うシーンは減った?
マリファナや大麻の映画は歴史は長く、海外作品なら探すとたくさん出てきます。
そして、どの作品も面白いものばかりなので、大麻やマリファナに対しての気持ちや考え方が変わるでしょう。
大麻やマリファナを吸うシーンなどももちろん描かれていて、作品によっては頻繁に吸う作品もあります。
ただ、大麻やマリファナは嗜好品や医療品として使われていて、ドキュメンタリーでは医療に使われた作品もあるので、気になる場合はぜひこの機会に調べてみてください。
また、日本と海外での表現の違いを観察してみても楽しめるでしょう。
大麻・マリファナが登場する映画のおすすめな選び方
日本ではあまりイメージのない、大麻やマリファナの映画を楽しむために、おすすめの選び方を紹介します。
コメディ要素のある作品を選ぶ
大麻やマリファナにあまり良いイメージがないのなら、コメディテイストの作品を選びましょう。
笑って見れる作品の方が、大麻やマリファナに対しての考え方も変わります。
ただ、日本では違法なの手を出してはいけません。
あくまで、海外ではこういう使われ方をされていると知ることができるまでです。
ドキュメンタリー作品を選ぶ
海外では、大麻やマリファナは嗜好品や医療品になるので、実際どう使われているのかドキュメンタリーを見ることも良いでしょう。
感覚をハイにして幻覚を見せるドラッグでも、使い方次第で医療品にもまります。
実際に会った医療現場では、子供が大麻を使用する場面もありました。
日本人だから、大麻やマリファナは違法薬物と認識してしまいますが、別の姿をしてる大麻やマリファナを知る良いきっかけにはなるでしょう。
大麻・マリファナが登場する映画の比較一覧
作品名 | 監督 | 作品時間 | おすすめ度 |
『スモーキング・ハイ』(2008) | デビッド・ゴードン・グリーン | 112分 | ★★★★☆ |
『ブロウ』(2001) | テッド・デミ | 123分 | ★★★★☆ |
『テッド』(2013) | セス・マクファーレン | 106分 | ★★★★☆ |
『バッド・チューニング』(2016) | リチャード・リンクレイター | 102分 | ★★★★☆ |
『トレインスポッティング』(1996) | ダニー・ボイル | 93分 | ★★★★★ |
『ふしぎの国のアリス』(1953) | クライド・ジェロニミ
ハミルトン・S・ラスケ ウィルフレッド・ジャクソン |
75分 | ★★★★★ |
『マスク』(1995) | チャック・ラッセル | 100分 | ★★★★★ |
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2001) | ダーレン・アロノフスキー | 102分 | ★★★★★ |
『無ケーカクの命中男』(2008) | ジャド・アパトー | 129分 | ★★★★★ |
『ハイスクール マリファナ大作戦』(2010) | ジョン・スタルバーグ・Jr. | 93分 | ★★★★★ |
10位:『スモーキング・ハイ』(2008) 究極のマリファナで大興奮!
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 112分 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
マリファナ中毒の2人の男は、ある日究極のマリファナ"パイナップル・エクスプレス"を手に入れる。
大興奮した2人は車内で嗜んでいた。
すると、偶然殺人事件現場に遭遇してしまう。
焦った男は、吸っていたマリファナをその場に捨てて逃亡する。
しかし、マリファナを現場に捨てたせいで彼は犯人に命を狙われる羽目に……。
【キャスト】
監督 | デビッド・ゴードン・グリーン |
キャスト | セス・ローゲン
ジェームズ・フランコ |
『スモーキング・ハイ』(2008) マリファナ越しの友情

デールとソール©2008 Columbia Pictures Industries、Inc.
全てのシーンがマリファナを通しての話になってきますが、どのシーンもとてもコメディテイストで笑えるシーンがたくさんあります。
デールとソールの喧嘩シーンは腹筋崩壊するでしょう。
また、マリファナ越しでも感動してしまう男2人の友情にも注目です。
9位:『ブロウ』(2001) ノンフィクション!実在した伝説のドラッグ・ディラー
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 123分 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
貧しい家庭で育ったジョージは、1960年代後半、カリフォルニアで大麻の密売に手を出した。
やがて彼は、パブロという男に出会い、彼の力添えを得て大物のドラッグ・ディラーとして成り上がったいったのだが……。
【キャスト】
監督 | テッド・デミ |
キャスト | ジョニー・デップ
ペネロペ・クルス |
『ブロウ』(2001) 忠実に再現された60年~70年代の世界

ジョージ・ユング© New Line Productions, Inc.
実在した男のドラッグ・ディラーとしての人生を描いた実録ドラマ。
ジョージに扮したジョニー・デップの演技や、しっかりと表現されている60年代から70年代の装飾品などにも注目です。
8位:『テッド』(2013) 喋るテディベアと中年男の痛快コメディ!
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 106分 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
孤独な少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったテディベアとお友達になれないかと神に祈った。
すると翌朝、テディベアに魂が宿り、その子はテッドになった。
それから27年がたった今、2人はすっかりダメ男の中年に成り下がり、ジョンは彼女に愛想をつかれてしまう。
【キャスト】
監督 | セス・マクファーレン |
キャスト | マーク・ウォールバーグ
ミラ・クニス |
『テッド』(2013) ボングでマリファナを吸うテディベア

女性と酒を楽しむテッド© 2012 MRC II Distribution Company L.P. ALL RIGHTS RESERVED.
テッドを知らない人は少ないと思いますが、終始笑える展開が止まらない面白い作品です。
中年に成り下がった喋るテディベアが、ボングでマリファナを吸うシーンはとても印象的。
常にコメディテイストかと思い油断していると、ラストの感動のシーンに涙が止まりません。
7位:『バッド・チューニング』(2016) 10代若者たちの生々しい青春を描いたコメディドラマ
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 102分 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
夏休みに入ってすぐ、友人達とパーティを楽しむために、ピンクとケビンは親に内緒で酒を注文していた。
けれど、それが親にバレてしまい計画していたパーティーも中止になる。
楽しい夏休みを台無しにしたくない2人は諦めきれず、1人の先輩に頼み新たに別のパーティーを計画してみるのだが……。
【キャスト】
監督 | リチャード・リンクレイター |
キャスト | ジェイソン・ロンドン
ワイリー・ウィギンズ |
『バッド・チューニング』(2016) 大人には内緒のドキドキ!錯乱と狂気の夏休み

パーティーの計画を練る3人©2012 Getty Images
1人の先輩と出会い、ピンクとケビンは初めての酒に溺れ、初めてのマリファナや大麻に溺れていく。
そのシーンはとても狂気に満ちていて、錯乱シーンも印象に残りやすい。
しかしどのシーンも、怪訝に思う訳ではなく、学生ならではのハイのなり方で、登場するキャラも、よくいるオタクくんやよくいるヤンキー。
誰にでも分かるようなシーンだからこそ共感し笑ってしまう、そんな場面がたくさんあります。
大人には怒られてしまうけれど、火遊びしたくなる青春時代を思い出すでしょう。
6位:『トレインスポッティング』(1996) 陽気で悲惨な若者たちの青春を追う
【作品情報】
製作国 | イギリス |
上映時間 | 93分 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
レントンはよく仲間達とハイの日々を送っていた。
それ以外は盗みを働き、ドラッグを手に入れる狂った毎日。
しかしレントンはとても苦痛の日々を耐え抜いて、ドラッグを断ち切った。
そして職に就いたのだが、昔の仲間たちのせいで彼はクビになってしまう。
そんなある日レントンは、ドラッグ取引の話を持ちかけられた。
【キャスト】
監督 | ダニー・ボイル |
キャスト | ユアン・マクレガー
ユエン・ブレムナー |
『トレインスポッティング』(1996) 悪い仲間と手を切る

レントン©1996-Miramax
レンタンは、悪い仲間とともにハイになることが多かったけれど、度々手をきるぞと考えるシーンがあります。
その度に、今だと感じたり、手を切ることができるのかとそわそわしてしまうでしょう。
彼と同じ気持ちになって見ることができるので、より作品にのめり込むことができます。
そして、ラストがすっきりした終わり方なので、次作のT2も楽しみになることでしょう。
5位:『ふしぎの国のアリス』(1953) ルイス・キャロルのファンタジー童話をディズニーが映画化!
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 75分 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
アリスは退屈な昼下がりを過ごしていた。
すると、目の前を大急ぎで走った真っ白なうさぎ。
彼女はそのウサギを追いかけた。
すると、穴に落ちてしまう。
落ちた先は、自分の体を大きくしたり小さくしたりすることができる不思議な部屋だった。
その部屋を出ると、お花達は歌ったり踊ったり、誕生日ではない日を祝ったりするとても不思議な世界が広がっていた。
【キャスト】
監督 | クライド・ジェロニミ
ハミルトン・S・ラスケ ウィルフレッド・ジャクソン |
キャスト | キャスリン・ビューモント
ビル・トムスン |
『ふしぎの国のアリス』(1953) マリファナとの相性抜群

何でもない日を祝うアリスたち© 2015 Disney
ふしぎの国のアリスはマリファナは登場しません。
大麻も登場しません。
けれど海外では、マリファナや大麻との相性が抜群の映画として知られています。
確かに、食べると小さくなったり大きくなったりするクッキーや、しゃべり踊る花。
何でもない日を狂ったようにお祝いする習慣。
そして、悪いことをしたらすぐ死刑に繋がるような極端な世界観は、お酒が入って少し酔った状態で見ると、よりハイになりやすい映画だと言えるでしょう。
マリファナではなく水タバコだけれど、芋虫が吸っているタバコは、ドラッグのような中毒性があるように見えてしまいます。
4位:『マスク』(1995) 古代の仮面をつけた青年が"マスク"となって大暴れ!
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 100分 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
冴えない銀行マンのスタンリーは、ある日彼は手を広げた仮面を見つける。
何気なく家に持ち帰り、それを顔に近づけると……急に竜巻が起こりゴムのように変形した仮面は彼の顔を覆い尽くした。
超スピードの竜巻が終わった頃、スタンリーは緑色の仮面、黄色のスーツ姿の派手な男へと変身していた。
【キャスト】
監督 | チャック・ラッセル |
キャスト | ジム・キャリー
キャメロン・ディアス |
『マスク』(1995) 次元を超えた超スピードのイカれたジェントルマン

舌が飛び出るマスク© New Line Productions, Inc.
タバコもお酒もマリファナも大麻も、全て楽しんでしまう緑のマスクマン。
体の中から銃を取り出したり、爆弾を飲み込んだりと、マリファナとの相性もバツグン。
かなりの本数を口にくわえタバコを吹かす瞬間は、まさにドラッグを嗜んだ最高にハイな男。
ただのコメディとしてみてもよし。
お酒と一緒にほろ酔いになりながら楽しむもよし。
どんな場面でもおもしろおかしく、それでいて迫力満点に描かれているマスクを、ぜひご覧になられてみてください。
3位:『レクイエム・フォー・ドリーム』(2001) 未亡人の息子が麻薬に手を出す
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 102分 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
テレビを見ることが何よりの楽しみだった中年未亡人のサラ。
そんな彼女に、テレビに出演してほしいという電話がくる。
彼女はお気に入りの赤いドレスを着るために、ダイエットを始めた。
その一方、彼女の息子は恋人とのささやかな夢を叶えるために、麻薬の売買に手を出してしまう。
それから日は経ち、ダイエットに成功した母親はダイエット薬品の中毒に、麻薬の売買がうまくいかない息子とその恋人は、麻薬の常用者になってしまった。
【キャスト】
監督 | ダーレン・アロノフスキー |
キャスト | ジャレッド・レト
エレン・バースティン |
『レクイエム・フォー・ドリーム』(2001) ドラッグの恐ろしさを改めて理解できる

母と息子©2012 Getty Images
マリファナや大麻がドラッグだということを、改めて理解することができる映画です。
けれど、ドラッグのように依存してしまうものは、マリファナや大麻だけではなく、ダイエットをするために飲む薬なども当てはまる。
そんな中毒性のある薬をメインとして描かれた、リアルな映画です。
海外でも、服用のしすぎは体に悪い、そんな現実味のある世界を知ることができるでしょう。
2位:『無ケーカクの命中男 ノックトアップ』(2008) "40歳の童貞男"ジャド・アパトー監督のラブコメディ
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 129分 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
高校時代の交通事故にあったベンは、その賠償金で食いつなぎ生活していた。
バカな友達と共同生活をし、遊びにまみれるまさにだめ男だったベン。
しかしある日、昇進祝いをしにクラブに来た女性をナンパして成功。
そして一夜を共にしたのだが、彼女がなんとベンの子供を妊娠してしまった……。
【キャスト】
監督 | ジャド・アパトー |
キャスト | セス・ローゲン
キャサリン・ハイグル |
『無ケーカクの命中男 ノックトアップ』(2008) ダメ男が責任感を持とうと奮闘

友達とクラブに来たベン©2007 Universal Studios
交通事故の賠償金で食いつないでいるベンは、毎日のようにダメな友達と一緒にマリファナを吸ったり、遊び歩いている日々だったが、ナンパをした女性が妊娠してしまったために、彼は必死に責任感を持とうと、お腹に宿った子どもを守ろうと奮闘します。
スタートがマリファナスタートだけれど、そこから更生しようとするベンの姿に、がんばれと思ってしまうでしょう。
また、ダメ男が頑張る姿は不思議と元気をくれます。
1位:『ハイスクール マリファナ大作戦』(2010) 前代未聞!全校生徒でヤク中大作戦!
【作品情報】
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 93分 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
成績優秀な高校生ヘンリーは、少しやんちゃな友人ブローにすすめられて、初めてマリファナを吸った。
けれど不運なことに、次の日学校では薬物検査が行われることに……。
直前でマリファナを吸った2人は退学を恐れて、とある計画を立てる。
それは、全校生徒にマリファナを吸わせるということだった。
そして、マリファナ入りのブラウニーを全校生徒に振舞うのだが……。
【キャスト】
監督 | ジョン・スタルバーグ・Jr. |
キャスト | エイドリアン・ブロディ
ショーン・マークエット |
『ハイスクール マリファナ大作戦』(2010) 学校の全ての生徒がマリファナ中毒者に!?

マリファナ入りのブラウニーを作るヘンリーとブロー©Parallel / Zide 2008
優等生×不良のコンビがとても面白いです。
前日に吸ってしまいバレるのが嫌だからと、"なら全校生徒をみんな陽性にしてしまえばいい"そんな発想が出るのは、海外映画ならではでしょう。
そして、マリファナ入りのブラウニーを作るところも、ハイセンスです。
しかし、全校生徒に振る舞うのは至難の技。
彼らがどのようにして計画を遂行したのか、その結果どうなったのかは、ぜひ作品をご覧になられて、最高にハイな状態のハイスクールを楽しんでみてください。
大麻・マリファナが登場する映画のおすすめな楽しみ方を紹介
大麻やマリファナが出る作品は、どのような使われ方をしているのかに視点をあてて見てみると楽しめるでしょう。
そして、薬物としてみるのではなくタバコやお酒のような嗜好品だと思って見ると面白いです。
プラスして客観視点が一番楽しめるでしょう。
もし自分がではなく、"このキャラはイカれている"くらいの気持ちで見ることで、どんな場面でもふっと笑ってしまいます。
コメディテイストの作品は、現実味がないのでより客観的に見やすいでしょう。
別次元のハイな世界観を楽しもう!
日本では使用してはいない薬物として知られている大麻やマリファナ。
海外では当たり前のように扱われています。
実際に嗜むことはできませんが、映画を見ることでハイな空間を楽しむことは出来るでしょう。
好きな作品や気になる作品を見ながら、気分をハイにして自粛期間の憂鬱気分を晴らしてみてはいかがですか。