
2ちゃんねるの創設者でコメンテーターとしても活躍するひろゆき氏。
映画漬けの生活を送るひろゆき氏は動画配信や自著でもおすすめの映画について語るなど、自他共に認める映画好きとしても知られています。
今回はひろゆき氏がネットや本でおすすめしている作品の中から20作品を厳選してご紹介。
膨大な鑑賞作品の中から、辛口のひろゆき氏が太鼓判を押す作品はいずれ劣らぬ名作ばかり!
超大作から隠れた名作まで、おすすめポイントとあわせてご紹介していきます。
編集部おすすめのひろゆき映画を3つ紹介!
順位 | 作品名 | おすすめ度 |
1位 | 『ブレイブハート』(1995) | ★★★★★ |
2位 | 『きっと、うまくいく』(2009) | ★★★★★ |
3位 | 『ビューティフル・マインド』(2001) | ★★★★★ |
ひろゆきがおすすめする映画とは?
「誰が出ているかよりも脚本がよくできているかどうかが重要」と語るストーリー重視派のひろゆき氏。
ひろゆき氏がおすすめする映画には、伏線回収が秀逸な作品や予想をくつがえされる作品など、驚きやあらたな発見がある作品が多く見られます。
社会問題など深いテーマに切り込む作品も見られますが、あくまで映画としての面白さやエンターテイメント性を重視。
観た後に色々と考えさせられる作品が多いのも特徴です。
ひろゆき映画の比較一覧

最強のふたり©2011 ギャガ
作品名 | 作品時間 | おすすめ度 |
『ブレイブハート』(1995) | 177分 | ★★★★★ |
『きっと、うまくいく』(2009) | 170分 | ★★★★★ |
『セブン・シスターズ』(2016) | 123分 | ★★★★☆ |
『ザ・キング』(2017) | 134分 | ★★★★☆ |
『パッセンジャー』(2016) | 116分 | ★★★★☆ |
『最強のふたり』(2011) | 113分 | ★★★★☆ |
『タイタニック』(1997) | 189分 | ★★★★☆ |
『スラムドッグ$ミリオネア』(2008) | 120分 | ★★★☆☆ |
『127時間』(2010) | 95分 | ★★★★☆ |
『ビューティフル・マインド』(2001) | 136分 | ★★★★★ |
『CUBE』(1997) | 91分 | ★★★★☆ |
『アンブレイカブル』(2000) | 107分 | ★★★★☆ |
『10クローバーフィールド・レーン』(2016) | 104分 | ★★★★☆ |
『ザ・アウトロー』(2018) | 140分 | ★★★☆☆ |
『キングスマン ゴールデン・サークル』(2017) | 140分 | ★★★★☆ |
『ダンガル きっと、つよくなる』(2016) | 140分 | ★★★★☆ |
『ダウンサイズ』(2017) | 135分 | ★★★★☆ |
『エクス・マキナ』(2015) | 108分 | ★★★★☆ |
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017) | 131分 | ★★★★☆ |
『第9地区』(2009) | 111分 | ★★★★☆ |
ひろゆきのおすすめ映画その1『ブレイブハート』(1995)圧政に立ち向かった誇り高い男達の物語
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
メル・ギブソン | メル・ギブソン | 友人・恋人 | 177分 | ★★★★★ |
スコットランドに自由をもたらすため闘ったウィリアム・ウォレスの生涯を描く歴史大作。
家族と妻を失い、イングランド兵に復讐したウォレスは長いあいだ圧政に苦しんでいたスコットランドの人々の支持を集め、反乱の波はやがて国家を揺るがす戦いに発展していきます。
歴史との相違が指摘されながらも映画としての質の高さが評価され、アカデミー作品賞をはじめ6部門を受賞しました。
ひろゆき映画『ブレイブハート』(1995)のおすすめポイント

ウォレスと共に戦う人々 ©1995 20th Century Studios,Inc.All rights reserved.
ウォレスが反乱軍を率い、数千の兵士達と横並びで激突する戦闘シーンは圧巻。
エキストラに実際のアイルランド軍の兵士達が参加しているというこのシーン、使われている弓矢も本物(刺さって負傷するシーンもCGなし!)というのですから驚きです。
歴史的事実よりも映画としての面白さやかっこよさを重視するメル・ギブソンの力量を堪能できる名作。
最後まで誇りを捨てず、自由を求め続けたウォレスの姿に深い感動が押し寄せます。
ひろゆきのおすすめ映画その2『きっと、うまくいく』(2009)笑えて泣ける!インド映画の印象をくつがえす名作コメディ
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ラージクマール・ヒラーニ | アーミル・カーン | 家族・恋人 | 170分 | ★★★★★ |
エリート大学で出会った3人の過去と現在を描き、インド版のアカデミー賞である「フィルムフェア賞」を受賞した大ヒットコメディ。
写真家になる夢をあきらめてエンジニアを目指すファランと苦学生のラジューは、思いのままに生きる同級生ランチョーと出会い、自分の生き方を見つめ直していきます。
卒業後、行方不明になっていたランチョーの居場所がわかったと聞き、駆けつけたファランとラジューでしたが、そこにはまったくの別人がいて……。
ひろゆき映画『きっと、うまくいく』(2009)のおすすめポイント

大学時代の出会いが彼らの人生を変える ©2009 日活
恋に奥手なランチョーはピアという魅力的な女性に出会いますが、彼女はなんと3人の宿敵である学長の娘!
問題ばかり起こす3人を退学に追い込もうとする学長との攻防に笑いながらも、自分らしい生き方を追い求める彼らを見ているうちに胸が熱くなってしまうはず。
工科大学の学生らしいアイデアで出産を手助けするシーンや、ランチョーの現在が明かされる驚きのラストシーンなど、1つ1つのエピソードが魅力的な快作です。
ひろゆきのおすすめ映画その3『セブン・シスターズ』(2016)圧巻の演技力!ノオミ・ラパスが1人7役に挑戦
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
トミー・ウィルコラ | ノオミ・ラパス | 恋人 | 123分 | ★★★★☆ |
人口増加をくい止めるため、1人っ子政策が発令された近未来。
亡くなった母親から7つ子を引き取った祖父は、人の目を避けて彼女達を育てることに。
成長した彼女達は同じ髪型、同じメイクで1人ずつ外出し、カレン・セットマンという1人の女性として生活していました。
ところがある日、7つ子の1人・マンデーが出かけたまま帰宅しなかったことをきっかけに思わぬ事態に巻き込まれてしまいます。
ひろゆき映画『セブン・シスターズ』(2016)のおすすめポイント

マンデーに何が起こったのか? ©2016 コピアポア・フィルム
『プロメテウス』のノオミ・ラパスが1人7役に挑戦し、武闘派のウェンズデー、奔放なサタデー、頭脳派のフライデーといった異なる性格の7つ子を見事に演じ分けています。
マンデーに何が起こったのかを探るため、監視の目をかいくぐって外の世界に出たチューズデー。
しだいに明らかになっていく真相や、「こうなるだろう」という予想をくつがえす展開に引き込まれます。
家族愛をベースにSF、スリラー、アクションといったさまざまな要素が楽しめる、驚きにあふれた1作。
ひろゆきのおすすめ映画その4『ザ・キング』(2017)リアリティを追求した成り上がりクライムドラマ
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ハン・ジェリム | チョ・インソン | 友人 | 134分 | ★★★★☆ |
暴力に明け暮れていた貧しい青年パク・テスは人を動かす力を持つ検事に憧れ、猛勉強の末に司法試験を突破。
「権力者の力を利用する者だけが成功する」と説くエリート検事ハン・ガンシクと知り合ったテスは、しだいに悪の道へと染まっていき……。
1980~2010年の韓国を舞台に、金と権力を得るため繰り広げられる駆け引きをスリリングに描くクライムドラマ。
ひろゆき映画『ザ・キング』(2017)のおすすめポイント

ガンシクと対峙するテス ©2017 ツイン
旧友・ドゥイルとタッグを組み、権力の階段を昇りつめたテスはあることをきっかけに転落。
地位や家族、親友、すべてを失ったテスがとった行動とは?
ひろゆき氏も「伏線の回収が素晴らしい」と評するクライマックスの畳みかけるような展開が鮮やか。
ドゥイルとの切ないバディ関係、オープニングのシーンの意味がわかる後半の展開には胸が締めつけられます。
ひろゆきのおすすめ映画その5『パッセンジャー』(2016)90年早く目覚めた2人を待ち受ける運命とは
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
モルテン・ティルドゥム | クリス・プラット | 友人 | 116分 | ★★★★☆ |
地球から遠く離れた惑星に移住する5000人の乗客を乗せて旅立った宇宙船。
他の乗客達が冬眠ポッドで眠り続けるなか、ジムとオーロラの2人だけが予定より90年も早く目覚めてしまいます。
冬眠状態には戻れず、宇宙船内で暮らしていくしかないと悟った2人はしだいに惹かれ合っていきますが……。
ひろゆき映画『パッセンジャー』(2016)のおすすめポイント

人けのない宇宙船が不安を掻き立てる ©2016 Sony Pictures Entertainment Inc.All rights reserved.
物語の中盤、宇宙船の中で孤独にさいなまれ、極限状態に陥った登場人物はある重大な選択をします。
これをどう捉えるかは観る人によって意見が分かれるところ。
許せる?許せない?自分だったらどうする?など、観た後にいろいろと考えさせられるところがこの作品の醍醐味と言えるでしょう。
恐ろしさの中に美しさも感じられる宇宙空間や水の描写、『シャイニング』(1980)を思わせる古風なバーや2人の話し相手となるロボットのバーテンダーなど、細かなディテールにも気が配られています。
ひろゆきのおすすめ映画その6『最強のふたり』(2011)年齢差を超えた絆に涙
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
エリック・トレダノオリビエ・ナカシュ | フランソワ・クリュゼ | 友人・恋人 | 113分 | ★★★★☆ |
体が不自由な大富豪のフィリップを介護することになったのは刑務所を出たばかりの黒人青年ドリス。
ちぐはぐな2人が心を通わせていく姿を描いた実話に基づくヒューマンドラマ。
フィリップは自分を病人扱いしないドリスに心を開き、ドリスもフィリップを通して絵画やクラシック音楽などこれまでにない価値観に触れ、世界を広げていきます。
ひろゆき映画『最強のふたり』(2011)のおすすめポイント

年齢差を超えたふたりの関係性が微笑ましい ©2011 ギャガ
映画では2人の共同生活は1年ほどの出来事として描かれていますが、実際には10年間ものあいだ介護を続けていたそう。
障害や年齢を超えて友情を築いた2人のやりとりはユーモアたっぷりで、世間一般では不謹慎と思われるギャグで笑いあえるのも信頼関係があってこそ。
音楽の使いかたやテンポの良い演出も素晴らしく、観た後はさわやかな気分になれる多幸感にあふれた作品です。
ひろゆきのおすすめ映画その7『タイタニック』(1997)時を経ても色あせない感動のスペクタクル巨編
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ジェームズ・キャメロン | レオナルド・ディカプリオ | 恋人 | 189分 | ★★★★☆ |
氷山に衝突し沈没した豪華客船タイタニック号を舞台に、上流階級の少女と貧しい青年の悲恋を描く。
世界中で大ヒットを記録した本作は日本国内でも異例のロングラン上映が行われ、社会的なブームを巻き起こしました。
誰もが知る歴史的悲劇を描き、3時間を超える大作でありながらラストまで飽きさせない俳優陣・製作陣の力量が見事。
ひろゆき映画『タイタニック』(1997)のおすすめポイント

二人は沈みゆく船室から脱出するが… ©1997 20th Century Studios,Inc.All rights reserved.
ほぼ実物大のタイタニック号を製作して再現された海難事故は今観ても圧巻。
主人公の2人を取りまく人間模様やパニック時の人間心理もつぶさに描かれ、群像劇としても秀逸。
あまりにも切ない2人の別れ、そして時を経て2人が再会するラストシーンに心揺さぶられます。
ひろゆきのおすすめ映画その8『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)インドを舞台に繰り広げられる数奇なサクセスストーリー
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ダニー・ボイル | デブ・パテル | 友人・恋人 | 120分 | ★★★☆☆ |
インドのスラム街で育ったジャマールは「クイズ$ミリオネア」で勝ち抜き、高額な賞金を手にしますが、あと1問で最高賞金を獲得、というところで不正を疑われ逮捕されてしまいます。
不正ではないことを証明するため、ジャマールは生い立ちを語りはじめ……。
アカデミー作品賞、監督賞をはじめ8部門を獲得した話題作。
ひろゆき映画『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)のおすすめポイント

スラム街で育ったジャマール ©2008 ギャガ
ジャマールと幼なじみの少女ラティカの数奇な運命とクイズの問題がリンクしていく脚本が秀逸。
ジャマールが語る生い立ちから、格差社会や児童虐待といったインドの闇や社会問題が浮き彫りになっていきます。
重い現実を描きながらもエンターテイメントに昇華させ、爽快な余韻を残す作品。
クイズ終盤での司会者との駆け引きには思わず手に汗握ってしまいます。
ひろゆきのおすすめ映画その9『127時間』(2010)跡的に生還したクライマーの衝撃の実話
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ダニー・ボイル | ジェームズ・フランコ | 友人 | 95分 | ★★★★☆ |
実在の登山家アーロン・ラルストンが体験した実話を『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督がジェームズ・フランコ主演で映画化。
ユタ州に広がる広大な岩場で腕を岩にはさまれ、たった1人で身動きがとれない状況に陥ってしまったアーロン。
あらゆる方法で脱出を試みますが、とうとう食料と水も底をついてしまいます。
しだいに体力が消耗していく絶望的な状況のなかでアーロンが下した決断とは。
ひろゆき映画『127時間』(2010)のおすすめポイント

助けを呼ぶ声も届かない ©2010 20世紀フォックス映画、ギャガ
体力が消耗し幻覚に悩まされながらも、家族やこれまで出会った人々に思いをめぐらせ、生きようと決意する姿が感動的。
手持ちのわずかな登山道具を駆使して体力の低下を防ぎ、脱出を試みる過程も興味深く、ほぼ岩場のシーンだけにも関わらずラストまで見飽きることがありません。
絶体絶命の状況からどうやって脱出したのかが明らかになるシーンは衝撃的ですが、人と人とのつながりの大切さや人間のたくましさを感じられるすばらしい作品です。
ひろゆきのおすすめ映画その10『ビューティフル・マインド』(2001)ネタばれなしで観てほしい衝撃作
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ロン・ハワード | ラッセル・クロウ | 恋人・友人 | 136分 | ★★★★★ |
実在のノーベル賞学者ジョン・ナッシュの半生と彼を支え続けた妻の姿を描く感動の伝記ドラマ。
画期的な理論を構築した数学者ジョン・ナッシュは暗号解読の腕を見込まれ、政府から極秘の任務を依頼されます。
妻や友人にも口外できない任務を続けるジョンは何者かに命を狙われ、しだいに追いつめられていき……。
ひろゆき映画『ビューティフル・マインド』(2001)のおすすめポイント

暗号を解読するジョン ©2001 UIP映画
ひろゆき氏が「ネタバレすると面白さ半減、ネタがわかってから改めて見ると興味深い」と評するこの作品。
中盤以降、物語はガラリと様相を変え、スリラーばりの緊迫した展開に衝撃を受けます。
映画的なアレンジはあるようですが、まさに事実は小説より奇なり。
手探りで人生を立て直していくジョンとアリシアの関係性も感動的です。
ひろゆきのおすすめ映画その11『CUBE』(1997)最後までハラハラさせられるシチュエーション・スリラー
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ビンチェンゾ・ナタリ | モーリス・ディーン・ウィン | 友人 | 91分 | ★★★★☆ |
謎の密室に閉じ込められた男女の脱出劇を描いたシチュエーション・スリラー。
なぜ自分が閉じ込められたのか? 誰が何のために作ったのか?
状況が一切わからないまま、わずかな手がかりを頼りに出口を探す6人の男女を死のトラップが待ち受ける。
ひろゆき映画『CUBE』(1997)のおすすめポイント

彼らが集められた目的とは?©1997 クロックワークス、ポニーキャニオン
部屋に仕掛けられた残虐的なトラップよりも、極限状態に置かれた人間心理の方が恐ろしく感じられてきます。
配役や構成に無駄なところがなく、状況の変化によって人間性が浮き彫りになっていく演出が秀逸。
今観ても古臭さを感じさせない、シチュエーション・スリラーの原点とも言える作品です。
ひろゆきのおすすめ映画その12『アンブレイカブル』(2000)2人のキャラが際立つ異色のヒーロー映画
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
M・ナイト・シャマラン | ブルース・ウィリス | 友人・恋人 | 107分 | ★★★★☆ |
100人以上の死者を出した列車事故でたった1人生き残ったデビッド。
イライジャと名乗る男から自分が不死身の肉体をもつ“アンブレイカブル”であると聞かされ、最初は否定していたデビッドでしたが、思い当たる節がいくつもあることに気づきます。
危険人物を察知する能力や驚異的な筋力を自覚したデビッドは、監禁事件の犯人を見つけ出し……。
M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』(2016)、『ミスター・ガラス』(2019)につながる3部作の第1作目。
ひろゆき映画『アンブレイカブル』(2000)のおすすめポイント

デビッドの能力を目撃したイライジャ ©2000 ブエナビスタ
些細なことで骨折してしまう難病を抱えるイライジャは、自分の対局にある屈強な肉体を持つ人物が存在すると信じ、ついにデビッドと出会います。
自分の生活に違和感を感じていたデビッドは秘められた力を開花させ、導いてくれたイライジャに感謝しますが、ラストではさらなる驚きの真相が明らかに。
訝りながらも自分の力を自覚していく過程や、唯一の弱点である水によってピンチに陥るシーンなど、サスペンスフルな緊迫感あふれる展開が魅力。
ケレン味あふれるシャマラン節が炸裂する異色のヒーロー映画です。
ひろゆきのおすすめ映画その13『10クローバーフィールド・レーン』(2016)独特の緊張感がただよう密室劇
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ダン・トラクテンバーグ | メアリー・エリザベス・ウィンステッド | 友人 | 104分 | ★★★★☆ |
ニューヨークが何者かに襲われ壊滅状態に陥るパニック映画『クローバーフィールド』(2008)のテイストを引き継ぐSFスリラー。
製作は『クローバーフィールド』(2008)に続きJ・J・エイブラムス、脚本は『セッション』(2014)のデイミアン・チャゼル。
交通事故で意識を失ったミシェルは見知らぬ場所で目を覚まし、自分が拘束されていることに気づきます。
ミシェルを助けたというハワードは何者かに攻撃され、汚染された外界から身を守るため地下シェルターに避難したと話し、そこで暮らすように促すのでした。
ハワードの話を信じられないミシェルは脱出を試みますが、ドアの外で信じられない光景を目にして……。
ひろゆき映画『10クローバーフィールド・レーン』(2016)のおすすめポイント

ミシェルが目にした光景とは ©2016 東和ピクチャーズ
ハワードの話を裏付ける光景を目にしたミシェルはシェルターで暮らすことを受け入れ、自らシェルターに入ったと話す青年エメットと共に奇妙な共同生活が始まります。
疑似家族のような関係を築きはじめた3人でしたが、あることをきっかけに再びハワードに対する疑惑が持ちあがる…というストーリー。
一見楽しげにすら見える共同生活から一転、背筋が凍るような展開が待ち受けています。
疑心暗鬼がふくらんでいく3人の心情が目線や会話でこまやかに描かれ、二転三転する先の読めないストーリー展開から目が離せません!
ひろゆきのおすすめ映画その14『ザ・アウトロー』(2018)二人のアウトローの運命が交錯する骨太アクション
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
クリスチャン・グーデガスト | ジェラルド・バトラー | 友人 | 140分 | ★★★☆☆ |
周到かつ大胆な手口で銀行強盗をもくろむ犯人グループと刑事の攻防を描くサスペンス・アクション。
犯罪が多発する街・ロサンゼルスで銃撃戦の末、装甲車が奪われるという事件が発生。
捜査線上にあがったのは元海兵隊の前科者・メリーメン。
刑務所から出所したばかりの彼が大きな犯罪を計画していると睨んだ刑事のニックは、バーで働くドニーから情報を聞き出し、犯人グループを追いつめていく。
ひろゆき映画『ザ・アウトロー』(2018)のおすすめポイント

ドニーを犯人グループの一員だと突き止めたニック ©2018 プレシディオ
仲間を集め、綿密な計画を練りこむキレ者の犯罪者・メリーメンと、型破りな捜査方法で知られる刑事のニック。
お互いを牽制しあいながら駆け引きをする2人の“アウトロー”のヒリヒリするような心理戦が見どころ。
2人が対峙する銀行襲撃シーンの緊張感、そしてクライマックスの迫力あふれる銃撃戦は圧巻。
ラストで驚きの真相が明かされる、骨太なテイストのクライムサスペンス。
ひろゆきのおすすめ映画その15『キングスマン ゴールデン・サークル』(2017)熱い展開に涙!疾走感あふれるスパイアクション
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
マシュー・ボーン | コリン・ファース | 恋人・友人 | 140分 | ★★★★☆ |
古き良きスパイ映画のテイストに過激なユーモアセンスを盛り込んだ大人気スパイアクションの第2弾。
監督は前作に続き『キック・アス』(2010)のマシュー・ボーン。
麻薬組織ゴールデン・サークルの攻撃によって壊滅状態に陥ったキングスマン。
孤立無援になったエグジーがアメリカの諜報機関と手を組み、ゴールデン・サークルの陰謀を阻止するべく戦う姿を描くスパイアクション。
ひろゆき映画『キングスマン ゴールデン・サークル』(2017)のおすすめポイント

エグジーとステイツマンの諜報員・ウィスキー ©2017 20th Century Studios,Inc.All rights reserved.
イギリスとアメリカのスパイ同士が文化の壁を越えて手を組む面白さ、そして「ピンチに陥っても主要人物は生き残る」という予定調和からはずれた意外な展開が魅力。
もちろん前作に続きクレイジーで魅力的な悪役やキレキレのアクション、遊び心たっぷりのガジェットなど、文句なしにワクワクする要素もてんこ盛り。
本人役を心底楽しそうに演じるエルトン・ジョンにも注目です!
ひろゆきのおすすめ映画その16『ダンガル きっと、つよくなる』(2016)父娘の絆に熱い思いがこみ上げる
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ニテーシュ・ティワーリー | アーミル・カーン | 家族・恋人 | 140分 | ★★★★☆ |
かつては優秀な選手でありながら生活のためにレスリングを諦めた父親が、叶わなかった夢を娘たちに託す実話に基づく感動のドラマ。
女の子がレスリングをするなんてもってのほか、と思われていたインドの小さな村で、奇異な目にさらされながらも父マハヴィルの特訓についていくギータとバビータ。
星一徹ばりのスポコン親父・マハヴィルの厳しい態度の裏にある真意を知ったとき、観る人の胸に熱い思いがこみ上げます。
ひろゆき映画『ダンガル きっと、つよくなる』(2016)のおすすめポイント

手作りのリングで猛特訓 ©2016 ディズニー、ギャガ
ダンガルとはインド語でレスリングのことで、闘い続ける者たちを讃えるという意味もあるそう。
まさに偏見や挫折を乗り越え、戦い抜いて勝利をつかむ親子の姿にぴったりの言葉だと言えるでしょう。
『きっと、うまくいく』(2009)で大学生役を演じたアーミル・カーンがなんと27kgもの増量をして貫禄あふれる頑固オヤジを熱演!
行き違いを経て絆を取り戻した父娘が一丸となって挑むクライマックスの試合には、思わず手に汗握ってしまうはず。
ひろゆきのおすすめ映画その17『ダウンサイズ』(2017)マット・デイモンが身長13cmに⁈ 風刺味たっぷりの近未来ドラマ
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
アレクサンダー・ペイン | マット・デイモン | 恋人・友人 | 135分 | ★★★★☆ |
食糧の枯渇や廃棄物問題を解決するため開発されたのは、人体を縮小する“ダウンサイズ”という驚くべき新技術。
物議を醸しながらも急速に利用者が増えていくダウンサイズを受ける決意をした夫婦の顛末を描く近未来ドラマ。
マット・デイモン演じる主人公ポールは、少ない資産でもゆとりのある生活が送れるという縮小化した世界に希望を抱きダウンサイズを決意しますが、思わぬ事態が発生して……。
ひろゆき映画『ダウンサイズ』(2017)のおすすめポイント

幸せそうな生活に憧れる二人 ©2017 東和ピクチャーズ
人生設計が崩れてしまい自暴自棄になるポールでしたが、行動力あふれる女性ノク・ランとの出会いを通じて人生に価値を見出していきます。
縮小化された世界の実状を描き出すディテールや、どこに向かうのか予測できないストーリー展開が魅力。
荒唐無稽に見えて、誰にでも当てはまるような普遍的なテーマが描かれ、コメディ、ドラマといったジャンルの枠を越えた味わい深さが感じられる作品です。
ひろゆきのおすすめ映画その18『エクス・マキナ』(2015)細かな表情の変化や伏線に注目
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
アレックス・ガーランド | ドーナル・グリーソン | 友人 | 108分 | ★★★★☆ |
AIを搭載した女性型ロボットと彼女に惹かれていくプログラマーの駆け引きを描くスリラー。
世界最大手の検索エンジンの運営会社に勤めるケイレブは、全社員の中からただ1人選抜され、AIのテストを行うよう依頼されます。
人里離れた社長の別荘に滞在し、美しい女性型ロボット・エヴァと会話するうちに彼女に好意を抱いていくケイレブ。
次第に社長であるネイサンへの不信感を募らせるケイレブは、ついにあることを決断します。
ひろゆき映画『エクス・マキナ』(2015)のおすすめポイント

エヴァとの出会いがケイレブの人生を変える ©2015 パルコ
登場人物は4人だけ、舞台はほぼ別荘の中だけというミニマムな作りで、厳重に管理された建物の閉塞感や物語への没入感がより際立って感じられます。
ケイレブとエヴァのやりとりを通して「AIはどこまで人間に近づけるのか?」、「AIの人権をどう考える?」という問いが浮かび上がる問題作。
キャラクターや建物のつくりを最大限に活かしたストーリー展開が見事で、中盤以降の急展開にハラハラさせられます。
ひろゆきのおすすめ映画その19『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)コメディに振り切ったシリーズ第3作
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
タイカ・ワイティティ | クリス・ヘムズワース | 家族・友人 | 131分 | ★★★★☆ |
『マイティ・ソー ダークワールド』(2013)に続くシリーズ第3作。
父オーディンから、その邪悪さゆえ幽閉されている姉・ヘラの存在を知らされたソーとロキ。
オーディンの死後、復活したヘラに敗れ辺境の星サカールに流れ着いたソーは盟友ハルクと再会。
ヘラがアスガルドを支配し、全世界をその手におさめようとしていることを知ったソーは、アスガルドの精鋭部隊・ヴァルキリーとロキを仲間に加え、ヘラに立ち向かうことを決意しますが……。
ひろゆき映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のおすすめポイント

ヘラと対峙した四人 ©2017 Walt Disney Studios Motion Pictures All rights reserved.
コメディアンでもあるタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとった本作。
世界の終末という悲壮な題材を描きながらコメディ要素もふんだんに盛り込まれ、緊迫した場面でも思わず笑ってしまうという不思議なテイストが魅力です。
戦闘シーンで流れるのは北欧神話を元にしたレッド・ツェッペリンの名曲『移民の歌』(1970)。
北欧を起源とする雷神ソーが、安息の地を求めてさまようアスガルドの人々のため立ち上がるという物語にまさにピッタリ。
曲にあわせたキレキレのアクションも抜群で、何度も観たくなる名シーンの1つです。
ひろゆきのおすすめ映画その20『第9地区』(2009)エンターテイメント性を突き詰めた社会派SFの名作
監督 | キャスト | 対象 | 作品時間 | おすすめ度 |
ニール・ブロムカンプ | シャルト・コプリー | 友人・恋人 | 111分 | ★★★★☆ |
宇宙人と人間が共生することになった世界で巻き起こる騒動を描く異色SF。
ある日突然、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ上空に宇宙船が飛来。
宇宙船の故障で難民となった宇宙人達は地上に移され、「第9地区」と呼ばれる地区で隔離されることに。
文化の違いから人間と宇宙人の間には諍いが絶えず、超国家機関MNUは市街地から離れた場所に宇宙人達を移動させようとしますが、交渉にあたるヴィカスの身に思わぬ事態が巻き起こります。
ひろゆき映画『第9地区』(2009)のおすすめポイント

MNUのヴィカスは第9地区を訪れるが… ©2009 ワーナー・ブラザース映画、ギャガ
現実社会でも絶えない人種間の対立をベースに、主人公ヴィカスが先の読めない事態に巻き込まれていく恐怖が描かれていきます。
最初は「他者」として見ていた宇宙人にいつの間にか感情移入してしまう構成が秀逸で、ヴィカスの善悪を行き来する心情描写がリアル。
それだけに衝撃の結末を迎える切ないラストにはズシンとくる余韻が残ります。
グロいシーンもあるので人によっては苦手に感じるかもしれませんが、SF界に新たな風を吹き込んだ名作なのは間違いありません。
未見の方はできるだけ事前情報なしで観ることをおすすめします!
ひろゆき映画を楽しもう!
エンターテイメント性がありながら、知的な刺激を味わえるひろゆき氏おすすめ映画をご紹介してきました。
コメディやヒューマンからアクションやホラーまで幅広く紹介したので、気になる作品がきっとあったはず!
いずれも見ごたえのある良作ばかりですので、今すぐチェックしてみてください。