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アバウト・タイムサムネイル

日常を離れて物語の世界に没入できるのが映画の魅力のひとつ。

登場人物の人生を追体験することで、普段の生活では見られない世界を垣間見ることができます。

また、登場人物を見てこうありたいと思ったり、悩んでいる時に力をもらえた、という方も多いのではないでしょうか。

逆に反面教師のような人物から考えさせられることもあります。

映画を通じてこれまで自分の中になかった価値観に触れることで、人生を変えるような新しい世界が開けてくるかもしれません。
今回は観た後に世界の見え方が変わったり、新しい世界へ踏み出してみたくなるような作品をご紹介していきます。
おすすめな選び方や見どころも解説していますので、作品選びの参考にしてみてください。

【編集部おすすめの人生を変える映画】

順位 作品名 おすすめ度
1位 アバウト・タイム~愛おしい時間について~ ★★★★★
2位 レインマン ★★★★★
3位 LIFE! ★★★★☆

 

目次

人生を変える映画とは?  特徴も紹介

人生を変える映画とは?

人生を変える映画の特徴

行ったことがない場所や美しい景色を見ることができる“旅”をテーマにした作品や、物語がテンポ良くダイナミックに描かれている作品には、思わず自分も行動したくなるようなパワフルな魅力があります。

逆に日常を淡々と描いている作品は、ゆっくり自分を見つめなおす時間を与えてくれるでしょう。

また、つらい状況を乗り越え成長してゆく主人公を描いた作品にも強く心に響く名作が数多くあります。

ヒューマンドラマから選ぶ

映画では登場人物の価値観や、何を大事にしているかがその人の人生に反映されていることが多く、考え方次第で人生が大きく変わっていく様子もたびたび描かれてきました。
そういった映画を観ることで、自分がどんな人生を送りたいのか、そのためにはどうすればいいのかを考えるきっかけになります。
人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマには、人生の道筋を教えてくれるようなヒントが散りばめられています。

サバイバル映画から学ぶ

無人島、海、山などサバイバル映画の舞台はさまざま。
生き抜くために無駄なものがそぎ落とされていき、人とのつながりも変化する中で最後まで残るものは何なのか。
スマホやテレビなど当たり前のようにあったものに頼れない生活は、過酷な面もありながら、どこか清々しさも感じさせます。
サバイバル映画を観て自分だったらどうするかを考えてみると、本当に必要なものが見えてくるかもしれません。

夢と仕事にまつわる映画

やりたいことを仕事にしたい、自分のやりたいことが見つからない、仕事がうまくいかない……など、仕事と理想のギャップで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
そんな時には少し立ち止まって、登場人物が夢に向かって努力する姿、自分の仕事にひたすら打ち込んでいる姿を描いた作品を観てみてはいかがでしょうか。ひたむきな姿を見ているうちに力が湧いてくるはずです。

人生を変える映画の比較一覧

人生を変える映画の比較一覧
作品名 監督 作品時間 おすすめ度
アバウト・タイム~愛おしい時間について~ リチャード・カーティス 124分 ★★★★★
レインマン バリー・レビンソン 134分 ★★★★★
LIFE! ベン・ステイラー 114分 ★★★★☆
ソーシャル・ネットワーク デビッド・フィンチャー 120分 ★★★★☆
オデッセイ リドリー・スコット 142分 ★★★★☆
サバイバルファミリー 矢口史靖 117分 ★★★★☆
かもめ食堂 荻上直子 102分 ★★★☆☆
バクマン。 大根仁 120分 ★★★☆☆
ばしゃ馬さんとビッグマウス 吉田恵輔 119分 ★★★☆☆
夜は短し歩けよ乙女 湯浅正明 93分 ★★★☆☆

 

何度も見返したくなる名作から、気軽に楽しめて元気をもらえる作品、少し目線を変えた作品もご紹介していきます。
どの作品も見ごたえがあり、刺激や気づきを与えてくれるものばかり。ぜひお気に入りを探してみてください。

 

アバウト・タイム~愛おしい時間について~』(2013) 繰り返す人生の先にたどり着いた真実とは

製作国 イギリス
上映時間 124分
監督  リチャード・カーティス 代表作:『ラブ・アクチュアリー』(2004)『イエスタデイ』(2019)
キャスト ドーナル・グリーソン

レイチェル・マクアダムス

代表作:『ハリー・ポッターと死の秘宝』(2010)『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(2015)

代表作:『きみに読む物語』(2004)『シャーロック・ホームズ』(2009)

おすすめ度 ★★★★★  

ある日父親から、自分にタイムトラベルの能力がある事を知らされたティム。
失敗するたびに過去に戻り、納得がいく結果になるまでやり直すことを繰り返していたが……。

『アバウト・タイム~愛おしい時間について』の人生を変える名場面

『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の人生を変える名場面

父親から秘密を明かされるティム© 2013 SYNCA Creations Inc.All rights reserved.

 

変わりばえのない毎日が退屈で変化がほしい、という方におすすめしたい作品。

最初は頼りなかったティムが本当に大切なことは何かに気づき成長していく様子がすがすがしく、後半の父親とのシーンは涙なしには観られません。

縁あって出会えた人や今この瞬間が愛おしく、かけがえのないものに思えてきます。

『レインマン』(1989)  歩み寄ることで見えてきたもの

『レインマン』(1989)  歩み寄ることで見えてきたもの

レインマン(字幕版)

製作国 アメリカ
上映時間 134分
監督 バリー・レビンソン 代表作:『グッドモーニング,ベトナム』(1988)『わが心のボルチモア』(1990)
キャスト ダスティン・ホフマン

トム・クルーズ

代表作:『クレイマー、クレイマー』(1979)『トッツィー』(1982)

代表作:『トップガン』(1986)『ミッション:インポッシブル』(1996)

おすすめ度 ★★★★★  

憎んでいた父の死の知らせを受け、遺産目当てで葬儀に向かったチャーリー。

しかし遺産がこれまで存在も知らなかった自閉症の兄・レイモンドに渡ると知る。

チャーリーはレイモンドを病院から連れ出しロスへ向かうが…。

『レインマン』の人生を変える名場面

『レインマン』の人生を変える名場面

チャーリーとレイモンド © 1989 United Artists Corporations. All rights reserved.

 

最初は誰に対しても壁を作り、高圧的な態度をとっていたチャーリー。
しかしレイモンドの優しさに触れるうちに少しずつ心を開き、次第に穏やかな表情になっていきます。ギクシャクしていた兄弟の距離が縮まっていく過程が感動的。
わかりあえないと壁を作るのではなく、歩みより思いやることで豊かな世界が開けるということに気づかせてくれます。

『LIFE!』(2013) 人生を変える冒険を追体験

『LIFE!』(2013) 人生を変える冒険を追体験
製作国 アメリカ
上映時間 114分
監督  ベン・ステイラー 代表作:『リアリティ・バイツ』(1993)『ズーランダー』(2001)
キャスト ベン・ステイラー

ショーン・ペン

代表作:『メリーに首ったけ』(1998)『ミート・ザ・ペアレンツ』(2000)

代表作:『ミスティック・リバー』(2003)『I am Sam アイ・アム・サム』(2001)

おすすめ度 ★★★★☆   

『LIFE!』の写真管理部で働くウォルターは気が弱く、冴えない毎日を送っていた。
そんなある日、大事な写真がないことに気づいたウォルターは、写真の送り主であるカメラマン・ショーンを探すためグリーンランドに旅立つことを決意する。
果たして写真は見つかるのか、そしてそこに写っていたものとは……。

『LIFE!』の人生を変える名場面

 

『LIFE!』の人生を変える名場面

空想の中のウォルター© 2013 20th Century Studios, Inc.All rights reserved.

 

空想ばかりの日々から一歩踏み出したウォルターが体験する波瀾万丈な冒険がダイナミックに描かれています。
アイスランドやヒマラヤの雄大な景色が圧巻。
後半、旅を終えたウォルターが上司と対峙するシーンは、これまでの道のりや仕事への愛を感じられる名シーンになっています。

『ソーシャル・ネットワーク』(2010) 世界までも変えてしまった男の半生

『ソーシャル・ネットワーク』(2010) 世界までも変えてしまった男の半生
製作国 アメリカ
上映時間 120分
監督 デビッド・フィンチャー 代表作:『セブン』(1995)『ファイトクラブ』(1999)
キャスト ジェシー・アイゼンバーグ

アンドリュー・ガーフィールド

代表作:『グランド・イリュージョン』(2013)『カフェ・ソサエティ』(2016)

代表作:『沈黙 サイレンス』(2016)『ハクソー・リッジ』(2016)

おすすめ度 ★★★★☆  

 

マークは親友エドゥアルドと共に大学内の友人を探すためのサイトとしてFacebookを開発する。
Facebookは瞬く間に他大学、そして世界へと広がっていくが、エドゥアルドとの関係には徐々に亀裂が入りはじめるのだった。

『ソーシャル・ネットワーク』の人生を変える名場面

 

『ソーシャル・ネットワーク』の人生を変える名場面

大学時代のマーク ©2010 Sony Pictures Entertainment lnc.All rights reserved.

 

Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグの半生をデビッド・フィンチャーが映画化。
自分の人生、そして世界すら劇的に変えてしまったマークが得たもの、そして失ったものとは……。
切なすぎるラストシーンも必見です。

『オデッセイ』(2015) 宇宙で一人きり…極限状態のサバイバル

製作国 アメリカ
上映時間 142分
監督 リドリー・スコット 代表作:『エイリアン』(1979)『ブレードランナー』(1982)
キャスト マット・デイモン

ジェシカ・チャステイン

代表作:『ディパーテッド』(2006)『フォードvsフェラーリ』(2019)

代表作:『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(2011)『ゼロ・ダークサーティ』(2012)

おすすめ度 ★★★★☆  

宇宙飛行士のマークは火星探査の途中で嵐に巻き込まれ、一人きりで火星に取り残されてしまう。
次の探査船が来る4年後まで、通信手段もない極限状態の中、あらゆる手段を使って生きのびようとする姿を描く。

『オデッセイ』の人生を変える名場面

 

『オデッセイ』の人生を変える名場面

極限状態でのサバイバル生活 © 2015 20th Century Studios, Inc.All rights reserved.

 

絶望的と思える状況でも人間性とユーモアを失わず生きようとする姿からは、どんな時でも希望を持つことの大切さに気づかされます。火星の土を改良してジャガイモを作る、水素を燃やして水を作る、といった宇宙ならではのサバイバル術も見どころ。

『サバイバルファミリー』(2017)  もしも電気がなくなったら?日本を舞台にしたリアルなサバイバル生活

製作国 日本
上映時間 117分
監督 矢口史靖 代表作:『ウォーターボーイズ』(2001)『ハッピーフライト』(2008)
キャスト 小日向文世

深津絵里

代表作:『銀のエンゼル』(2004)『サイドウェイズ』(2009)

代表作:『博士の愛した数式』(2005)『悪人』(2010)

おすすめ度 ★★★★☆  

ある日突然、電気を必要とするものが使えなくなった東京。これ以上東京で暮らすことは不可能と判断した鈴木家の父・義之は、家族全員で東京を脱出し妻の実家がある鹿児島を目指すことを決意するが……。

 

『サバイバルファミリー』の人生を変える名場面

 

『サバイバルファミリー』の人生を変える名場面

自転車で東京を脱出した一家 ©2017 東宝

 

シリアスでありながらコメディとして楽しめる作品で、日本を舞台にしていて非常時に起きうるであろう混乱の描写がリアルで怖い。
徐々に持ち物を手放していく過酷な生活の中で、一家は次第にたくましくなり、バラバラだった家族の絆は少しずつ深まっていきます。無意識に依存しているかもしれない当たり前から離れてみることで見えてくることがあるかもしれない、と考えさせられます。

『かもめ食堂』(2005)  働く楽しさを再発見

製作国 日本
上映時間 102分
監督  荻上直子 代表作:『バーバー吉野』(2003)『めがね』(2007)
キャスト 小林聡美

片桐はいり

代表作:『転校生』(1982)『紙の月』(2014)

代表作:『小野寺の弟・小野寺の姉』(2014)『勝手にふるえてろ』(2017)

おすすめ度 ★★★☆☆   

ヘルシンキで食堂をはじめたサチエ。最初はまったく客が来なかったが、ほがらかな人柄と料理にひかれた人々が集まりはじめ、次第に人気店となっていく。

 

『かもめ食堂』の人生を変える名場面

 

『かもめ食堂』の人生を変える名場面

かもめ食堂で働くサチコ ©2005 メディア・スーツ

肩の力が抜けているけれど、できることは一つひとつ丁寧にこなし、新しいことにも挑戦する。
そんなサチコの姿はすがすがしく、疲れている時に観ると元気をもらえます。
食堂にはそれぞれに事情や辛いことを抱えている人々がやって来ますが、誰もがくつろいで過ごしている様子がとても暖かく感じられ、やさしい気持ちになれる作品です。

『バクマン。』(2015) 思いっきり没頭してみたい人へ

製作国 日本
上映時間 120分
監督  大根仁 代表作:『モテキ』(2011)『SCOOP!』(2016)
キャスト 佐藤健

神木隆之介

代表作:『るろうに剣心』(2012)『何者』(2016)

代表作:『桐島、部活やめるってよ』(2012)『3月のライオン』(2017)

おすすめ度 ★★★☆☆  

 

普通の日々を送っていた高校生・真城最高は、クラスメイトの高木秋人に誘われ、二人で漫画家を目指すことに。
週刊少年ジャンプでの連載を目標に何とか作品を完成させ、編集者に認められた二人だったが、同年代のライバル・新妻エイジが現れ……。

 

『バクマン。』の人生を変える名場面

 

『バクマン。』の人生を変える名場面

初めての作品を完成させた最高と秋人 ©2015 東宝

ネタを思いついた時や作品を認められた時の高揚感、壁にぶつかってくじけそうになりながらも、がむしゃらに描きまくる姿に胸が熱くなります。
やる気が出ない時や、うまくいかない時に観ると力がわいてくる作品です。

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』(2013) 夢を持ったことがあるすべての人へ

製作国 日本
上映時間 119分
監督 吉田恵輔 代表作:『麦子さんと』(2013)『ヒメアノ~ル』(2016)
キャスト 麻生久美子

安田章大

代表作:『カンゾー先生』(1998)『モテキ』(2011)

代表作:『エイトレンジャー』(2012)『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』(2016)

おすすめ度 ★★★☆☆  

脚本家を目指す馬淵みち代は学生時代から何度もコンクールに応募しているものの、落選ばかりでなかなか結果が出ない。
同じシナリオスクールに通う天童義美は馬淵に一目惚れし、認めてもらうためにシナリオを作ることを決意するのだが、まだ一度も完成させたことがなく苦悩の日々がはじまる。

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の人生を変える名場面

 

『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の人生を変える名場面

シナリオを書き続ける馬淵 ©2013 東映

夢に向かって頑張っている姿、そして長年抱き続けたその夢を諦めるかどうか、までがリアルに描かれています。
夢は持ち続けるのも諦めるのも難しいけれど、どちらを選んだとしても尊いと思えてくる、あたたかいまなざしが感じられる作品です。

『夜は短し歩けよ乙女』(2017) 日々を楽しむ達人に学ぶ

『夜は短し歩けよ乙女』(2017) 日々を楽しむ達人に学ぶ
製作国 日本
上映時間 93分
監督 湯浅正明 代表作:『マインド・ゲーム』(2004)『夜明け告げるルーのうた』(2017)
キャスト 星野源

花澤香菜

代表作:『箱入り息子の恋』(2013)『地獄でなぜ悪い』(2013)

代表作:『こばと。』(2009)『海月姫』(2010)

おすすめ度 ★★★☆☆  

 

森見登美彦のベストセラー小説をアニメーション映画化。
読書と映画を愛する酒豪の大学生“黒髪の乙女“に恋心を抱く先輩はさりげない方法で彼女に近づこうとする。しかし、裏目に出るばかりで距離は一向に縮まらないのだった。

 

『夜は短し歩けよ乙女』の人生を変える名場面

 

『夜は短し歩けよ乙女』の人生を変える名場面

黒髪の乙女©2017 東宝映像事業部

 

黒髪の乙女は自分が好きなものを心得ていて、日常から楽しみを見出す達人。
出会った人や物事にこんな風に軽やかに向き合うことができたら、新しい世界が開けてきそうな気がします。

人生を変える映画のおすすめな楽しみ方を紹介

未知の世界に踏み出す勇気をもらえるパワフルな作品から、疲れている時にも気軽に観られるものまで、いろいろなタイプの作品をご紹介しました。
ぜひその日の気分にあわせて楽しんでみてください。

まとめ

心に響く素敵な作品に出合えたら、毎日がよりいっそう彩り豊かなものになることでしょう。
人生のバイブルになるような、お気に入りの一作を探してみませんか?

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