
エログロ映画には変態が観るようなハードなものから初心者向けのものまで幅広くあります。
綺麗な女優さんのエロくもグロいシーンはそそるものがありますよね。
そこでこの記事では、エログロ映画をまとめました。
初級編・中級編・上級編・達人編の4つで、それぞれ5選ずつ紹介しているので、参考にしてみてください。
目次
変態が観るようなエログロ映画とは? 特徴も紹介
まず、変態さんが観るような少し変わったエログロ映画とは、一体どのようなものなのか紹介していきます。
変態が観るようなエログロ映画の特徴
エログロ映画とは、エロチックとグロテスクが混合したことを言います。
全体的に生々しい描写が多いので、エログロ映画を好む人は、変態さんが多いでしょう。
ホラー映画のような恐怖映像ではなく、スプラッタ描写が多めです。
リアリティのある殺害シーンに、セックスシーンなどを織り交ぜた場面がたくさん出てきます。
変態が好むエログロ映画比較一覧表
エログロ映画のおすすめを一覧にしてまとめました。
作品選びの参考にしてみてください。
作品名 | 作品時間 | エログロ度 |
『ジェーン・ドウの解剖』(2017) | 86分 | ★★☆☆☆ |
『サスペリア』(2018) | 152分 | ★★☆☆☆ |
『ネオン・デーモン』(2017) | 118分 | ★★☆☆☆ |
『ゾンビ・ストリッパーズ』(2008) | 94分 | ★★☆☆☆ |
『フリークス・シティ』(2017) | 92分 | ★★☆☆☆ |
『スリザー』(2007) | 95分 | ★★★☆☆ |
『ビジターQ』(2001) | 84分 | ★★★☆☆ |
『オテサーネク 妄想の子供』(2001) | 132分 | ★★★☆☆ |
『ホステル』(2006) | 93分 | ★★★☆☆ |
『イレイザーヘッド』(1981) | 89分 | ★★★☆☆ |
『ハイテンション』(2006) | 91分 | ★★★★☆ |
『ミッドサマー』(2020) | 147分 | ★★★★☆ |
『ムカデ人間』(2011) | 90分 | ★★★★☆ |
『冷たい熱帯魚』(2011) | 146分 | ★★★★☆ |
『ピンク・フラミンゴ』(1986) | 108分 | ★★★★☆ |
『RAW 少女のめざめ』(2018) | 98分 | ★★★★★ |
『ブルー・マインド』(2018) | 101分 | ★★★★★ |
『マーターズ』(2009) | 100分 | ★★★★★ |
『ピラニア3D』(2011) | 90分 | ★★★★★ |
『グリーン・インフェルノ』(2015) | 101分 | ★★★★★ |
エログロ映画の初級編5選
まずは、初級のエログロ映画5選を紹介します。
1.『ジェーン・ドウの解剖』(2017):美しすぎる死体
製作国/製作年 | イギリス/2016年 |
監督 | アンドレ・ウーブレダル |
キャスト | エミール・ハーシュ
ブライアン・コックス |
作品時間 | 86分 |
エロ描写 | ★☆☆☆☆ |
グロ描写 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
とある田舎町で、息子のオースティンとともに死体安置所と火葬場を経営しているトミー。
ある夜、保安官から緊急に検死してほしい死体があると連絡が入る。
それは、一家3人が惨殺された家屋の地下室から発見された身元不明の死体。
その死体はとても美しい女性のものだった。
けれどその死体を解剖していくうちに密閉空間だった死体安置所はさまざまな怪奇現象に襲われる……。
映画『ジェーン・ドウの解剖』(2017)おすすめのエログロ描写

見物不明の女性の死体© Diamond Films
家族3人が惨殺された家屋の地下室から見つかった死体は、とても美しい死体で人形のような綺麗な素肌。
死んでいるはずなのに綺麗な体に、吸い込まれてしまうような見た目をしています。
その綺麗な死体とはうって変わって、死体を解剖するシーンではどれも生々しい描写があり、グロテスクな画面が多いです。
その中で怪奇現象など恐怖展開も。
見る人によっては最後まで楽しめる内容となっています。
2.『サスペリア』(2018):耽美的なスプラッターホラー
製作国/製作年 | イタリア・アメリカ/2018年 |
監督 | ルカ・グァダニーノ |
キャスト | ダコタ・ジョンソン
ティルダ・スウィントン |
作品時間 | 152分 |
エロ描写 | ★★☆☆☆ |
グロ描写 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
嵐の中、とある少女はバレリーナになることを志した。
そしてバレエ学校に入学するのだが、彼女は日々のハードなレッスンが祟り倒れてしまう。
そんなとき、彼女は友人のサラから奇異な話を聞かされる。
それは、消灯後に教師達がどこかに集まっている内容だった……。
映画『サスペリア』(2018)おすすめのエログロ描写

サスペリア© Amazon Studios 2018
1970年代のドイツを舞台に、バレエ舞踏団の秘密を描いた物語。
ダリオ・アルジェント監督の変態的美学がいたるところに感じられる作品です。
校内で次々と起こる恐怖体験には、スージーを演じたダコタはセラピーを受けるほどだと語っています。
セックスシーンでは、裸ではなく下着を着用しているので、エロさは他の作品と比べると少し少ないです。
ただ、スプラッターホラーとしては最適な作品でしょう。
3.『ネオン・デーモン』(2017):極彩色の映像は妖しく美しい
製作国/製作年 | フランス・アメリカ・デンマーク/2016年 |
監督 | ニコラス・ウィンディング・レフン |
キャスト | エル・ファニング
キアヌ・リーブス |
作品時間 | 118分 |
エロ描写 | ★★☆☆☆ |
グロ描写 | ★★☆☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
16歳の彼女は、誰もが目を奪われる容姿を待っていた。
彼女はトップモデルになる夢を持っていて、その夢を叶えるため田舎町からロスへとやってくる。
彼女はあっという間にデザイナーカメラマンの心を掴むのだが、それと同時にライバルから大きな嫉妬を集めてしまう。
そして、常軌を逸した復讐をされるのだった。
映画『ネオン・デーモン』(2017)おすすめのエログロ描写

ジェシーとルビー© 2016 Getty Images
ジェシーの透き通るような肌、吸い込まれるような瞳、まるで人形のような美しさを持っている美貌に注目です。
作品のポスターに使われた写真では、彼女は死体として写っているけれど、それでいて美しい見た目、キャッチーな背景を使うことで死体として見せていない表現力に驚かされます。
そして作中に出てくるルビーという女性、彼女のゆがんだ性的欲求によってこの作品のエロチックシーンは構築されていると言っても過言ではないでしょう。
さらに、レフン監督の暴力性が爆発した結果、ジェシーに与えられる結末衝撃的なものです。
4.『ゾンビ・ストリッパーズ』(2008):お馬鹿な展開が続くゾンビのエロティック
製作国/製作年 | アメリカ/2008年 |
監督 | ジェイ・リー |
キャスト | ジェナ・ジェイムソン
ロバート・イングランド |
作品時間 | 94分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
慢性的な兵力不足に落ちたアメリカは絶滅してしまう。
そして、兵士たちを生き返らせ、再び戦わせるためのウイルスを開発した。
そのウイルスを阻止するために動員された兵士たちもまた、ウイルスに感染してしまう。
そして、1人の兵士がとあるストリップ・クラブに逃げ込んで......。
映画『ゾンビ・ストリッパーズ』(2008)おすすめのエログロ描写

首を食われたキャット© WireImage.com
グロテスクなシーンは、無修正で映像化されているB級映画です。
ストリップ・クラブに出てくる女性達はみんなゾンビで、どの女性も胸をさらけ出し、裸の状態を露わにしながら大胆にストリップをしています。
見た目がゾンビなので、女性らしいエロさはありませんが、ゾンビとエロティックを混合させた初級にはふさわしい映画でしょう。
5.『フリークス・シティ』(2017):ヴァンパイア・人間・ゾンビが共存する世界にエイリアンがやってきた
製作国/製作年 | アメリカ/2015年 |
監督 | ロビー・ピカリング |
キャスト | ニコラス・ブラウン
バネッサ・ハジェンズ |
作品時間 | 92分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★☆☆☆☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
アメリカのとある田舎町。
人間とヴァンパイア、ゾンビが共に暮らしていた。
しかし、ある日UFOに乗ったエイリアンがその町に訪れ、町は壊滅状態。
人間のダグとヴァンパイアのペトラ、ゾンビのネッドは3人力を合わせてエイリアンたちに立ち向かうのだが......。
映画『フリークス・シティ』(2017)おすすめのエログロ描写

ダグとペトラとネッド© Freaks of Nature
グロテスクなシーンはほとんどありません。
軽い気持ちで見ることができます。
人間のダグは童貞で、彼の童貞を卒業させることはできるのか、そういった視点でも楽しむことができるでしょう。
スクールカーストや童貞卒業のセックスなどのエッチなシーンがあるので、エイリアンというグロテスクな存在と掛け合わされたエログロ映画にあてはまります。
エログロ映画の中級編5選
次に、中級のエログロ映画5選を紹介します。
1.『スリザー』(2007):謎の生命体スリザーは口からが好き
製作国/製作年 | アメリカ/2006年 |
監督 | ジェームズ・ガン |
キャスト | ネイサン・フィリオン
エリザベス・バンクス |
作品時間 | 95分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★☆☆☆ |
アメリカの南西部の森に隕石が落下した。
その近くを歩いていたグラントと、その友達は謎の物体を発見する。
そして、グラントはその物体から飛び出た異物に寄生されてしまった。
それ以来町では、行方不明事件が多発している。
謎の遺物に寄生されてしまった グラントの皮膚は腫れ上がり、日に日に巨大化していった。
映画『スリザー』(2007)おすすめのエログロ描写

口から侵入するスリザー©2006 Gold Circle Films LLC. All Rights Reserved.
謎の生命体スリザーに感染していく内容の映画です。
ヒルのような見た目をしたグロテスクな謎の生命体スリザーは、人の口から侵入していきます。
とあるシーンでは、入浴中の女性を襲いその女性の口から侵入しようとするシーンがあり、その他にも口から侵入するシーンは多く、どの場面も少しエッチなタッチで映像化されているので、寄生するシーンは一見の価値ありです。
2.『ビジターQ』(2001):とにかくイカれたカルト映画
製作国/製作年 | 日本/2001年 |
監督 | 三池崇史 |
キャスト | 遠藤憲一
内田春菊 |
作品時間 | 84分 |
エロ描写 | ★★★★☆ |
グロ描写 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
ニュースキャスターを降板させられた山崎。
彼の家庭は崩壊していた。
娘は家出をして、息子は家庭内暴力を振るうようになった。
妻は息子の暴力と薬によって身体はもうボロボロ。
けれどキャスターとして復帰したい山崎は、身内の援助交際というドキュメンタリーを撮影しようとしていた。
父親もまた狂っている。
映画『ビジターQ』(2001)おすすめのエログロ描写

父と妻と娘©newsimgs
日本で1番イカれて、狂っている映画と言っても過言ではないでしょう。
暴力的なシーンやグロテスクなシーン、生々しい裸、セックスシーンなど、全てモザイク無しでさらけ出されています。
ただエロく描いているのではなく、薬に溺れた人間の闇や思考が狂ってしまった人間の描写なので、どこかシリアスで狂気的なものを感じるでしょう。
取り上げられている内容はどれも生々しい内容なので、リアリティのある内容に心が左右されやすい人にはあまりおすすめできません。
3.『オテサーネク 妄想の子供』(2001):食人木のオティーク
製作国/製作年 | チェコ/2000年 |
監督 | ヤン・シュバンクマイエル |
キャスト | ベロニカ・ジルコバ
ヤン・ハルトゥル |
作品時間 | 132分 |
エロ描写 | ★★☆☆☆ |
グロ描写 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
不妊に悩んでいた夫妻は、人参のすすめにより購入した別荘に足を運んだ。
別荘の庭で夫は木を切っていた。
すると、赤子のような形をした切り株を見つける。
妻を勇気づけるために、彼は形を整えて赤子のような切り株を妻にプレゼントした。
すると妻は喜び、まるで自分の息子かのように溺愛し、自分が妊娠したように振る舞った。
そして時が経ち、出産するふりをした瞬間切り株は自我を持ち始めた。
映画『オテサーネク 妄想の子供』(2001)おすすめのエログロ描写

オティークに母乳をあげるボジェナ©Getty Images
食人木をモチーフにした映画になります。
自我を持った切り株はどんどん成長していき、夫妻の家に飼われていたペットや、その家にやってきた郵便配達員などを食べていく。
木が人間を食べる瞬間はとてもグロテスクで、この作品はグロテスクよりといったところでしょう。
エロティックな描写は少なく、切り株に母乳をあげる瞬間など、女性の肌が現れる程度になります。
4.『ホステル』(2006):体で誘惑する美女
製作国/製作年 | アメリカ/2005年 |
監督 | イーライ・ロス |
キャスト | ジェイ・ヘルナンデス
デレク・リチャードソン |
作品時間 | 93分 |
エロ描写 | ★★★★☆ |
グロ描写 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
アメリカ人のバックパッカーと、その友人は、スロバキアにあるとあるホテルで美女が外国人を求めているという噂を聞きつける。
2人は意気揚々とホテルに向かうのだが、そこで彼らを待っていたのは、想像を絶する恐怖だった......。
映画『ホステル』(2006)おすすめのエログロ描写

誘惑する美女© 2005 Sony Screen Gems
B級映画要素満載のスプラッターホラーです。
美女に騙されてやってきたホテルでは、SAWと似たようなグロテスクな解剖の仕方、生々しい血の跡、床に落ちた部位、真っ赤に染まった椅子、それはそれは恐怖よりに作られています。
しかし、登場する美女はどの女性も美しく綺麗な体をしていて、エッチな想像をすることも容易いです。
ただ、少し胸の中がもやっとした嫌な気分が残ってしまうこともあるので、SAWのようなグロテスク系が得意な方にはおすすめします。
5.『イレイザーヘッド』(1981):悪夢の中に迷い込む消しゴム頭の男
製作国/製作年 | アメリカ/1976年 |
監督 | デビッド・リンチ |
キャスト | ジャック・ナンス
シャーロット・スチュワート |
作品時間 | 89分 |
エロ描写 | ★☆☆☆☆ |
グロ描写 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
もじゃもじゃ頭が特徴のヘンリーは、印刷工場に勤める少し変わった青年で歩き方も特徴的だ。
ある日、彼の彼女が少し変わった子供を産んだと伝えてきた。
彼は、彼女の異様な見た目をした赤ちゃんを見て結婚を決意し、2人でその子を育てようとした。
けれど、毎日のように見ような鳴き方をする赤ちゃんに、彼女はうんざりして家を出てしまう。
ヘンリーもまた精神を崩壊させ、その子に手をあげようとした。
映画『イレイザーヘッド』(1981)おすすめのエログロ描写

切断された赤ちゃん©Getty Images
悪夢に登場する消しゴム頭の男。
それは、もじゃもじゃ頭が特徴的なヘンリー。
少しグロテスクで、起承転結のない変わった物語です。
エロいシーンが少なく、ヘンリーとヘンリーの彼女のやり取りがある時のみ、性的描写があるでしょう。
けれど、異様な形をした赤ちゃんがその場面を遮ります。
美しい女性がいつつも、普通とはかけ離れた展開についつい引き込まれてしまうでしょう。
エログロ映画の上級編おすすめ5選
上級者向けのエログロ映画5選を紹介します。
1.『ハイテンション』(2006):最初から最後までテンションが下がらないスプラッター映画
製作国/製作年 | フランス/2003年 |
監督 | アレクサンドル・アジャ |
キャスト | セシル・ドゥ・フランス
マイウェン |
作品時間 | 91分 |
エロ描写 | ★★★★☆ |
グロ描写 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
勉強に集中したいアレックスとマリーは、田舎町にあるアレックスの両親が住んでいる一軒家を訪れた。
その一軒家は、周りをとうもろこし畑に囲まれた辺りに何もないところだった。
そして、マリーとアレックスは与えられていた部屋に移動する。
しばらくして、その家のドアがノックされた。
映画『ハイテンション』(2006)おすすめのエログロ描写

森の中でアレックスを助けるマリー© Lions Gate Home Entertainment
最初から最後までテンションが下がらない映画です。
タイトル通りずっとハイテンションが続きます。
小道具にも凝っていて、グロいシーンはとても生々しいです。
それでいて、所々に伏線回収のようなエロいシーンがたくさん出てきます。
田舎の家に向かう途中で男が女にくわえさせていたり、家に着いたその日の夜にカーテンを開けっぱなしでシャワーを浴びるアレックスや、いきなり自慰行為を始めるマリーなど、子供向けではないですね。
2.『ミッドサマー』(2020):理解するには難易度が必要
製作国/製作年 | アメリカ/2019年 |
監督 | アリ・アスター |
キャスト | フローレンス・ピュー
ジャック・レイナー |
作品時間 | 147分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
大学生のダニーは、精神疾患を抱えていた。
同じく精神疾患を抱えていた妹は、両親とともに無理心中してしまう。
家族を亡くしてしまい、トラウマを持ってしまった彼女は、ボーイフレンドに誘われてボーイフレンドの友人のパーティーに参加する。
そして、その友人の1人が故郷に帰り、90年ぶりに開催される祭りに参加するというのだ。
その祭りに参加しないかと誘われたので、2人は行くことにした。
映画『ミッドサマー』(2020)おすすめのエログロ描写

性行為をするクリスチャン© A24
理解に苦しむ映画です。
見る人によっては面白いと感じるかもしれませんし、反対につまらないと感じる人もいます。
なかなか難易度の高い映画なので、エログロ映画が大好きな変態さんしか受け付けないでしょう。
グロい描写のリアリティはそこまでありません。
無理に作っているような作風なので、グロが苦手な人でも意外に見れたりします。
けれど、性行為に関してはただそのシーンが長く続くだけなので、エロいと感じる人もいれば、時折笑ってしまう人もいるでしょう。
人種差別の内容がメインになっているので、そういった内容が得意な方にはおすすめです。
3.『ムカデ人間』(2011):人間の口と肛門をつなげたムカデ人間
製作国/製作年 | オランダ・イギリス/2009年 |
監督 | トム・シックス |
キャスト | ディーター・ラーザー
アシュリー・C・ウィリアムス |
作品時間 | 90分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
以前、シャム双生児の分離手術の名医として名の知れていたハイター博士は、自分の分離手術を逆に応用した、人間の口と肛門を繋げた“ムカデ人間”を作る願望を抱えていた。
そんなある日、旅行中のアメリカ人女性2人が、車が故障してしまったためにハイター博士の家に助けを求める。
彼は、すでに1人日本人を捕獲していた。
あと2人欲しかった彼は、彼女達を快く受け入れる。
映画『ムカデ人間』(2011)おすすめのエログロ描写

ムカデ人間にされた三人©Getty Images
純粋に考えてしまえば、女性の口が男性のお尻、女性の口が女性のお尻にというシチュエーションはとてもエロいシチュエーションです。
けれど、ムカデ人間にするための手術を行うと考えることによって、グロい様子がプラスされていく。
そこに恐怖がたされることで、エログロ映画として変態さんが楽しむ要素が満載な作品でしょう。
4.『冷たい熱帯魚』(2011):実際に起きた猟奇殺人がモデル
製作国/製作年 | 日本/2010年 |
監督 | 園子温 |
キャスト | 吹越満
でんでん |
作品時間 | 146分 |
エロ描写 | ★★★★☆ |
グロ描写 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
小さな熱帯魚店を営んでいる社本は、娘の万引き事件によりスーパーに呼び出されていた。
その時に居合わせていた人の良さそうな男性、村田は大型熱帯魚店に勤めていて、彼はその人に助けてもらった。
それがきっかけで村田と親しくなる。
しかし、時が経つにつれて社本は村田の恐ろしい考えに気づいてしまう……。
映画『冷たい熱帯魚』(2011)おすすめのエログロ描写

村田の妻とキスをする社本© 2011 - The Collective/Bloody Disgusting
日本映画らしいグロい描写が出てきます。
海外のような、チェーンソーで腕を切断するなのではなく、猟奇殺人といったグロい描写が多めです。
そして、主人公の社本が自分の人生に不安を抱えた時に妻を求め、エロいシーンが含まれます。
性行為描写は隠されることもなく生々しく映るので、子供向けではないです。
大型熱帯魚店でも、店員はみんな女性で服装は露出が高めなので、そういったエロさを感じることもできます。
5.『ピンク・フラミンゴ』(1986):世界で最も下品な映画
製作国/製作年 | アメリカ/1972年 |
監督 | ジョン・ウォーターズ |
キャスト | ディバイン
デビッド・ローチャリー |
作品時間 | 108分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
バブス・ジョンソンという偽名を使って、ひっそりと暮らしていたディヴァインは、とても変わった家族を持っている。
卵しか食べない母、不良息子のクラッカー、覗き趣味のある娘。
そんなある日、タブロイド紙がディヴァインは“世界で最も下品な人間”と評した。
すると、我こそは世界で最も下品な人間だと言う別の家族から狙われるようになる。
映画『ピンク・フラミンゴ』(1986)おすすめのエログロ描写

股間に触れるディヴァイン© New Line Cinema.
この作品はとても下品です。
エロいというよりも、常に最初から最後まで下品な下ネタが飛び交っているような、いわゆる変態さんが楽しむ作品。
私こそが下品だ! という見世物を披露するシーンは、夢にでも出てくるようなグロさ。
1回見たら忘れることのない印象の高さを持ち合わせています。
どのキャラも濃い人ばかりで、見ているぶんには飽きない作品でしょう。
エログロ映画の達人編おすすめ5選
エログロの達人におすすめしたい映画5選を紹介します。
1.『RAW 少女のめざめ』(2018):カニバリズムのタブーを飛び越える
製作国/製作年 | フランス・ベルギー/2016年 |
監督 | ジュリア・デュクルノー |
キャスト | ガランス・マリリエール
エラ・ルンプフ |
作品時間 | 98分 |
エロ描写 | ★★★★☆ |
グロ描写 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★☆ |
元々ベジタリアンだった娘は、獣医になる夢を叶えるため専門学校に入学した。
するとそこでは、恒例の儀式というものがあった。
それは頭から血をかぶった状態でうさぎの生の肝臓を食べるというもの。
そして彼女は、肝臓を口にし全身に蕁麻疹が出たのだが、美味しいと感じてしまったのだった……。
映画『RAW 少女のめざめ』(2018)おすすめのエログロ描写

禁断症状が出ているジャスティンと一緒に寝ているアドリアン© Wild Bunch
カニバリズムと言うタブーを軽々しく乗り越えた作品です。
もともとベジタリアンだった女の子が、動物の生の肝臓を食べたことによりカニバリズムになってしまう。
そこから人の肉を求めるようになってしまった。
人の肉を食べているシーンはとてもグロテスクです。
しかし、しっかりと性描写もあり、学校に通っている生徒たちが全て狂気じみていて、毎夜毎夜パーティーを開いては、いたるところで性行為をしています。
普通とはかけ離れた外道な映画なので、これぞ達人編といったところでしょうか。
2.『ブルー・マインド』(2018):人魚になてしまう苦しみ
製作国/製作年 | スイス/2017年 |
監督 | リサ・ブリュールマン |
キャスト | ルナ・ベドラー
ゾーイ・パスティル・ホルトアイゼン |
作品時間 | 101分 |
エロ描写 | ★★★★☆ |
グロ描写 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★★ |
両親の仕事の都合で新しい街へと引っ越してきたミア。
大人の都合で振り回されることや、大人になろうとしている自身の体に対しての不安が募り、彼女はストレスを抱えていた。
そんな中、新しい学校で周りから人気のある女の子と仲良くなる。
そしてミアは、溜まったストレスを発散するかのように悪い遊びへと手を出した。
それから少しの時が経ち、彼女は自分の体の変化に異変を感じ始める。
映画『ブルー・マインド』(2018)おすすめのエログロ描写

死のうとするミア© tellfilm GmbH
自分の体が成長し始めると共に、自分の足にアザができ、そのアザがどんどん広がって、最後には両足がくっつき人魚になってしまう。
痛みを伴う苦痛と、くっつきそうになる足を引き離そうとする瞬間、それはとてもグロく痛々しいものです。
そして彼女は15歳、青春の時期は性とは切っても切れない関係なのか、性描写のシーンはたくさん出てきます。
グロもありエロもあり、それでいて親友同士の友情も描かれている映画です。
3.『マーターズ』(2009):後味の悪いカルト宗教
製作国/製作年 | フランス・カナダ/2007年 |
監督 | パスカル・ロジェ |
キャスト | モルジャーナ・アラウィ
ミレーヌ・ジャンパノワ |
作品時間 | 100分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
70年代の初頭、フランスで1人の少女リュシーが長期にわたり拉致・監禁・拷問を受けていた。
自力で脱出した彼女は施設に預けられたが、その施設でアンナという少女に出会う。
リュシーはアンナと仲良くなった。
しかし、リュシーは“彼女”という人物に苦しめられ続ける。
そしてある日、リュシーはひとつの一般家庭も銃殺した。
映画『マーターズ』(2009)おすすめのエログロ描写

キスをする少女© 2008 Wild Bunch
気持ちがすっきりする映画ではありません。
最初から最後まで、女の子が暗い部屋で長いこと拷問を受け続ける描写を、ずっと映している映画です。
その拷問を受ける姿は、もちろん裸だったりするので、そういった場面に達人変態さんはエロさを感じるのでしょう。
1人の少女の拷問が終わったら、また次の少女の拷問が始まる。
しかし、その拷問には色々と意味があるようです。
カルト宗教のような映画が好きな方はご覧になられてはいかがでしょうか。
4.『ピラニア3D』(2011):太古のピラニアが巨乳美女を食い荒らす
ピラニア3D コンプリート・エディション <2枚組> [Blu-ray]
製作国/製作年 | アメリカ/2010年 |
監督 | アレクサンドル・アジャ |
キャスト | エリザベス・シュー
ジェリー・オコンネル |
作品時間 | 90分 |
エロ描写 | ★★★★★ |
グロ描写 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
観光シーズンでアメリカの浜辺は、水着美女たちが溢れかえっていた。
バカンスにうかれている大学生たちは、至る所でイチャイチャしている。
そんな海の女性保安官は、近くの湖で行方不明となった釣り人の老人を探すため、湖へと向かった。
すると、先日起きた地震のせいで地底にひびが入り、太古の地底湖で眠っていた食人ピラニアが海へと進出していた。
映画『ピラニア3D』(2011)おすすめのエログロ描写

バカンスを楽しむ様子© Wild Side
夏の浜辺で楽しんでいるグラマラスな美女たちが、どんどんピラニアの餌食になっていきます。
水着が取れて胸が見えるのは当たり前、少し深い所で裸になって泳いでいるのは当たり前。
水の加工があるからモザイクもいらないのか、というほどに丸見え状態のエロい場面がたくさんあります。
R18指定にもなっているので、高校生でも見ることができません。
それでいて、細かく食いちぎっているピラニアの食事シーンはとてもグロいです。
5.『グリーン・インフェルノ』(2015):目を背けたくなるカニバリズム
製作国/製作年 | アメリカ・チリ/2013年 |
監督 | イーライ・ロス |
キャスト | ロレンツァ・イッツォ
アリエル・レビ |
作品時間 | 101分 |
エロ描写 | ★★★☆☆ |
グロ描写 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★ |
過激な慈善活動を行う学生たちは、企業による森林伐採で危機的状況に瀕している“ヤハ族”を救おうと、彼らが住んでいる場所に向かった。
しかし、向かっている最中乗った飛行機が墜落してしまう。
何とか生き残った学生たちは、その場でヤハ族と出会うのだが、彼らは食人族だった。
映画『グリーン・インフェルノ』(2015)おすすめのエログロ描写

手足を拘束される© 2013 Jeff Vespa
こちらもカニバリズムを題材とした映画になります。
人が人を食べるシーンはとてもグロテスクです。
ただ、原住民族のはずが裸ではなく隠すところは隠しています。
そういったところで、エロさは半減されているでしょう。
けれど、人が人を求める群れた時に、服がはだけ裸の姿が見えてしまうので、ほんの少しだけエロい要素も含まれています。
しかし、基本的にはカニバリズムがメインになるので、グロい場面が多く存在する映画と言えるでしょう。
変態が観るエログロ映画を楽しもう!

©2017 tellfilm GmbH
一般の方が観たら、まず受け入れるまでに少し時間がかかりますが、1回観てしまい少しでもハマってしまうと、そこからは変態さんから抜け出せません。
一風変わったエログロ映画を観て、ちょっとだけ変態さんの気持ちを体感してみてはいかがでしょうか。
ただ、リアリティのあるスプラッタ描写やセックスシーンなどが多めなので、苦手な方は変態さんになるのは諦めることをおすすめします。
変態が観るエログロ映画のまとめ

©2013 Worldview Entertainment Capital LLC
20選ほどエログロ映画を紹介しましたが、気になる作品はありましたか。
シリアスな内容のものや、狂喜的な内容のものまでさまざまですが、もともとグロ系の映画が得意な方は、すんなりと受け入れられる可能性もあるでしょう。
ハマりすぎて変態さんから抜け出すことができない......とならないように気をつけてくださいね。